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発達心理学15講
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年3月20日
- 書店発売日
- 2019年3月18日
- 登録日
- 2019年1月30日
- 最終更新日
- 2021年1月26日
重版情報
4刷 | 出来予定日: 2021-02-03 |
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公認心理師カリキュラムに準拠し,ブループリントの重要項目をカバー! |
紹介
公認心理師カリキュラムに準拠し,公認心理師試験出題基準を網羅するかたちで,好評テキストを改訂。ヒトの誕生から死までの発達プロセスを,15の講義に分けて,「発達心理学」のミニマム・エッセンスをまとめる。また,発達障害を扱う第9講を中心に,障害者支援法の改正,および新しい教職課程にも対応した。
◆主な目次
はじめに
第1部 発達心理学の基礎と理論
第1講 発達心理学の基礎
第2講 発達心理学の理論Ⅰ:成長・成熟の過程
第3講 発達心理学の理論Ⅱ:発達のプロセスと発達課題
第2部 発生から第二次性徴までの変化
第4講 胎生期から新生児期まで:個体の発生
第5講 乳児期の発達:個性の発現
第6講 幼児期の機能と発達:基本的生活習慣の獲得
第7講 幼児期の社会性:集団生活の始まり
第8講 児童期の発達:他者との関わりを通して
第9講 乳児期から幼児期に生じる発達に関わる問題:発達障害
第3部 疾風怒濤の時代 青年期から成人前期
第10講 青年期の特徴と自我同一性の獲得:己を知ること
第11講 青年期から成人期へ:キャリア発達と社会生活
第12講 青年期以降のメンタルヘルスと精神保健
第4部 喪失の時代から超越へ
第13講 中年期の発達と危機:人生の正午
第14講 エイジングと心理的変化:「老い」への対応
第15講 「死」への対応:死に対する態度と準備
目次
はじめに
第1部 発達心理学の基礎と理論
第1講 発達心理学の基礎
1節 発達の概念
1.発達とは何か
2.発達の原理
3.遺伝と環境の問題
4.環境の影響
5.発達研究の意味
2節 人間発達の特殊性
1.成長期間の長さ
2.進化の方向性
3.生理的早産と二次的留巣性
4.初期経験と行動の発達
5.生命の延長
3節 発達段階と発達課題
1.発達の区分と発達段階
2.発達の課題
3.一般的な発達区分と特徴
コラム① 氏か育ちか
第2講 発達心理学の理論Ⅰ:成長・成熟の過程
1節 学習理論からみた発達
1.成熟と学習
2.学習の型
3.初期学習
2節 認知発達理論
1.ピアジェの認知発達理論
2.ヴィゴツキーの認知発達理論
3節 社会的関係の中での発達理論
1.愛着理論
2.生態学的システム理論
コラム② ハイイロガンのマルティナ:ローレンツの比較行動学
第3講 発達心理学の理論Ⅱ:発達のプロセスと発達課題
1節 エリクソンの心理社会的発達理論
1.エリクソンのライフサイクル論
2.ライフサイクルにおける課題と危機
3.第9の段階
2節 ライフサイクルとライフコース
1.ライフサイクルの考え方
2.家族周期
3.ライフコース
4.エルダーとクローセンのライフコース論
3節 中年期以降の発達に関する理論
1.成熟期以降の発達の考え方
2.先人たちの示唆
3.活動理論と離脱理論
4.老年的超越
コラム③ エリクソンの第9段階
第2部 発生から第二次性徴までの変化
第4講 胎生期から新生児期まで:個体の発生
1節 個体発生のメカニズム
1.受精から誕生まで
2.性の分化
3.神経細胞の形成
2節 胎児への環境からの影響
1.アルコール
2.タバコ
3.内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)
4.エピジェネティックス
3節 誕生と新生児の特徴
1.新生児の特徴
2.原始反射
3.マザリングと新生児微笑
コラム④ 出生前診断
第5講 乳児期の発達:個性の発現
1節 乳児期の特徴と身体的発達
1.乳児期の特徴
2.乳児期の身体的発達
2節 乳児期の認知的発達
1.視覚
2.聴覚
3.その他の感覚
4.感覚間の協応
5.記憶能力
3節 対人関係の始まりと母子関係
1.愛着の形成
2.他者とのやりとり
コラム⑤ 児童虐待(Child abuse)
第6講 幼児期の機能と発達:基本的生活習慣の獲得
1節 生活習慣
2節 知能と認識の発達
1.知能とは
2.知能の測定
3.知能の発達
4.幼児期の認知の特徴
3節 情動の発達
1.情動とは
2.情動の発達過程
コラム⑥ 非認知能力
第7講 幼児期の社会性:集団生活の始まり
1節 ことばの発達
1.ことばとは
2.前言語的コミュニケーションの発達
3.音声言語の発達
4.語彙の発達
5.単語から文への発達
2節 社会性の発達
1.親子関係から仲間関係へ
2.社会性の発達
3.心の理論
4.遊びの発達
コラム⑦ 社会脳
第8講 児童期の発達:他者との関わりを通して
1節 児童期の身体的変化と特徴
1.身体的発達
2.運動機能の発達
2節 学校生活の始まり
1.学習の始まり
2.思考の発達
3.道徳性の発達
3節 対人関係の発達
1.遊びの発達
2.対人関係の発達
3.社会的スキルの発達
コラム⑧ 自己肯定感
第9講 乳児期から幼児期に生じる発達に関わる問題:発達障害
1節 発達障害
1.発達障害とは
2.知的能力障害
3.コミュニケーション症(コミュニケーション障害)
4.自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害)
5.注意欠如・多動症(注意欠如・多動性障害)
6.学習症(学習障害)
7.運動症(運動障害)
8.発達障害による二次的障害
2節 胎児期から新生児期に起こる発達上の問題
3節 合理的配慮とユニバーサルデザイン
コラム⑨ 発達障害者支援法と特別支援教育
第3部 疾風怒濤の時代 青年期から成人前期
第10講 青年期の特徴と自我同一性の獲得:己を知ること
1節 身体的成熟と精神的未成熟
1.青年期の身体的成熟
2.青年期の認知的発達と第二反抗期
3.青年期の終了
2節 アイデンティティの獲得と危機
1.アイデンティティとは何か
2.アイデンティティの拡散とモラトリアム
3.アイデンティティ・ステイタス
3節 青年期の人間関係と恋愛
1.思春期・青年期の友人関係
2.友人関係の特徴
3.現代青年の友人関係の希薄さ
4.青年期の発達課題と恋愛
5.青年期の恋愛意識
コラム⑩ 性同一性障害と LGBT
第11講 青年期から成人期へ:キャリア発達と社会生活
1節 成人期の発達課題
1.成人期の発達課題と自己
2.現代社会における成人期の課題
2節 職業選択と社会生活の開始
1.キャリアとキャリア教育
2.スーパーのキャリア発達の理論
3.その他のキャリア発達理論
4.現代の就職事情
5.就労における男女間の差
3節 家族の形成と社会的役割の獲得
1.家族とは
2.家族の形成と青年
3.家族の発達と役割の変化
コラム⑪ キャリア・カウンセリングとは
第12講 青年期以降のメンタルヘルスと精神保健
1節 思春期・青年期の問題行動
1.青年期の問題行動
2.学校における問題行動の現状
2節 青年期の発達と精神病理
1.青年期の不適応状態
2.現代の青年期における精神病理
3節 成人期の危機と職場のメンタルヘルス
1.職場不適応とその背景
2.ストレスとバーンアウト
3.職場におけるメンタルヘルス
コラム⑫ 新型うつ病
第4部 喪失の時代から超越へ
第13講 中年期の発達と危機:人生の正午
1節 中年期の発達課題
1.中年期とは
2.中年期の発達課題
3.レビンソンのライフサイクル論
4.中年期の課題と危機
2節 中年期のライフイベント
1.子どもの独立
2.中年期と社会
3.中年期以降の夫婦関係
4.定年退職と家族関係
3節 老いの兆候
1.中年期・老年期の特徴
2.中年期の生理的特徴
3.中年期の健康と疾患
4.そして老年期の発達課題
コラム⑬ 熟年離婚
第14講 エイジングと心理的変化:「老い」への対応
1節 老いの特徴
1.身体・生理的変化と特徴
2.知的側面の変化と特徴
2節 老年期のパーソナリティと適応
1.老年期のパーソナリティ
2.老年期の適応
3.老年期の適応と適応要素
3節 老年期の不適応と障害
1.老年期の精神障害と問題
2.老年期の精神障害の特徴
コラム⑭ おばあちゃん仮説
第15講 「死」への対応:死に対する態度と準備
1節 死に対する態度の発達
1.日本人と死
2.死に対する態度の発達
3.子どもと死
4.青年期と死
2節 死の受容
1.死の準備教育
2.終末期と緩和ケア
3.死の5段階説
3節 残されたものの悲嘆
1.死と生の合間
2.悲嘆のプロセス
3.グリーフケアの重要性
4節 幸福な老いと最期
1.幸福な老い
2.死とは何か
コラム⑮ ホスピスとビハーラ
引用・参考文献
人名索引
事項索引
上記内容は本書刊行時のものです。