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介護とお金の悩みを実家で解決する本 杉谷範子(著/文) - 近代セールス社
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介護とお金の悩みを実家で解決する本 (カイゴトオカネノナヤミヲジッカデカイケツスルホン)

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A5判
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-7650-2164-7   COPY
ISBN 13
9784765021647   COPY
ISBN 10h
4-7650-2164-5   COPY
ISBN 10
4765021645   COPY
出版者記号
7650   COPY
Cコード
C2033  
2:実用 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年3月26日
書店発売日
登録日
2020年3月4日
最終更新日
2020年4月21日
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紹介

「誰も自分の終末の状態や時期を選ぶことはできない…」
両親が事前に何も準備せずに判断能力を失うと、一家の資産は凍結してしまいます。「親に何かあったら考えよう」では遅いのです。
本書は、来るべき両親の介護に備えて、"実家という資産"を介護費用として活用できる「実家信託」の仕組みをやさしく説明しています。このノウハウをぜひお客様に教えてあげてください。

両親が認知症などで判断能力が低下・喪失する前に、一家の資産である実家を活用して財産管理の仕組みを作ることが、家族が安心した老後を迎える第一歩となります。

目次

第1章●超高齢社会に起因するさまざまな問題
1.認知症で判断能力を喪失するとは
 (1)認知症の定義について
 (2)重要な本人の意思確認
 (3)平均寿命と健康寿命
 (4)認知症高齢者と要介護認定
 (5)高齢者の資産状況
2.増加する相続紛争と預貯金の払戻し
 (1)増え続ける遺産分割事件
 (2)不動産の分割方法
3.相続財産の凍結と空き家の増加
 (1)争わないのに遺産が凍結される
 (2)増加の一途をたどる空き家
 (3)空家対策特措法の内容
 (4)空き家特別控除の内容
4.実家の凍結と超高齢社会のリスク
 (1)実家の売却・賃貸に障害となる原因
 (2)超高齢社会のリスクのまとめ
 (3)相続法の改正とその影響

第2章●介護・相続の発生と実家の売却・賃貸
1.実家の売却と所有者の判断能力
 (1)実家売却のプロセス
 (2)売却の手続きと所有者の意思確認
 (3)実家の売却と住宅ローン
2.実家の賃貸と判断能力
 (1)実家賃貸のプロセス
 (2)借家契約の種類と内容
 (3)実家の賃貸手続きと判断能力
3.相続発生後の実家の売買・賃貸
 (1)遺言がない相続への対応
 (2)遺言書がある相続への対応
 (3)不動産を共有することのリスク

第3章●判断能力の喪失と実家の活用方法
1.親が元気なときに贈与する
 (1)贈与契約の締結と売却・賃貸
 (2)贈与税の計算方法
 (3)相続時精算課税制度の利用
 (4)贈与税その他の税金の負担
 (5)不動産の譲渡所得にかかる税金
 (6)贈与された人(受贈者)の判断能力
 (7)生前贈与のメリット・デメリット
 (8)実家の生前贈与に向いている家族、向いていない家族
2.親が元気なときに売却する
 (1)親子間で売買してから売却まで
 (2)譲渡益課税についての留意点
 (3)売買のメリット・デメリット
 (4)実家の売買に向いている家族、向いていない家族
3.法定後見制度を利用する
 (1)成年後見制度とは
 (2)法定後見制度とは
 (3)法定後見のメリット・デメリット
 (4)法定後見人が就くまでの流れ、時間、費用
 (5)法定後見人による実家の売却
 (6)法定後見人による売却代金の管理
 (7)法定後見人への報酬
 (8)法定後見に向いている家族、向いていない家族
4.親が元気なときに任意後見契約を結んでおく
 (1)任意後見制度とは
 (2)任意後見制度における任意後見人の役割
 (3)任意後見制度における報酬、負担、制限
 (4)任意後見制度のメリット・デメリット
 (5)代理権目録に入れられる行為
 (6)任意後見監督人が就くまでの流れ、時間、費用
 (7)任意後見人による実家の売却
 (8)任意後見人による売却代金の管理
 (9)任意後見監督人への報酬
 (10)任意後見に向いている家族、向いていない家族
5.親が元気なときに実家信託契約を結ぶ
 (1)実家信託の効果
 (2)受託者による売却金や賃料の管理
 (3)実家信託に向いている家族、向いていない家族
6.パターン別・売買時の費用と効果

第4章●実家信託の仕組み
1.家族信託とは、実家信託とは
 (1)信託で財産の名義を変える
 (2)民事信託、家族信託、実家信託
2.信託の法的な仕組み
 (1)所有と名義の分離
 (2)信託の名義変更
3.後見、遺言、信託の制度の比較
 (1)「健常期」
 (2)「能力減退期」
 (3)「能力喪失期」
 (4)「相続」
 (5)「二次相続以降」
4.信託の登場人物と役割
 (1)委託者とは
 (2)受託者とは
 (3)受益者とは
5.信託の目的
6.信託の変更
7.信託の終了
8.信託と不動産にかかる税金
 (1)不動産の名義変更にかかる税金
 (2)信託の途中でかかる税金
 (3)信託の終了時にかかる税金

第5章●実家信託パックの契約と手続き
1.実家信託パックとは
2.実家信託パック利用の流れ
 (1)チェックシートにより要件を確認
 (2)資料を取り受けて見積りを提出
 (3)お客様との面談を実施
 (4)松、竹、梅コースから選択
 (5)家族会議を開催
 (6)実家信託パック委任契約の締結
 (7)着金確認、信託契約書案の作成、公証人・金融機関との打合せ
 (8)委託者・受託者と内容を確認、説明
 (9)公証役場で手続きを実施
 (10)不動産について信託の登記を申請
 (11)損害保険会社に名義変更を通知
 (12)登記事項証明書等各種の書類を返却
 (13)信託終了までフォローを実施

第6章●ケース別・実家信託のアプローチ&トーク
 ケース1●子どもに迷惑をかけたくない親へのアプローチ
 ケース2●まだ実家を売るつもりのない親へのアプローチ
 ケース3●兄弟仲を気にしている親へのアプローチ
 ケース4●介護費用は立て替えるという子へのアプローチ
 ケース5●父親の相続で実家を母親名義にした家族へのアプローチ
 ケース6●親と同居している子へのアプローチ
 ケース7●外国人の配偶者がいる家族へのアプローチ
 ケース8●相続人が海外にいる家族へのアプローチ
 ケース9●お一人様や相続人のいない夫婦へのアプローチ
 ケース10●再婚した配偶者がいる家族へのアプローチ

著者プロフィール

杉谷範子  (スギタニノリコ)  (著/文

実家信託協会理事長
司法書士法人ソレイユ 代表司法書士
京都女子大学卒業後、東京銀行(現・三菱UFJ銀行)を経て、2003年司法書士登録。
信託法大改正直後から研究を重ね、相続・事業承継コンサルティングで、多くのクライアントの信頼と実績を得ている。信託法学会会員。NHK「クローズアップ現代+(プラス)」、「あさイチ」にコメンテーターとして出演。

上記内容は本書刊行時のものです。