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マッコイ病院
玉砕の島サイパンから生きて還る
発行:彩流社
四六判
縦195mm
横135mm
厚さ20mm
重さ 360g
264ページ
上製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫僅少
- 初版年月日
- 2017年8月
- 書店発売日
- 2017年8月18日
- 登録日
- 2017年7月20日
- 最終更新日
- 2020年2月19日
紹介
戦争記録文学の金字塔! 時代を超えて再び世に問う!
砲撃で負傷した左腕をかばいながら、
右手で自決用の手榴弾を探す。
「ない!しまった」と思う間もなく敵の手榴弾が炸裂し、
泥をかぶる。暗夜の戦い……。
気がつけば米軍の捕虜に!
「生きて虜囚の辱を受けず」という戦陣訓に縛られた
日本兵には、捕虜生活は『生きるべきか、死ぬべきか」
の葛藤の日々であった。
ハワイに送られ、やがてアメリカ本土へ。
未体験の世界に新しい可能性がほの見えても、
日本軍隊のしがらみは続く。
最終捕虜キャンプの「マッコイ病院」での
さまざまな出来事が、
「軍隊批判は天皇制批判である」という呪縛と
「日本人である前に人間である」という平凡な真実に
苦悩の末に気づいた大日向葵は、生きて還って来た。
目次
編者として………………………………よしだ きょう
マッコイ病院
序文……………………………………河盛好蔵
第一章 サイパン島の最後(昭和19年7月17日~31日)
第二章 苦悩のハワイ生活(昭和19年8月~10月)
第三章 アメリカ本土への旅(昭和19年10月~12月)
第四章 日本軍隊の延長(昭和19年2月~20年1月)
第五章 マッコイ病院(昭和20年1月~6月)
第六章 生きて還る(昭和20年6月~9月)
あとがき
付録 ゲーテル物語(サンデー毎日 大衆文芸賞受賞作品)
ゲーテル物語選評
戦後アラカルト……………………よしだ きょう
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。