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知ってびっくり 子どもの脳に有害な化学物質のお話 水野玲子(著/文) - 合同出版
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知ってびっくり 子どもの脳に有害な化学物質のお話 (シッテビックコドモノノウニユウガイナカガクブッシツノオハナシ)

社会科学
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発行:合同出版
A5判
128ページ
定価 1,300円+税
ISBN
978-4-7726-7706-6   COPY
ISBN 13
9784772677066   COPY
ISBN 10h
4-7726-7706-2   COPY
ISBN 10
4772677062   COPY
出版者記号
7726   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年7月5日
最終更新日
2023年12月20日
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紹介

「先進諸国で今、子どもに起きているもっとも大きな問題は?」と聞けば、発達障害という答えが返ってくるようになりました。
ひと昔前まではアトピーやアレルギーが問題でしたが、最近では落ち着きがなく集中できない子ども(注意欠如多動性障害=ADHD)、他人とのコミュニケーションがうまくとれない子ども(自閉症)などが激増し、日本でも親や教育現場はその対応に追われています。
また、この数十年間に、日本を含めた先進諸国で、乳がん、前立腺がんなどのホルモン依存性がん、不妊症や生殖異常など、さまざまな病気が増えてきました。
各々の病気については研究がすすみ、最新の知見にもとづいた治療がおこなわれていますが、原因はいったいどこにあるのでしょうか。

欧米では過去半世紀に及ぶ人工化学物質の激増がこれら数多くの疾患の根底にあり、それらが私たちの体のホルモン、免疫、神経などの基本的システムを刺激して、その正常な働きを混乱させているのではないかとみられています。
現代社会にはすでに10万種類以上の化学物質が出回っており、さらに毎年、1000種類もの新たな化学物質が登場しています。
あまりに数が多いので、安全性を確かめる試験が追いつかないのです。
そうした状況のなかで、身の回りにあるプラスチックや家具、カーペット、ファストフードの包み紙などから、知らないうちに危険な化学物質が染み出し、私たちの体に影響を与えています。
とくに、妊婦や子どもへの影響が大きいことが、この数十年間の世界中の科学者たちの研究によって明らかになってきました。
うっかり日常生活のなかで化学物質をたくさん浴びてしまうと、自分だけでなく、子どもや孫の世代の脳神経の発達にまで、その影響が及ぶことを示す科学的証拠も蓄積されてきたのです。
 
あなたが毎日使う化粧品や生活用品、ヘアカラーや香水、殺虫剤や防水スプレー、消臭剤や芳香剤、目に見えない化学物質のことを少しでも知っていれば、危ない化学物質を浴びる量を減らすことができます。
あなたと大切な子どもを守るために、本書がお役に立てれば幸いです。

著者プロフィール

水野玲子  (ミズノレイコ)  (著/文

サイエンスライター。NPO法人「ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」理事。
有害な化学物質から次世代の健康を守るための市民活動、調査や研究などを行っている。
著書に『新農薬ネオニコチノイドが日本を脅かす』(七つ森書館)、『知らずに食べていませんか? ネオニコチノイド』(高文研)、
『知ってびっくり 子どもの脳に有害な化学物質のお話』(食べもの通信社)、『香害は公害』(ジャパンマシニスト社)。
共著『乳がんに負けない!』(食べもの通信社)、『虫がいない 鳥がいない』(高文研)。

上記内容は本書刊行時のものです。