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ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
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赤紙と徴兵
105歳 最後の兵事係の証言から
発行:彩流社
四六判
縦195mm
横135mm
厚さ24mm
重さ 400g
320ページ
上製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2011年8月
- 書店発売日
- 2011年8月1日
- 登録日
- 2011年3月31日
- 最終更新日
- 2023年4月27日
書評掲載情報
2012-01-08 | 朝日新聞 |
2011-12-25 | 毎日新聞 |
2011-10-02 |
朝日新聞
評者: 保阪正康(評論家) |
2011-08-07 | 日本経済新聞 |
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紹介
兵事書類について沈黙を通しながら、独り戦没者名簿を綴った元兵事係、西邑仁平さんの戦後は、死者たちとともにあった―全国でも大変めずらしい貴重な資料を読み解き、現在への教訓を大宅賞作家が伝える。渾身の力作。
村人に毎日のように赤紙(召集令状)を届けつづけた兵事係、西邑仁平さん(105歳で亡くなった、滋賀県大郷村〈現・長浜市〉)は、敗戦時、軍から24時間以内の焼却命令が出ていたのに背き、命がけで大量の兵事書類を残した。「 焼却命令には合点がいきませんでした。村からは多くの戦没者が出ています。これを処分してしまったら、戦争に征かれた人の労苦や功績が無になってしまう、遺族の方にも申し訳ない、と思ったんです」 警察や進駐軍による家宅捜索への不安の毎日。妻にさえ打ち明けることができなかった。100歳を超え、ようやく公開に踏み切った。赤紙は軍が綿密な計画のもとで発行し、人々を戦地に赴かせていた。兵事係は、その赤紙を配るだけでなく、戦死公報の伝達や戦死者の葬儀なども担っていた。
版元から一言
(社)日本図書館協会 選定図書
上記内容は本書刊行時のものです。