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〈ふれる〉で拓くケア タッピングタッチ 中川 一郎(編著) - 北大路書房
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〈ふれる〉で拓くケア タッピングタッチ (フレルデヒラクケア タッピングタッチ)

哲学・宗教
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発行:北大路書房
A5判
272ページ
並製
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-7628-3206-2   COPY
ISBN 13
9784762832062   COPY
ISBN 10h
4-7628-3206-5   COPY
ISBN 10
4762832065   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年10月20日
書店発売日
登録日
2022年7月29日
最終更新日
2022年10月13日
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書評掲載情報

2023-05-15 緩和ケア  Vol.33 No.3
2023-01-01 地域保健    第54巻第1号
評者: 白井美樹 氏
2022-11-05 コミュニティケア  12月号
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紹介

ゆっくりやさしく〈ふれる〉ことが生み出す癒し,気づき,関係性への働きかけ。誰でも簡単にできるホリスティック(統合的)なケアの魅力を,心理,教育,医療,看護,福祉など対人支援の現場で活躍する専門家たちが豊富な事例で語る。エビデンスに基づく安全で有効な利用が個人,家族,コミュニティの健康に役立つと提案。

心と体の「接点」にタッピングタッチ。
そこから拡がる,気づき,癒やし,関係性につながる次世代の心身セラピー。
黒木賢一氏 推薦!(芦屋心療オフィス代表/元大阪経済大学教授)

タッピングタッチはスキンシップが苦手な日本人にとって救いとなる技(スキル)です。エビデンスに基づくシンプルで効果的なタッチの技です。
山口 創氏 推薦!(桜美林大学 教授)

目次

 はじめに

序章 やさしいケアで人は癒される

 エクササイズ ゆっくり,やさしく,ていねいに息をする

第1章 癒し・気づき・成長のジャーニー

 1.タッピングタッチ開発の背景とプロセス
 (1)開発者について
 (2)開発の背景
 (3)考案と開発のプロセス
 2.タッピングタッチとグルーミング
 (1)タッピングタッチの効用
 (2)生活の中にお互いのケアをとり戻す
 3.臨床における癒しと気づき
 (1)病院・臨床におけるタッピングタッチ
 (2)ベトナムでの癒し・気づき・成長
 4.タッピングタッチとケアの本質

 コラム インドとネパールへの種まきの旅

第2章 タッピングタッチというホリスティックケアの基礎概念

 1.基礎概念
 (1)ホリスティックケアとしてのタッピングタッチとは
 (2)タッピングタッチの構成(治癒的)要素
 (3)3つの方法:基本形,TTセルフケア,ケアタッピング
 (4)3つの働きかけ:癒し,気づき,関係性
 (5)ホリスティックケアの全体像
 2.4つの治癒的要素
 (1)ゆっくり,やさしく,ていねいに
 (2)タッチ・ふれあい
 (3)左右交互・ゆらぎ
 (4)ケア・ケアリング
 3.癒し・気づき・関係性への働きかけ
 (1)心・体・スピリチュアリティの癒し(治癒的効果)
 (2)気づき・マインドフルネス
 (3)関係性とコミュニケーションへの働きかけ
 
 エクササイズ TTセルフケア:ネコの足ふみ・簡易版

第3章 タッピングタッチの理解を深め,よりよく活用するために

 1.タッピングタッチの特性
 (1)セルフケアと相互ケア
 (2)3つの側面:「方法・技法」「ケアリング」「生活・生きかた(日常性)」
 (3)作業モードと存在モードが含まれた「ケアモード」
 (4)「治療」ではなく「ケア」である
 (5)シンプルで安心
 (6)必要なのは手とハートだけ
 (7)生涯をとおしてのケアが可能
 (8)日常生活に加えて,専門領域でも利用が可能
 (9)コンフリクト・フリー(融和的・調和的)
 2.心のケアとしてのタッピングタッチ
 (1)自然とそろう心のケアの条件
 (2)「身体性のある心のケア」としてのタッピングタッチ
 (3)「言葉に依らない心のケア」としての特性と利点
 (4)深層心理への治癒的な働きかけ
 (5)「誰でも日常的にできる心のケア」としてのポテンシャル
 (6)ケアする側(ケアラー)にとっての心のケア
 3.タッピングタッチによるセルフケアについて
 4.注意点や利用にあたっての配慮
 (1)日常的な利用における注意点
 (2)専門的な利用における注意点
 (3)タッピングタッチをしないほうがよい状態
 (4)ネガティブな反応への対応の仕方
 (5)感染予防に関する配慮と工夫
 (6)より安全に,より多くの人たちに役立てるためのガイダンス
 5.一般的・専門的利用について

 エクササイズ TTセルフケア:腕だけ散歩

第4章 タッピングタッチの基本動作と方法

 1.全ての動作に共通するポイント
 (1)速さ・リズム
 (2)強さ
 (3)位置
 (4)時間・長さ
 2.タッチの仕方
 (1)タッピング
 (2)ゾウの鼻
 (3)ネコの足ふみ
 (4)コアラの木登り
 (5)ソフトタッチ
 3.3つの形:基本形,TT セルフケア,ケアタッピング
 (1)基本形:お互いをケアする
    インストラクション 基本形:お互いをケアする
 (2)TT セルフケア:自分自身をケアする
    インストラクション TT セルフケア:セルフタッピング
    インストラクション TT セルフケア:ネコの足ふみバージョン
    インストラクション TT セルフケア:腕だけ散歩5 ステップ
 (3)ケアタッピング:相手をケアする
    インストラクション ケアタッピング: 相手をケアする

第5章 臨床・専門領域におけるケアとしてのタッピングタッチ

 ▶ 学校における実践1:スクールカウンセラーによるタッピングタッチ
 (1)はじめに
 (2)学校現場の現状とタッピングタッチ
 (3)教育現場における様々な用途
 (4)学校におけるホリスティックケアとしてのタッピングタッチ
 (5)学校臨床における活用の際の配慮について
 (6)おわりに
 
 ▶ 学校における実践2:スクールソーシャルワーカーによるタッピングタッチ
 (1)タッピングタッチはとても有効な支援ツール
 (2)学校現場における「ケア」のニーズの上昇
 (3)タッピングタッチでケアした中学2 年生の事例
 (4)チームが「ケアを大切にした場」を作る
 (5)まとめ

 ▶ 児童養護施設における実践:ケアワーカー,心理士によるタッピングタッチ
 (1)つばさ園とタッピングタッチ
 (2)つばさ園の子どもたちとその支援について
 (3)児童養護施設における実践事例と考察
 (4)まだまだ試行錯誤中:スタッフの体験や感想
 (5)おわりに

 ▶ 重症心身障害児者施設における実践:施設職員によるタッピングタッチ
 (1)はじめに
 (2)重症心身障害児者とタッピングタッチ
 (3)リサーチ結果
 (4)エンパワメント
 (5)まとめ

 ▶ 子育て支援・家族のケアにおける実践:助産師,ボランティアによるタッピングタッチ
 (1)はじめに
 (2)子育て支援とタッピングタッチ
 (3)家族支援とタッピングタッチ
  タッピングタッチをしてみましょう

 ▶ 高齢者介護・福祉施設における実践:家族介護者,施設職員によるタッピングタッチ
 (1)はじめに
 (2)認知症の方へのタッピングタッチの実践
 (3)高齢者福祉施設でのタッピングタッチの実践:ターミナル期のケアとして

 ▶ 心理臨床,トラウマ・ケアにおける実践:心理士によるタッピングタッチ
 (1)はじめに
 (2)事例の概要
 (3)事例経過
 (4)その後の面接経過
 (5)心理臨床における効果,活用,注意点について

 ▶ 医療・病院における実践:がん医療従事者によるタッピングタッチ
 (1)タッピングタッチとの出会い
 (2)がん患者さん・ご家族向け「タッピングタッチ教室」
 (3)なぜタッピングタッチなのか
 (4)「タッピングタッチ教室」の進め方と留意点
 (5)おわりに

 ▶ 医療・看護における実践:看護職によるタッピングタッチ
 (1)はじめに
 (2)タッピングタッチとの出会い
 (3)タッピングタッチ活動を促進した日本て・あーて推進協会の活動
 (4)タッピングタッチ活動の実際
 (5)今後の活動と課題
 (6)まとめ

 エクササイズ 机を使った相互ケア

第6章 タッピングタッチの主要理論とリサーチ・エビデンス
 1.主要理論
 (1)全体性
 (2)全体性への傾向
 (3)過程(プロセス)・流動性
 (4)エンパワメント
 (5)生物・心理・スピリチュアリティ・社会モデル
 (6)持続可能なケア・パラダイム
 (7)タッピングタッチに関する学問領域と理論のリスト
 2.リサーチ・エビデンス
 (1)タッピングタッチの効果
 (2)心理的効果と身体的効果
 (3)対人関係上の効果

 エクササイズ よい眠りのためのTTセルフケア

第7章 社会・現在・未来のためのタッピングタッチ
 1.タッピングタッチの社会性と社会貢献について
 (1)一般社団法人タッピングタッチ協会と非営利活動
 (2)草の根運動
 (3)地域支援・被災者支援・海外支援・平和活動
 2.社会のニーズとタッピングタッチ
 3.厳しい時代を乗り越えるための6つのポイント
 (1)楽しみ・喜び
 (2)ゆっくり,気づきのある生活
 (3)ケアのある生活・日常にケアをとり戻す
 (4)お互いさまのケア
 (5)ホリスティック(全体的)な視野
 (6)ひとつひとつのケアから,全体の変化へ

 文献
 あとがき
 索引

上記内容は本書刊行時のものです。