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耳鳴りを治す 改訂版 神崎 仁(著) - 慶應義塾大学出版会
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【利用不可】

耳鳴りを治す 改訂版 (ミミナリヲナオス カイテイバン) ―コントロールしながらうまくつきあう (― コントロールシナガラウマクツキアウ)

医学
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四六判
204ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-7664-2101-9   COPY
ISBN 13
9784766421019   COPY
ISBN 10h
4-7664-2101-9   COPY
ISBN 10
4766421019   COPY
出版者記号
7664   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年10月1日
書店発売日
登録日
2013年10月3日
最終更新日
2013年10月21日
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紹介

▼耳鳴りをコントロールし苦痛をやわらげる。

▼耳鳴りで悩んでいる人に、医者は「治りませんよ」と言う。耳鳴りは完全になおるときもあるが、なかなか治りにくいものである。本書は、長年診察と治療にあたり患者さんの悩みを聞いてきた著者が、耳鳴りの仕組みを分かりやすく説明し、治療の目標をより明快に「耳鳴りをコントロールし、苦痛をやわらげること」において執筆したものである。耳鳴りに悩む方を救いたいという願いがこめられている。改訂に当たり、新たな検査法、治療法、症例等を加筆・増補。   

目次

改訂にあたって
はじめに

1章 耳鳴りとは何か
 耳鳴りの定義
耳鳴りの性状
 耳鳴りについてよく聞かれる質問ベスト17
   1 耳鳴りは放置するとどうなってしまうか
   2 耳鳴りはどこまで治せるか
   3 耳鳴りのある人はどれぐらいいるのか
   4 耳鳴りは加齢変化なのか
   5 耳鳴りは難聴のはじまりなのか
   6 耳鳴りと聴覚障害は関係があるのか
   7 難聴はないのに耳鳴りだけすることがあるのか
   8 耳鳴りは難聴のほか、どんな症状を伴うものなのか
   9 危険な耳鳴りはあるのか
  10 耳鳴りと血圧は関係があるのか
  11 耳鳴りはなぜおこるのか
  12 耳鳴り治療用の薬を飲んでも治らないのはどうしてなのか
  13 耳鳴りの治療に精神安定剤は有用か
  14 耳鳴りと仲良くする方法
  15 耳鳴りは体調などによって変化するのか
  16 耳鳴りは進行するのか
  17 ストレスが耳鳴りを引きおこすことがあるのか
 耳鳴りの苦痛度とは
  1 耳鳴りが人に与える苦痛とは
  2 耳鳴りの苦痛度の強い人の不安
  3 耳鳴りに悩まされた音楽家と作家

2章 耳鳴りの原因
 耳鳴りをおこす疾患
  1 耳自体の疾患によるもの
  2 他の病気の治療と関係した耳鳴り
 耳の構造とその機能
  1 耳の持つ二つの機能
  2 内耳の微細構造
 耳鳴りってなぜおこるの?
  1 末梢説 /2 中枢説

3章 耳鳴りの治療の前に
 耳鳴りのための検査
  1 病院を受診する際は病歴を持参すること
  2 耳鳴りの検査手順
  3 耳鳴り問診表とは
 耳鳴り治療の目標と治療法の選択
  1 治療の目標
  2 重症度と治療法の選択
 耳鳴りのセルフコントロールと日常生活での注意点
  1 セルフコントロールのポイント
  2 日常生活で注意すべきこと

4章 耳鳴りの治療法とその実際
 耳鳴り自体に対する治療
  1 急性に発症した感音難聴や突発性難聴に伴う耳鳴りの場合
  2 難聴発症後一カ月過ぎて、難聴と耳鳴りが残っている場合
 心理療法とカウンセリング
  1 筋弛緩法
  2 自律訓練法
  3 認知療法
  4 エゴグラムを用いたカウンセリング
 TRT療法とは
 カウンセリングの理論
 耳鳴りの治療後の経過について
 耳鳴り治療法の評価
  1 抗けいれん剤、精神安定剤 /2 抗うつ剤
  3 循環改善剤 /4 マスカー / 5 バイオフィードバック
  6 心理療法 / 7 TRT療法
 耳鳴りの他覚的評価
  1 耳鳴り患者の脳機能画像検査 /2 脳波検査
  3 血漿BDNF/4 音負荷による皮膚温の変化
 耳鳴りと共に生きる
 「耳鳴りを治す」の要点

あとがき
参考文献
索引

コラム
 大うつ病エピソード / 耳鳴りと「うつ」 / 耳鳴りと自殺
 昔の医師は耳鳴りをどのように測定したか

著者プロフィール

神崎 仁  (カンザキ ジン)  (

国際医療福祉大学附属熱海病院 元病院長、国際医療福祉大学教授、慶應義塾大学名誉教授、医学博士。1961年慶應義塾大学医学部卒業、1972年同大学医学部専任講師、1987年同大学医学部教授、1995から1999年慶應義塾大学病院長。国際聴覚医学会会長、日本聴覚医学会理事長、日本めまい・平衡医学会理事、日本耳科学会理事など多くの要職を務める。著書には『めまいを治す [改訂版]』(慶應義塾大学出版会、2003)、『めまいの医学』(南山堂、1995)、『耳鳴の克服とその指導』(金原出版、1993)、『聴覚情報処理とその異常』(メジカルビュー社、1996)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。