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悩めるアルコールランプくんと理科準備室の実験器具たち うえたに夫婦(絵・文) - 仮説社
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悩めるアルコールランプくんと理科準備室の実験器具たち (ナヤメルアルコールランプクントリカジュンビシツノジッケンキグタチ)

児童図書
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発行:仮説社
A4変形判
縦207mm 横214mm 厚さ8mm
重さ 300g
42ページ
上製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-7735-0315-9   COPY
ISBN 13
9784773503159   COPY
ISBN 10h
4-7735-0315-7   COPY
ISBN 10
4773503157   COPY
出版者記号
7735   COPY
Cコード
C8743  
8:児童 7:絵本 43:化学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年9月15日
書店発売日
登録日
2021年7月22日
最終更新日
2021年9月15日
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紹介

実験器具のキャラクターで人気を博す「ビーカーくんとそのなかまたち」 。
絵本シリーズ第二弾の主役は,近年,理科室から姿を消しつつある〈アルコールランプ〉くん!!

* * *

「ぼくたちだって,まだまだ使えるのにーーー」。
自分の代わりに実験で活躍するガスコンロくんの姿に,もんもんと日々を過ごすアルコールランプくん(とフタくん)。
理科準備室の〈開かずの棚〉って? 使われなくなった実験器具の運命とは……!?


【 Netgalleyさんでレビューをいただきました!】*一部抜粋
★理科実験室の実験器具たちにも新旧の入れ替わりの攻防があるなんて、切ない。
遠い遠い昔わたしもお世話になったアルコールランプくん(とフタくん)が、もう時代遅れだなんて!? 理科の実験の今昔をつぶさに見る思いです。
読みながら「これは何?」と思う実験器具たちもありましたが、巻末に名前と用途の解説があるので理解できました。音叉も黒板さえも、使われなくなりつつあるの?と、時代の変化を感じてしまいます。
★わたしは、アルコールランプ世代です!おっかなびっくりマッチを擦って、”ポッ”と点火していました。なかなかの緊張感と、慣れたときの成長感は、今でも不思議と覚えています!
作者のうえたに夫婦が「悩めるアルコールランプくん(and フタくん)」と表紙のタイトルにした感性が好きです。別々に生まれ、サイズの誤差をすり合わせるようにコンビを組んだはずのアルコールランプくんと、フタくん。そこの物語にちゃんと気づいてあげられてることが、何かとても素敵だなと感じます。
老兵は去る。道具でも、人でも役を担って生まれてくるものだと信じています。そして、その役割を十分に果たせなくなる時がやがてはきます。自分よりもっと上手にできるものが現れます。その時が潔いさり際だと心得ます。去り際というよりはリレーのバトンタッチのようなものかもしれませんね。理科で世の中をより良いもの、より面白いものにしていくための、リレー。
一つの目的のために、何種類もの器具さんたちが必死に走り、バトンを次に託す瞬間、理科準備室に起こったちょっとしたハプニング。
うまく乗り越えられそうですね、アルコールランプくんとフタくん!
走り終えて声援を送るものも、今走るものも、志は一つのチーム。ずっとこれからも、競技の参加者です。決して、無意味な存在じゃない。何か、理科準備室に自分のこれからを考えさせられました。ありがとうございます。
★「別れ」や「友情」の絵本としても、キャラクター絵本としても、あるいは実験道具を扱った「科学絵本」としても楽しめます。またかつて生徒や学生だった方には懐かしさを感じる絵本にもなっています。ほろりと涙、ほっこりとあたたかな気持ちにもなれる本でした。
★アルコールランプくんと、ふたくん、以前は理科室になくてはならないものだったヒーローは、いまや取り扱いも簡単、火の調整もできる最新の実験用ガスコンロに活躍の場を奪われつつある。そろそろお役御免になり、辿り着く先は、まさかの、開かずの間?そこは使われなくなった実験器具達の墓場のようなところだと噂されている。
シリーズの第二作目とのこと。擬人化された器具は親しみ易く、子供たちに喜ばれそう。コロナで実験が全く行われず、つまらない・・・と子供が嘆いていたことを思い出す。早く自由に学ぶことができる日が来ますように。
百葉箱、バネばかり、などおとなには懐かしいものの説明がある。そもそも、黒板がなくなってホワイトボードに変わってきていることがいまさらながら衝撃的。
デジタル世代が、アナログを思い出すために、アナログのよさは、なんのために、どんな仕組みでうごいているのかがわかりやすいところにある。
★アルコールランプは今やガスコンロにとって代わられた実験道具。古くなった道具はどうなってしまうのだろう……学校では常に最新技術を教える必要があるので、ガスコンロで実験するのは真っ当なのですが、アルコールランプが使われなくなったことに対する悲しさもありますね。ですが、この絵本のいいところは、この視点を粗末にせず、アルコールランプくんが前を向き、自分の役割を見つけたところにあるんじゃないかと思いました。
あと、絵がとってもかわいいです。この絵を見るために絵本を眺めるのもありだと思います。このかわいい絵と共に実験器具の簡単な説明が載っているのも良きです。
確かに時代と共にアルコールランプは実験器具として使われなくなったと思いますが、キャンパーなどは使っているみたいですし、揺れる火を見ると落ち着くのだとか。また違った需要がアルコールランプにはあるので、これからも現役でまだまだ頑張っていただきたいです。

版元から一言

大人気・ゆかいな実験器具たちが繰り広げるシリーズ第二弾ができました!
大人たちには馴染みの器具・「アルコールランプ」が,今は使われていないって知っていましたか?
今回はそんな「活躍の場を失いつつある実験器具」の葛藤と成長を描きました。ぜひ手にとっていただければ嬉しいです!

★第一弾『ビーカーくんと放課後の理科室』は韓国語,中国繁体字,中国簡体字に翻訳出版中です!

著者プロフィール

うえたに夫婦  (ウエタニフウフ)  (絵・文

奈良県出身・神奈川県在住。夫婦で活動しているユニット。
ビーカーくんグッズの制作・販売をはじめ,最近では理系の知識を活かしたイラストの仕事もこなすなど精力的に活動中。
実験器具をキャラクターにした「ビーカーくんとそのなかまたち」は,研究職として企業に勤めていた夫が,妻のハンドメイド作品の出品を手伝っているうちに,「自分も何か作りたい!」と思い立ったのがはじまり。
そのカワイさとユニークさから,理系女子を皮切りに幅広い世代から人気を博している。

上記内容は本書刊行時のものです。