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〈越境〉の時代
大衆娯楽映画のなかの「1968」
原書: border transgression
発行:彩流社
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ17mm
重さ 240g
261ページ
並製
定価
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年2月
- 書店発売日
- 2018年2月8日
- 登録日
- 2017年11月17日
- 最終更新日
- 2018年3月12日
紹介
「1968年」は世界の若者たちの意識が連動した
「革命」の時代だった!
パリ5月革命に端を発し、無数の問いが噴出した
「運動」から来年で50年。
本書が目指すのは、「映画」に内包された
〈この時代〉の課題を取り出し、それを問い直し、
激動の「時代(1968)」の文化として政治的に見つめ、
いまもなお持続する「問い」として
正面から思考する試みなのである。
目次
第1章 愛は国家を刺し貫くか 女が男社会を突き崩す
──浅丘ルリ子の『執炎』(監督・蔵原惟繕)
第2章 ポスト3・11 の今日に
作為されたヒロシマのイメージを超えて
──メロドラマの内在的批判
第3章 映画と「昭和史」を解体する爆笑喜劇
戦後史的課題と向き合う
──『グラマ島の誘惑』(監督・川島雄三)
第4章 「知」の権力性を暴く 自明とされる世界を疑う
──『偽大学生』(監督・増村保造)
第5章 映画が作った「労働者」神話を超えて
社会の余計者が日本の戦後を覆す
──『嵐を呼ぶ十八人』(監督・吉田喜重)
第6章 戦後世界とポスト植民地主義戦争
社会派任侠映画のアポリア
──『男の顔は履歴書』(監督・加藤泰)
上記内容は本書刊行時のものです。