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マンサニージョの恋
発行:幻冬舎ルネッサンス
四六判
218ページ
定価
1,300円+税
- 書店発売日
- 2013年3月21日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
紹介
第一話、「マンサニージョの恋―女たちの船上ララバイ」は、世界一周の旅の船上で、非日常に解き放たれた解放感から、瞬間的な恋を燃え上がらせる男女の話。主人公の男は、出会った女性と恋におちながらも、日本に残してきた長年連れ添った妻をいとおしく思い始め、夫婦の愛の深さをあらためて知る。胸の奥にたぎる気持ちと現実とのはざまで揺れ動く、男の心情の行く先は……。
第二話、「淡墨桜のやうな」は、還暦を過ぎてもなお仕事を続ける主人公の男が、早く仕事をやめて長年の夢でもある文筆家になるべきだと、周囲からささやかれ続ける中で苦悩する。ゆめうつつの中で、これまでの人生を回想する男の気持ちはどのように帰結するのか……。
第三話、「道化師」は、静かな恋を描いた作品。過去に突然いなくなってしまった恋人に会いに、いまさらながらと思いながらも、もう一度その恋人への気持ちを確かめようとする男性の話。現在の彼女から届いた手紙にしたためられていた彼女の思いとは…。そして、会いたいという気持ちを胸にしたまま、男が決心することとは……。
上記内容は本書刊行時のものです。