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なみだのあともいぶし銀
発行:幻冬舎ルネッサンス
四六変型判
104ページ
定価
1,000円+税
- 書店発売日
- 2013年6月5日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
紹介
愛する者たちが病魔に蝕まれ、壮絶な闘病の果てに最期を迎える――。兄の死、妹の死、愛犬の死。現実の過酷さや、すべてを奪っていく死の理不尽さに猛り狂い、孤独と絶望に打ちひしがれながらも、著者は決して目をそらさずに「対象」を見つめ続ける。それが、自分に出来る唯一のこととでもいうように。悲しみの果てに、心の奥底で銀色に鈍く光る涙は、これからも生き、歩み続けるための希望の一滴となり得るのか――。著者の魂の叫びが胸に迫る詩集。
風すさぶ砂丘に/音をたてて崩れ落ちる/砂なだれのように…(略)…
乾き切った砂の中で/たったひとりの/救いのないその人と/思いを共にしようと/私は/語りかける
私の心の/悲しみの果てに/たとえか細くても/ひとむらの火を/灯したい/心の救いの為に(本文「砂丘 ―序にかえて」より抜粋)
上記内容は本書刊行時のものです。