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盗みは人のためならず
原書: 我叫劉躍進
発行:彩流社
四六判
縦195mm
横135mm
厚さ31mm
重さ 480g
421ページ
上製
定価
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年11月
- 書店発売日
- 2015年11月6日
- 登録日
- 2015年9月10日
- 最終更新日
- 2018年8月6日
書評掲載情報
2016-03-06 | 東京新聞/中日新聞 |
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紹介
2012年に映画化された『温故一九四二』の作者にして、
現代中国きってのユーモア作家が描く人間喜劇!
開発ラッシュの北京を舞台に、自分の女房を寝取られた
主人公が、寝取った罪を認め数年後に数万元を払うという
相手の約束手形も盗まれて…。
そこに、政府高官が浮気の現場を押さえられたデータの
入ったUSBも盗まれるという事件が思わぬところで
絡み合い、やがて……。
政府高官、不動産王、工事現場監督、コック、スリ、
スリの元締め、売春兼業の美容院経営者、出稼ぎ労働者、
警官、偽酒製造業者たちが巻き起こす、
盗み盗まれての人間喜劇。
社会のあらゆる階層の人間たちが犯罪を犯して、
二重三重に絡み合う意外な展開を、
下世話でユーモアある語り口で描いた弱肉強食の中国社会!
※ 原タイトル『我叫劉躍進』
「…劉さんのユーモアは寸鉄人を刺す鋭い表現力だ。
そして、深刻なことを決して深刻には語らずに、
冷静な洞察力で導いた自論を洒脱な語り口で展開する。
私はいつも劉さんの話の面白さにさんざん笑った後で、
そのユーモアの背後にある深い意味に気づかされ、
なるほどなと思い至る。
それこそが劉さん自身と彼の小説の最大の魅力であり、
病みつきになる所以である。(訳者あとがきより)
上記内容は本書刊行時のものです。