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福祉技術と都市生活
高齢者・障がい者・外国人・子どもと親への配慮
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年4月1日
- 書店発売日
- 2017年4月6日
- 登録日
- 2017年2月23日
- 最終更新日
- 2017年4月5日
紹介
▼誰もが快適に過ごせる都市環境をつくろう!
「高齢者」「障がい者」「外国人」「子どもとその親」という新しい4つの視座で,最適な福祉技術を考える。障がい者差別解消法でいう“合理的配慮”にも言及。
「福祉技術」とは,誰もが快適に過ごせる環境をつくり上げるための数々の技術の総称である。従前の福祉技術は高齢者と障がい者にスポットライトを当ててきたが,本書では東京オリンピック2020も視野に入れて,子どもとその親,外国人の目線も重視し,「高齢者」「障がい者」「外国人」「子どもとその親」という4つの視座で都市環境をとらえ直した。それこそが,真のユニバーサルデザイン化に必要なことであり,現代に生きるわれわれの都市を見るべき重要な視座だと考える。
目次
はじめに
第1章 福祉技術の必要性
第2章 都市生活上の身体的な特徴
2.1 高齢者の特徴
2.1.1 脳の変化
2.1.2 目の変化
2.1.3 口の変化
2.1.4 内分泌系の変化
2.1.5 骨の変化
2.1.6 関節の変化
2.1.7 筋肉の変化
2.1.8 耳の変化
2.1.9 皮膚の変化
2.1.10 呼吸器の変化
2.1.11 循環器(心臓・血管)の変化
2.1.12 消火器の変化
2.1.13 泌尿器の変化
2.1.14 心理面などの内面の変化
2.2 障がいの特性と障がい者の特徴
2.2.1 概論
2.2.2 視覚障がい
2.2.3 聴覚または平衡機能の障がい
2.2.4 肢体不自由
2.2.5 内部障がい
2.2.6 知的障がい
2.2.7 精神障がい
2.3 外国人の特徴と日本での課題
2.4 子どもの特徴
2.5 子どもを抱える親の特徴
第3章 さまざまな都市生活環境の問題・課題と望ましい解決策
――高齢者・障がい者・外国人・子どもと親,健常者を意識した望ましい
解
3.1 障がい者差別解消法と合理的配慮の必要性
3.1.1 対応要領とは
3.1.2 対応指針とは
3.2 移動環境と福祉技術
3.2.1 鉄道環境
3.2.2 バス環境
3.2.3 タクシー環境
3.2.4 航空環境
3.2.5 船舶環境
3.3 観光環境と福祉技術
3.4 レクリエーション環境と福祉技術
3.5 情報環境と福祉技術
3.6 公共施設と福祉技術
3.7 教育環境と福祉技術
3.8 日常的サービスと福祉技術
3.8.1 高齢者全般への支援のポイント
3.8.2 車いす利用者への支援のポイント
3.8.3 視覚障がい者への支援のポイント
3.8.4 聴覚障がい者への支援のポイント
3.9 住宅と福祉技術
第4章 望ましい技術の波及に向けて
4.1 福祉技術を支える制度の現状と問題
4.2 障がい者差別解消法と「合理性」をみんなで考えることの大切さ
4.3 研究・教育の世界で必要な姿勢
4.4 福祉技術と新しい価値の創造
おわりに
参考文献
資料「東京都市大学都市生活学部“福祉のまちづくり”」の実際
索引
上記内容は本書刊行時のものです。