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スタンダード法社会学 佐藤 岩夫(編著) - 北大路書房
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スタンダード法社会学 (スタンダードホウシャカイガク)

社会科学
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発行:北大路書房
A5判
320ページ
並製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7628-3184-3   COPY
ISBN 13
9784762831843   COPY
ISBN 10h
4-7628-3184-0   COPY
ISBN 10
4762831840   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3032  
3:専門 0:単行本 32:法律
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年3月20日
書店発売日
登録日
2021年12月28日
最終更新日
2022年4月4日
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紹介

法社会学はその学際性ゆえに,理論や方法の彫琢も不断に進行している。本書は、法を広く社会との関わりで考える「法社会学」の基礎・諸領域・全体像を30講立てで系統的かつコンパクトに示し,今後の発展的な学習の手がかりを与えることをねらいとしている。第一線の執筆陣による文字通り「スタンダード」な待望のテキスト。

目次

第Ⅰ部__ 総論

 01講_ 法社会学の生成と発展 【阿部昌樹】
  ▶§1_ 法社会学という学問の誕生
   ▶▶1_「法」のなかの「社会」への関心
   ▶▶2_「社会」のなかの「法」への関心
  ▶§2_ 法社会学的研究の展開
   ▶▶1_「法」のなかの「社会」の研究
   ▶▶2_「社会」のなかの「法」の研究
  ▶§3_ 法社会学にとっての「法」と「社会」

 02講_ 法社会学における「法」の概念 【佐藤岩夫】
  ▶§1_ 法の概念と法の理論
  ▶§2_ 法社会学における法の概念
   ▶▶1_「生ける法」への注目──E・エールリッヒ
   ▶▶2_規範の妥当を保障する特別の幹部(強制装置)への注目──M・ウェーバー
   ▶▶3_メタ・ルール(二次ルール)の出現への注目──H. L. A.ハート
  ▶§3_ さまざまなタイプの法
   ▶▶1_抑圧的法・自律的法・応答的法(ノネ/セルズニック)
   ▶▶2_形式的法・実質的法(ウェーバー),法の「プロセス化」
   ▶▶3_ハードローとソフトロー
  ▶§4_ 社会の「法化」をめぐる理論(法化論)

 03講_ 法社会学における「方法」 【森 大輔】
  ▶§1_ 法社会学における方法論と手法
  ▶§2_ 手法の大きな分類
   ▶▶1_量的研究と質的研究
   ▶▶2_統計的研究と事例研究
  ▶§3_ 量的研究の手法
   ▶▶1_外的妥当性と内的妥当性
   ▶▶2_サーベイ調査
   ▶▶3_実験
   ▶▶4_二次的データの利用
  ▶§4_ 質的研究の手法
   ▶▶1_フィールドワーク/エスノグラフィー/インタビュー
   ▶▶2_ドキュメント分析/学説研究
   ▶▶3_言説分析/会話分析
  ▶§5_ まとめと発展


第Ⅱ部__ 紛争と紛争処理

 04講_ 法文化・法意識 【久保秀雄】
  ▶§1_ 研究例の紹介
   ▶▶1_近年の興味深い研究
   ▶▶2_比較
   ▶▶3_訴訟率低下の謎
   ▶▶4_主観的な意識を理解する
  ▶§2_ 理解を深める
   ▶▶1_研究の特徴
   ▶▶2_言葉の使い方
   ▶▶3_具体的な使用例
  ▶§3_ 日本での研究成果
   ▶▶1_古典的な研究
   ▶▶2_現在の到達水準
   ▶▶3_さらなる研究の発展に向けて

 05講_ 紛 争 【仁木恒夫】
  ▶§1_ 「紛争」への法社会学の接近の仕方
  ▶§2_ 「紛争」はどのように議論されてきたか
   ▶▶1_紛争の展開モデル
   ▶▶2_紛争と交渉
   ▶▶3_紛争処理
   ▶▶4_紛争と秩序の統合理論
  ▶§3_ 「紛争」をめぐる日本の特徴
  ▶§4_ 「紛争」研究のその他の広がり

 06講_ 法律相談 【山田恵子】
  ▶§1_ 法社会学における「法律相談」の主題化
   ▶▶1_「法律相談」と法社会学
   ▶▶2_「法律相談」という主題の発見と視角
  ▶§2_ 「法律相談」をめぐる法社会学的研究の動向
   ▶▶1_法専門職の「技法」に焦点を合わせたアプローチ
   ▶▶2_法専門職と相談者間の「会話/認知」に焦点を合わせたアプローチ
   ▶▶3_トラブル当事者の「行動」に焦点を合わせたアプローチ
  ▶§3_ 「法律相談」をめぐる日本社会の特徴
   ▶▶1_相談機関
   ▶▶2_相談行動の規定要因
  ▶§4_ 「法律相談」研究の展望
   ▶▶1_近年の潮流
   ▶▶2_今後の課題

 07講_ 裁判外紛争解決 【入江秀晃】
  ▶§1_ 「裁判外紛争解決」をどのようにとらえるか
  ▶§2_ 「裁判外紛争解決」はどのように議論されてきたか
   ▶▶1_海外における議論
   ▶▶2_日本における議論
  ▶§3_ 「裁判外紛争解決」をめぐる日本(法・社会)の特徴
   ▶▶1_裁判所が行う調停の存在感の大きさ/民間の小ささ/仲裁の小ささ
   ▶▶2_調停手続品質管理に関する規律の弱さ
   ▶▶3_弁護士の職域問題(非弁問題)に関する見通しの悪さ
  ▶§4_ 「裁判外紛争解決」研究のこれから
   ▶▶1_司法サービスの民営化か,紛争解決プロセスの多元化か
   ▶▶2_伝統的パターナリズムを脱した新しいリーガル・プロフェッションの展開


第Ⅲ部__ 司法制度の動態

 08講_ 司法アクセス 【吉岡すずか】
  ▶§1_ 司法アクセスという視点
  ▶§2_ 司法アクセス拡充のための政策
   ▶▶1_司法制度改革と司法アクセス
   ▶▶2_アクセス障害としての情報
   ▶▶3_コストとしての時間・費用
   ▶▶4_弁護士の過疎・偏在
  ▶§3_ 司法アクセスの法社会学的研究
   ▶▶1_供給者側の研究
   ▶▶2_利用者側の研究
  ▶§4_ 司法アクセス論の課題と展望
   ▶▶1_都市部の司法アクセス
   ▶▶2_裁判所利用と司法アクセス
   ▶▶3_支援ネットワークと司法アクセス

 09講_ 裁判による紛争処理 【前田智彦】
  ▶§1_ 裁判による紛争処理をどのようにとらえるか
   ▶▶1_裁判による紛争処理
   ▶▶2_裁判による紛争処理の段階別の問題設定
  ▶§2_ 裁判による紛争処理はどのように議論されてきたか
   ▶▶1_「日本人の法意識」と制度的障壁──裁判利用の多寡とその原因
   ▶▶2_裁判官の判決行動
   ▶▶3_裁判における手続的公正
   ▶▶4_当事者の疎外と本人訴訟
  ▶§3_ 裁判による紛争処理をめぐる日本の特徴
   ▶▶1_低水準の訴訟利用
   ▶▶2_日本で訴訟利用が少ない理由
   ▶▶3_法人利用者による大規模利用
   ▶▶4_裁判による紛争処理の実態:1──和解による終結
   ▶▶5_裁判による紛争処理の実態:2──訴訟の長さ
   ▶▶6_当事者の訴訟に対する期待と評価構造
  ▶§4_ 裁判による紛争処理研究のさらなる課題
   ▶▶1_長期的に取り組むべき問題
   ▶▶2_実証研究の追試と二次分析

 10講_ 現代型訴訟 【大塚 浩】
  ▶§1_ 「現代型訴訟」をどのようにとらえるか
  ▶§2_ 「現代型訴訟」はどのように議論されてきたか
   ▶▶1_1970~1980年代の議論
   ▶▶2_現代型訴訟と法社会学
  ▶§3_ 「現代型訴訟」をめぐる日本の法と社会
   ▶▶1_社会運動としての現代型訴訟
   ▶▶2_現代型訴訟の影響
   ▶▶3_現代型訴訟と社会の変容

 11講_ 違憲審査制 【見平 典】
  ▶§1_ 問題の所在
   ▶▶1_違憲審査制をめぐる日米の状況
   ▶▶2_違憲審査制をめぐる問題
  ▶§2_ 法社会学・司法政治学における議論
   ▶▶1_アメリカの議論
   ▶▶2_日本の議論
  ▶§3_ 日本における違憲審査制の特徴
   ▶▶1_日本司法の消極性の背景
   ▶▶2_日本司法の変化とその背景
  ▶§4_ 違憲審査制研究の今後


第Ⅳ部__ 逸脱と統制

 12講_ 犯罪と捜査・起訴 【松原英世】
  ▶§1_ 犯罪とは何か
  ▶§2_ 犯罪はどのように議論されてきたか
  ▶§3_ 捜査・起訴とダイバージョン
   ▶▶1_認知・捜査・起訴
   ▶▶2_ダイバージョンと犯罪の構築
  ▶§4_ 刑法行動の理論
   ▶▶1_犯罪行動の理論と刑法行動の理論
   ▶▶2_犯罪化の社会過程

 13講_ 刑事裁判・裁判員制度・刑事弁護 【佐伯昌彦】
  ▶§1_ 刑事裁判では,何がどのように行われているか
  ▶§2_ 刑事裁判をめぐる実証研究の文脈
  ▶§3_ 実証研究に基づく検討
   ▶▶1_裁判員制度導入以前の研究
   ▶▶2_裁判員制度導入の影響
   ▶▶3_刑事弁護
  ▶§4_ 刑事裁判研究のこれから


第Ⅴ部__ 法の生成

 14講_ 立法過程の現実 【武蔵勝宏】
  ▶§1_ 立法過程の場
  ▶§2_ 立法過程はどのように議論されてきたか
  ▶§3_ 立法過程をめぐる日本の特徴
   ▶▶1_政府与党内の立法過程
   ▶▶2_国会内の立法過程
  ▶§4_ 国会の行政監視機能の強化

 15講_ 裁判による法形成 【渡辺千原】
  ▶§1_ 裁判官は法形成をして良いのか,法形成をしているのか
  ▶§2_ 法形成はいかに行われうるのか
   ▶▶1_法解釈と法形成
   ▶▶2_法解釈論争の展開
   ▶▶3_法形成の制度的基盤
  ▶§3_ 裁判はどのように法形成をしてきたのか
   ▶▶1_内縁の法的保護
   ▶▶2_利息制限法判決
   ▶▶3_代理出産判決
  ▶§4_ 違憲審査と法形成
  ▶§5_ ポスト司法制度改革期の裁判による法創造


第Ⅵ部__ 法の実現

 16講_ 行政法の実施・執行 【平田彩子】
  ▶§1_ 行政による法の実施と行政裁量──基本視座
   ▶▶1_規制法の実施・執行過程の特徴
   ▶▶2_行政裁量の不可避性
  ▶§2_ 執行研究の分析枠組み──4つの分析アプローチ
   ▶▶1_行政側に注目する分析アプローチ
   ▶▶2_行政機関と被規制者の相互作用性に注目するアプローチ
   ▶▶3_被規制者側に注目する分析アプローチ
   ▶▶4_法の執行過程を取り巻く地域住民・市民に注目するアプローチ
  ▶§3_ これから考えるべきこと

 17講_ 行政統制・行政参加 【阿部昌樹】
  ▶§1_ 行政統制の多様性と行政参加
   ▶▶1_行政統制とは何か
   ▶▶2_行政参加とは何か
  ▶§2_ 議会による事前統制と裁判所による事後統制の限界
   ▶▶1_法の実質化と行政裁量の増大
   ▶▶2_補完的な行政統制の必要性
  ▶§3_ 補完的な行政統制の仕組みと行政参加
   ▶▶1_補完的な行政統制の仕組みの多様性
   ▶▶2_行政上の決定が「適正」であるということの意味
   ▶▶3_行政上の決定の「適正」性を確保することの難しさ
  ▶§4_ 自治体行政への住民参加の進展
   ▶▶1_地方分権の進展と自治体レベルにおける住民参加の制度化
   ▶▶2_何のために住民参加を制度化するのか
   ▶▶3_自治体行政への住民参加の経験的研究

 18講_ 法の実効性 【阿部昌樹】
  ▶§1_ 法の実効性とは何か
  ▶§2_ 人はなぜ法に従うのか
   ▶▶1_刑罰の犯罪抑止力
   ▶▶2_非利己的な遵法への動機づけ
   ▶▶3_遵法の程度を規定する要因としての法知識
  ▶§3_ 実効性の意味変容
   ▶▶1_行政活動に関連した法の増加
   ▶▶2_行政活動に関連した法の実効性
   ▶▶3_行政活動に関連した法の実効性についての経験的研究
  ▶§4_ 立法目的の捉え難さと法の実効性研究の課題
   ▶▶1_立法目的の捉え難さ
   ▶▶2_法の実効性研究の課題


第Ⅶ部__ 法専門職

 19講_ 弁護士と隣接法律職 【石田京子】
  ▶§1_ 「法専門職(リーガル・プロフェッション)」をどのようにとらえるか
  ▶§2_ 弁護士はどのように議論されてきたか
   ▶▶1_欧米の職業社会学におけるプロフェッション論
   ▶▶2_弁護士職務のモデル論
   ▶▶3_弁護士を対象とした実証研究
   ▶▶4_弁護士法72条と隣接法律職
  ▶§3_ 弁護士および隣接法律職の特徴
   ▶▶1_司法制度改革後の法専門職制度
   ▶▶2_近年の弁護士研究
  ▶§4_ 弁護士研究の展望

 20講_ 検察官 【飯 考行】
  ▶§1_ 「検察官」をどのようにとらえるか
  ▶§2_ 「検察官」はどのように議論されてきたか
  ▶§3_ 「検察官」をめぐる日本(法・社会)の特徴
   ▶▶1_刑事訴訟手続のデータ
   ▶▶2_検察官制度の改革
  ▶§4_ 「検察官」研究のその他の広がり,考えるべき論点

 21講_ 裁判官と司法行政 【馬場健一】
  ▶§1_ 裁判官のおかれた環境の重要性/問題性
  ▶§2_ 司法官僚制批判
  ▶§3_ 歴史研究,国際比較
  ▶§4_ 政治学的実証研究
   ▶▶1_政治の侍女か官僚統制か
   ▶▶2_出世の条件
  ▶§5_ 裁判官の判断過程分析
  ▶§6_ まとめと展望


第Ⅷ部__ 市民社会と法

 22講_ 家 族 【原田綾子】
  ▶§1_ 法社会学は「家族」をどのようにとらえるか
  ▶§2_ 国家が描く家族像と家族政策──明治期から戦後へ
   ▶▶1_家族に対する国家の関心
   ▶▶2_明治民法下の家族像
   ▶▶3_戦後家族法下の家族像
  ▶§3_ 戦後家族のリアリティ──「近代小家族」モデルとその現実
   ▶▶1_近代小家族のひろがりと新たな問題
   ▶▶2_多様化・個人化する家族のリアリティに対する政策的対応の遅れ
  ▶§4_ これからの家族と家族政策の展望──家族の個人化をどう受け止めるべきか
   ▶▶1_個人を基盤とする家族政策の必要性
   ▶▶2_国家の持続可能性
   ▶▶3_家族の暴力や紛争への対応
   ▶▶4_家族の民主化
  ▶§5_ 家族に関する研究の今後──法社会学の視点から,そして市民の視点から

 23講_ コミュニティ/コモンズ 【高村学人】
  ▶§1_ コミュニティ/コモンズをどのようにとらえるか
  ▶§2_ コミュニティ/コモンズはどのように議論されてきたか
   ▶▶1_入会林野問題の起源
   ▶▶2_生ける法研究としての入会調査
   ▶▶3_所有権への問い
   ▶▶4_入会林野近代化法とコモンズ論
  ▶§3_ 入会林野のその後から考えるコミュニティ/コモンズ
   ▶▶1_過剰利用問題から過少利用問題へ
   ▶▶2_法化に伴う登記名義の影響力の検証
   ▶▶3_アンチ・コモンズの悲劇へ
  ▶§4_ コミュニティ/コモンズを広げて考えるには

 24講_ 市場・企業 【飯田 高】
  ▶§1_ 「市場」と「企業」をどのようにとらえるか
  ▶§2_ 「市場」と「企業」はどのように議論されてきたか
   ▶▶1_「市場」の法社会学
   ▶▶2_「企業」の法社会学
  ▶§3_ 「市場」と「企業」をめぐる日本の特徴
   ▶▶1_日本の市場・企業の特徴
   ▶▶2_市場・企業に対する法の影響
   ▶▶3_法に対する市場・企業の影響
  ▶§4_ 「市場」・「企業」研究のその他の広がり,考えるべき論点
   ▶▶1_法と経済パフォーマンス
   ▶▶2_経済のグローバリゼーション
   ▶▶3_市場とその他の領域

 25講_ 包摂と排除 【長谷川貴陽史】
  ▶§1_ 包摂と排除とは何か
   ▶▶1_政治的次元における議論
   ▶▶2_学術的次元における議論
  ▶§2_ 包摂と排除との中間段階および交錯
  ▶§3_ 日本における社会的排除と法的対応
   ▶▶1_ホームレスの排除
   ▶▶2_障害者の排除


第Ⅸ部__ 社会変動と法

 26講_ ガバナンス 【佐藤岩夫】
  ▶§1_ 近年のガバナンス論の広がり
  ▶§2_ ガバナンスとは何か
   ▶▶1_ガバナンスという言葉の沿革
   ▶▶2_ガバナンスの概念
  ▶§3_ 組織構造から見たガバナンスの類型──階層構造・市場・ネットワーク
  ▶§4_ 現代日本のガバナンス論の諸相
   ▶▶1_ローカル・ガバナンス
   ▶▶2_コーポレート・ガバナンス
   ▶▶3_国の統治機構改革(政治・行政・司法制度の改革)

 27講_ 少子高齢化社会 【山口 絢】
  ▶§1_ 少子高齢化とはどのような現象か
  ▶§2_ 少子化社会における法政策と課題
   ▶▶1_人口減少により生じる法的課題
   ▶▶2_少子化対策の政策とその実効性
  ▶§3_ 高齢化社会における法政策と課題
   ▶▶1_高齢者虐待
   ▶▶2_成年後見制度をめぐる議論
   ▶▶3_高齢者法の誕生と発展
   ▶▶4_高齢者の法的ニーズと司法ソーシャルワーク
  ▶§4_ おわりに

 28講_ ジェンダー/セクシュアリティ 【南野佳代】
  ▶§1_ なぜジェンダーが問題になるのか
  ▶§2_ ジェンダーとセクシュアリティ
   ▶▶1_ジェンダーとセックス
   ▶▶2_ジェンダーとセクシュアリティ
  ▶§3_ フェミニズム法学の展開と社会変動
   ▶▶1_フェミニズムとジェンダー
   ▶▶2_公私二元論と近代家族
   ▶▶3_社会変動の文脈に置いてみる
  ▶§4_ 日本の社会とジェンダー

 29講_ グローバリゼーション 【尾﨑一郎】
  ▶§1_ グローバリゼーションとは何か,なぜ問題か
  ▶§2_ グローバリゼーションに伴う法的課題
   ▶▶1_人の移動に伴う問題
   ▶▶2_財の移動に伴う問題
   ▶▶3_情報の移動に伴う問題
  ▶§3_ 国家法の限界とグローバル・ガバナンス
   ▶▶1_国家/国内法の比重低下
   ▶▶2_国際法の多元化・断片化
   ▶▶3_トランスナショナル法の構想
   ▶▶4_自生的秩序/自律的レジーム
  ▶§4_ 多文化主義/グローバル・ジャスティス/法のクレオール

 30講_ 外から見た日本の法と社会 【佐藤岩夫】
  ▶§1_ 日本の「常識」を疑う
  ▶§2_ 日本人は裁判嫌いか?──文化・制度・合理的選択
  ▶§3_ 戦後日本の社会変動と法,日本型行政モデル
  ▶§4_ 日本の裁判所の活動と組織
  ▶§5_ むすび


人名・事項索引
執筆者紹介

上記内容は本書刊行時のものです。