版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
折口信夫の晩年 岡野 弘彦(著) - 慶應義塾大学出版会
.
【利用不可】

折口信夫の晩年 (オリクチシノブノバンネン)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
304ページ
上製
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-7664-2476-8   COPY
ISBN 13
9784766424768   COPY
ISBN 10h
4-7664-2476-X   COPY
ISBN 10
476642476X   COPY
出版者記号
7664   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年10月1日
書店発売日
登録日
2017年9月11日
最終更新日
2017年10月27日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2020-11-07 毎日新聞  朝刊
評者: 持田叙子(日本近代文学研究者)
2019-09-22 読売新聞  朝刊
2017-11-26 毎日新聞  朝刊
2017-11-12 読売新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

昭和22年から28年9月の逝去まで、
折口信夫7年間の鮮烈な日常
[解説] 三浦雅士 「ゆたかにゆだねる」

▼『折口信夫の晩年』(昭和44年、中央公論社刊)の復刊企画。

 折口信夫の生誕130年を記念して復刊する本書は、昭和22年から28年9月の逝去まで、折口の晩年7年間を共に生活した著者による追憶の書である。折口信夫の生きる姿をまざまざと写し出すその鮮烈な印象は21世紀の現在もいささかも古びることがない。
 17年間を共に暮らし、出征後に養子となった春洋が硫黄島で戦没し、深い悲しみを湛えた折口の率直な「死生観」や師・柳田国男に対する礼のありよう、若い日に常用したコカインの影響で利かなくなった臭覚、代々医を業としてきた生家の影響で自ら調合する薬など、日常生活を生き生きと描いた記録としても類がなく、折口信夫に全人的な薫陶を受けた若き日の岡野弘彦の思いがほとばしっている本書は、「折口学」入門に欠かせないものである。

目次

本文(1-21)
あとがき 岡野 弘彦
解説 ゆたかにゆだねる 三浦雅士

著者プロフィール

岡野 弘彦  (オカノ ヒロヒコ)  (

1924年、三重県生れ。歌人。日本芸術院会員、文化功労者、国学院大学名誉教授。国学院大学国文科卒業。昭和22年から28年9月の逝去まで、折口信夫と生活を共にして世話をする。「折口信夫全集」「折口信夫全集ノート編」の編集に参加。
評論・随想・歌論として『折口信夫の記』『折口信夫伝』、『歌を恋ふる歌』『花幾年』『万葉秀歌探訪』など多数。近刊に『歌集 美しく愛しき日本』(角川書店、2012年)、『歌仙 一滴の宇宙』(三浦雅士、長谷川櫂と共著、思潮社、2015年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。