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食べる 赤江 雄一(編) - 慶應義塾大学出版会
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【利用不可】

食べる (タベル) 生命の教養学12 (セイメイノキョウヨウガク ジュウニ)

自然科学
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A5判
312ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7664-2432-4   COPY
ISBN 13
9784766424324   COPY
ISBN 10h
4-7664-2432-8   COPY
ISBN 10
4766424328   COPY
出版者記号
7664   COPY
Cコード
C0045  
0:一般 0:単行本 45:生物学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年7月1日
書店発売日
登録日
2017年7月3日
最終更新日
2020年7月9日
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紹介

食の革命を目前に、古今東西、「食べる」をたどる知の冒険。

▼慶應義塾大学の講座を書籍化。
▼「食」にまつわる様々な分野で活躍する著名講師陣が執筆。

「生命」の意味を限りなく広く捉えていく「生命の教養学」。
今回の「食べる」の各論は、ローカルとグローバリゼーションとの関係、日本における食の持続可能性とその危機、食文化の生成発展のさまざまな姿、また食と健康をめぐる東西の医学の過去と現在、そして食の未来(革命)を語っていく。

目次

はじめに   赤江雄一


「スローフード」運動とは何か   島村菜津
ワインにみるグローバリゼーション   山下範久


魚はいつまで食べられる?   勝川俊雄
日本の食料と農業   生源寺眞一


食から見るイタリア史   池上俊一
食べられるブタ、嫌われるブタ、愛でられるブタ
 沖縄のブタ食文化から考える   比嘉理麻
日本人の食べ方・味わい方から見る日本の文化   山本道子


東アジアの食餌 消化と健康   大道寺慶子
生体のエネルギー出納バランスと体重コントロール   勝川史憲


「食べる」を「体験する」   野口和行
発酵食品の神秘   小泉武夫

著者プロフィール

赤江 雄一  (アカエ ユウイチ)  (

慶應義塾大学文学部准教授。1971年生まれ。2004年リーズ大学大学院博士課程(Ph.D.)。専門は西洋中世史(宗教史・文化史)。共著に『知のミクロコスモス―中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』(中央公論新社、2014年)、 『はじめて学ぶイギリスの歴史と文化』(ミネルヴァ書房、2012年)などがある。

追記

(※所属・肩書は、講演当時のもの)
【編者】
赤江 雄一(あかえ ゆういち)
慶應義塾大学文学部准教授。1971年生まれ。2004年リーズ大学大学院博士課程(Ph.D.)。専門は西洋中世史(宗教史・文化史)。共著に『知のミクロコスモス―中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』(中央公論新社、2014年)、 『はじめて学ぶイギリスの歴史と文化』(ミネルヴァ書房、2012年)などがある。

【著者】
島村菜津(しまむら なつ)
ノンフィクション作家。1963年生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。著作に『スローフードな人生』(新潮文庫、2009年)、『スローシティ 世界の均質化と戦うイタリアの小さな町』(光文社新書、2013年)、『エクソシストとの対話』(講談社文庫、2012年)などがある。

山下範久(やました のりひさ)
立命館大学国際関係学部教授。1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程。専門は、歴史社会学、比較文明学。著作に『世界システム論で読む日本』(講談社選書メチェ、2003年)、『ワインで考えるグローバリゼーション』(NTT出版、2009年)などがある。

勝川俊雄(かつかわ としお)
東京海洋大学産学地域連携推進機構准教授。1972年生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程。専門は、水産学。著作に『日本の魚は大丈夫か?』(NHK出版新書、2011年)、『漁業としての日本の問題』(NTT出版、2012年)、『魚が食べられなくなる日』(小学館新書、2016年)、などがある。

生源寺眞一(しょうげんじ しんいち)
名古屋大学大学院生命農学研究科教授。1951年生まれ。東京大学農学部卒業。専門は、農業経済学。著作に『現代日本の農政改革』(東京大学出版会、2006年)、『日本農業の真実』(ちくま新書、2011年)『農業と人間』(岩波現代全書、2013年)などがある。

池上俊一(いけがみ しゅんいち)
東京大学大学院総合文化研究科教授。1956年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程西洋史学専門課程中退。専門は、西洋中世・ルネサンス史。著作に『パスタでたどるイタリア史』(岩波ジュニア新書、2011年)、『増補 魔女と聖女──中近世ヨーロッパの光と影』(ちくま学芸文庫、2015年)などがある。

比嘉理麻(ひが りま)
沖縄国際大学総合文化学部講師。1978年生まれ。筑波大学大学院単位取得満期退学(国際政治経済学博士)。専門は文化人類学、沖縄研究。著作に『沖縄の人とブタ-産業社会における人と動物の民族誌』京都大学学術出版会、2015年などがある。

山本道子(やまもと みちこ)
株式会社村上開新堂代表取締役。1945年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。夫の転勤に伴い5年間のニューヨーク在住から帰国後、明治7年創業の家業・村上開新堂に携わる。著作に『お菓子の香りにつつまれて』(文化出版局、1980年)、『かくし味は、しょうゆ』(文化出版局、1999年)などがある。

大道寺慶子(だいどうじ けいこ)
慶應義塾大学社会学研究科訪問研究員・文学部非常勤講師。1975年生まれ。ロンドン大学アジアアフリカ研究学院。専門は、医学史、東アジア史。主要論文に「『婦女雑誌』にみる母乳育児:身体と近代」山本英史編『近代中国の地域像』(山川出版社、2012年1月)などがある。

勝川史憲(かつかわ ふみのり)
慶應義塾大学スポーツ医学研究センター教授。1958年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。専門は、内分泌代謝内科。著作に、『肥満の医学』(日本評論社、2011年、共著)、『研修医・医学生のための症例で学ぶ栄養学』(建帛社、2017年、共著)などがある。

野口和行(のぐち かずゆき)
慶應義塾大学体育研究所准教授。1967年生まれ。東京学芸大学教育学研究科修士課程修了。専門は、体育学。著作に『自閉症と豊かな暮らし──キャンプロイヤルから学ぶ』(晃洋書房、2014年、共著)などがある。

小泉武夫(こいずみ たけお)
東京農業大学名誉教授。1943年生まれ。東京農業大学農学部醸造学科卒業。農学博士。専門は、発酵学、醸造学。著作に『発酵食品礼賛』(文春新書、1999年)、『醤油・味噌・酢はすごい』(中公新書、2016年)など単著139冊。

上記内容は本書刊行時のものです。