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アトミック・メロドラマ 宮本 陽一郎(著) - 彩流社
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アトミック・メロドラマ (アトミックメロドラマ) 冷戦アメリカのドラマトゥルギー (レイセンアメリカノドラマトゥルギー)
原書: ATOMIC MELODRAMA :DRAMATURGIES OF COLD WAR AMERICA

歴史・地理
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発行:彩流社
A5判
縦215mm 横155mm 厚さ27mm
重さ 580g
383ページ
上製
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-7791-2218-7   COPY
ISBN 13
9784779122187   COPY
ISBN 10h
4-7791-2218-X   COPY
ISBN 10
477912218X   COPY
出版者記号
7791   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年4月
書店発売日
登録日
2016年1月12日
最終更新日
2016年4月22日
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書評掲載情報

2016-07-08 週刊読書人
評者: 中垣恒太郎=大東文化大学教授・アメリカ文学/現代文化研究専攻
2016-06-05 読売新聞  朝刊
評者: 村田晃嗣(国際政治学者、同志社大学教授)
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紹介

冷戦は終わっていない!

◉冷戦のなかで築き上げられた「アメリカ」という蜃気楼を、
1945 年から64 年に至る、冷戦初期の文化を詳細に論じて
浮き彫りにする。
◉その時期に形成した文化の論理とドラマトゥルギーが、
いかに今日の「アメリカ」を規定し、
国内外の新たな冷戦を再生しているのか!

◉親米主義や反米主義といった情動を引き起こす
「アメリカ」は、アメリカ合衆国の社会や政治や文化で
あると同時に、
たとえば第二次世界大戦後の日本人の心のなかで
複雑に構築された「アメリカ」でもある。

【本書の目的】
冷戦初期のファミリー・メロドラマという映画ジャンルを
分析することで、冷戦リベラリズムを
ひとつのドラマトゥルギー(ドラマ) として折出する。
分析する映画は『オペレーション・キュー』にはじまり
『アパッチ砦』などのジョン・フォードもの、『夜歩く男』
『酔いどれ天使』『野良犬』などの黒澤映画、
『理由なき反抗』『蝿男の恐怖』『白昼の決闘』『捜索者』
『シェーン』『風と共に散る』など…。

目次

序章 アメリカ、アメリカ

第一部 アメリカの影
 第一章 アパッチ騎兵隊
――冷戦とジョン・フォードの騎兵隊三部作
 第二章 「アメリカ」を輸出する国アメリカ
――冷戦とアメリカ研究の成立
 第三章 大学と諜報
――知識の枠組みとしてのOSS/OWI
 第四章 戦争記録画の失われた歴史を求めて
 第五章 KUROSAWA NOIRの「アメリカ」
――ネットワーク文化論のために

第二部 閃光とともに
 第六章 ショック療法時代の文学と文化
 第七章 クレイジオロジー
――ロバート・リンドナーと冷戦初期の精神病理学

第三部 核/家族
 第八章 蝿男の館 ――冷戦家庭の設計図
 第九章 YFZ牧場の襲撃 ――冷戦とポリガミー
 第十章 ハッピーエンド
 私的な終章

著者プロフィール

宮本 陽一郎  (ミヤモト ヨウイチロウ)  (

YOICHIRO MIYAMOTO
みやもと・よういちろう
1955 年東京に生まれる。
現在、筑波大学人文社会系教授。
著書に
『モダンの黄昏――帝国主義の改体とポストモダニズムの生成』
(研究社)。
主な共著書に、
Hemingway, Cuba, and the Cuban Works
(ケント州立大学出版)、
『知の版図--- 英米文学と知識の枠組み』(悠書館)、
『アメリカの文明と自画像』(ミネルヴァ書房)。
主な訳書に、
ジョン・ガードナー『オクトーバー・ライト』(集英社)、
チャールズ・ジョンソン『中間航路』(早川書房)、
フィリップ・ロス『いつわり』( 集英社)。

上記内容は本書刊行時のものです。