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「大東亜共栄圏」と幻のスマトラ鉄道
玉音放送の日に完成した第二の泰緬鉄道
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年9月
- 書店発売日
- 2018年9月10日
- 登録日
- 2018年5月10日
- 最終更新日
- 2018年12月14日
紹介
インドネシア・スマトラ島に、
アジア・太平洋戦争中、巨大鉄道がつくられていた!
玉音放送の日(1945年8月15日=敗戦の日)に完成した
この鉄道は、多くの捕虜やロームシャの犠牲者を出しており、
泰緬鉄道に並ぶ、歴史的負の遺産である。
シンガポール島からマレー、タイ、仏印、華南~華北、
南満洲、朝鮮を経て東京につながる「大東亜縦貫鉄道」構想を、
スマトラ島まで延ばしたこの鉄道で、
日本軍は何をしようとしたのか。
膨大な資料の渾身の発掘・調査と、
現地でのていねいな聞き取りにより、
歴史の闇に埋もれていた幻の鉄道の全貌が初めて明らかになる。
アジア・太平洋戦争の実像を浮き彫りにする、ノンフィクションの大著!
目次
第一部「大東亜共栄圏」と鉄道
第一章「皇国の大東亜新秩序建設の為の生存圏」
第二章 東南アジア占領地における日本軍政
第三章「大東亜共栄圏」を打通する鉄道
第二部 スマトラ横断鉄道
第四章 スマトラ横断鉄道建設計画
第五章 スマトラ横断鉄道建設と企業・鉄道連隊
第六章 ロームシャの惨状
第七章 現地で村の古老・二世・三世に聞く
第八章 犠牲になった捕虜
第九章 オランダ裁判・東京裁判から見たスマトラ横断鉄道建設
第十章 民間人抑留者と「慰安婦」
第十一章 「大東亜共栄圏」の崩壊と敗戦後のスマトラ横断鉄道
版元から一言
正誤表
『「大東亜共栄圏」と幻のスマトラ鉄道』に以下のような間違いがありましたので、
お詫びして訂正いたします。
53頁 図表2-1のキャプション部分、(出典)中の「軍政手帳」→「軍政手簿」
59頁 注4「東邦書店」 → 「東方書店」
120頁 うしろから3行目、「一九四五年当時第」の「第」をトル
209頁 1行目「意図はは」→「は」をトル
260頁 5行目「原因はなのでしょうか」→「原因は何なのでしょうか」
267頁 注「東邦書店」 → 「東方書店」
315頁 図表8-13のタイトル中、「Aalkerink」→「Aalderink」
367頁 注36「東邦書店」 → 「東方書店」
同上の図表8-13、表中3行目「1八九3」→「1893」
329頁 3行目「698名」→「六九八名」(漢数字)
340頁 図表9-4の一番右の欄「本書言及頁」は、上から順に以下のページとなります。
304、319、303、305、342および343、303、-、160、327、327、328、286、-
(下の「以下参考」の表)
347、314、70、-、309、85、-、172、171、171、-
345頁 図表9-6の下段「6万6000人」→「6600人」
上記内容は本書刊行時のものです。