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偽装恋愛
或る痴人の告白
原書: Giso Renai
発行:彩流社
四六判
縦195mm
横135mm
厚さ22mm
重さ 370g
291ページ
上製
定価
3,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年8月
- 書店発売日
- 2017年8月23日
- 登録日
- 2017年6月19日
- 最終更新日
- 2017年8月25日
紹介
稀代の編集者がその「女性遍歴」を
あますところなく描き尽くす。
これは、荷風、谷崎、乱歩、澁澤といった
文人たちへのオマージュなのか。
本書はまさに
編集者=偏執者による、
偏執者=編集者のための「小説」なのである。
《森魚名の小説は、おそらく異人たちとの
出遇いの問題に関係するのではあるまいか。
そしてまた人間の「〈うぶ〉さ、奥ゆかしさ、
そしてあるいは臆病さ」といったものも
描出されているに違いない。
してみれば、ここで異人とは、
つまるところ個としての実存の謂である。
そして氏にとって小説を書くとは、
異人の実存的行為のすぐれてひとつのかたちに
ほかならないのだろうと思われる》
(谷川渥/美学者・京都精華大学客員教授、
本書跋文より)
「両手にて×× のしたより女の身ぐッと
ひと息にすくいあげ、膝のうえなる×××にして、
したからぐいぐいと突きあげながら、
片手のゆびは例の×× 攻め、 尻をかかえる
片手のゆび女が×× にあて、×× へと廻る
ぬめりをもって動かすたびたび徐々とくじってやれば、
女は息ひきとるような声して泣きじゃくり、
いきますいきます、いきますからアレどうぞと
哀訴するは、 前後××× の攻道具、
そのひとつだけでも勘弁してくれという」
(荷風散人的変奏)
上記内容は本書刊行時のものです。