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犯罪行動の心理学[原著第6版] ジェームズ・ボンタ(著) - 北大路書房
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犯罪行動の心理学[原著第6版] (ハンザイコウドウノシンリガクゲンチョダイロッパン)

哲学・宗教
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発行:北大路書房
A5判
544ページ
上製
定価 6,500円+税
ISBN
978-4-7628-3046-4   COPY
ISBN 13
9784762830464   COPY
ISBN 10h
4-7628-3046-1   COPY
ISBN 10
4762830461   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年12月
書店発売日
登録日
2018年11月2日
最終更新日
2021年7月1日
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書評掲載情報

2020-06-27 更生保護学研究    第16号(2020年6月)
評者: 角田 亮 氏(さいたま保護観察所)
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重版情報

2刷 出来予定日: 2021-07-14
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膨大なデータに基づいて科学的かつ綿密に分析。世界中の犯罪・司法臨床現場に影響を与え,転換点となった原著を邦訳。エビデンス・ベイスト・プラクティスの効果的な実践。2021年10月の日本犯罪心理学会第59回大会において,原著者のボンダ博士が講演予定。

紹介

膨大なデータに基づいた犯罪のリスク要因を提示し,その科学的知識を基にしたアセスメントや治療サービスという実践に導き,イデオロギーや思弁的な理論偏重の過去の犯罪学における誤った原因の帰属,誤った対処からの脱却を図る。人間の個別性や多様性への畏敬の念と心理学の実践を結びつけ,臨床におけるその重要性を示す。

◆主なもくじ◆
==第1部 犯罪行動の心理学の理論的背景と知識基盤==
第1章 犯罪行動の心理学の概要
第2章 犯罪行動の心理学の実証的基盤
第3章 犯罪学理論から犯罪行動の心理学的見地へ
==第2部 犯罪行動の主要なリスク・ニーズ要因==
第4章 犯罪行動の生物学的基盤
第5章 反社会的パーソナリティ・パターン
第6章 犯罪行動における犯罪指向的な交友と態度の役割
第7章 社会的文脈における人:家族,結婚,学校,仕事,レジャー・レクリエーション,そして近隣地域
第8章 物質乱用
==第3部 実 践==
第9章 犯罪者アセスメントおよび治療のリスク・ニーズ・治療反応性モデル
第10章 犯罪行動の予測と犯罪者の分類
第11章 犯罪者の処遇
第12章 RNR遵守の構築と維持:現実世界における課題
第13章 失敗した試み:厳罰化
第14章 犯罪のサブタイプ:親密なパートナーへの暴力,精神障害者,性犯罪者
==第4部 まとめと結論==
第15章 犯罪行動に対する一般的パーソナリティ理論および認知社会的学習理論の見地:まとめと結論

目次

本書『犯罪行動の心理学』について

日本語版への序

第1部 犯罪行動の心理学の理論的背景と知識基盤

第1章 犯罪行動の心理学の概要
 1節 はじめに
 2節 犯罪行動の心理学の定義
 3節 PCCの基盤にある価値観
 4節 犯罪行動の心理学の目的
 5節 本書の構成
 6節 まとめ

第2章 犯罪行動の心理学の実証的基盤
 1節 はじめに
 2節 研究デザイン
 3節 通常用いられるいくつかの統計
 4節 メタアナリシス
 5節 媒介変数
 6節 総体的犯罪率についてのコメント
 7節 まとめ

第3章 犯罪学理論から犯罪行動の心理学的見地へ
 1節 はじめに
 2節 犯罪学的理論
 3節 犯罪行動の一般的パーソナリティ理論および認知社会的学習理論
 4節 犯罪行動の学習
 5節 要約
 6節 まとめ

第2部 犯罪行動の主要なリスク・ニーズ要因

第4章 犯罪行動の生物学的基盤
 1節 はじめに
 2節 遺伝と犯罪
 3節 犯罪:進化の失敗か成功か?
 4節 締めくくりの3つのコメント
 5節 まとめ

第5章 反社会的パーソナリティ・パターン
 1節 はじめに
 2節 パーソナリティについての心理学的見地
 3節 パーソナリティについての犯罪学的見地
 4節 精神病理としての反社会的パーソナリティ
 5節 一般的パーソナリティ理論と認知社会的学習理論の見地:反社会的パーソナリティ・パターン
 6節 まとめ

第6章 犯罪行動における犯罪指向的な交友と態度の役割
 1節 はじめに
 2節 親が支配力を失うとき:交友関係へと至る道筋
 3節 不良交友に関する心理学的見地
 4節 犯罪に対する認知的サポート:犯罪指向的態度
 5節 まとめ

第7章 社会的文脈における人:家族,結婚,学校,仕事,レジャー・レクリエーション,そして近隣地域
 1節 はじめに
 2節 出身家族
 3節 夫婦間の愛着
 4節 学校
 5節 仕事
 6節 レジャー・レクリエーション
 7節 近隣地域
 8節 要約
 9節 まとめ

第8章 物質乱用
 1節 はじめに
 2節 アルコール乱用
 3節 薬物乱用
 4節 治療抵抗への対処
 5節 物質乱用について最後のコメント
 6節 まとめ

第3部 実 践

第9章 犯罪者アセスメントおよび治療のリスク・ニーズ・治療反応性モデル
 1節 はじめに
 2節 全般的原則
 3節 中核的RNR原則と臨床的な鍵概念
 4節 組織的原則
 5節 要約
 6節 まとめ

第10章 犯罪行動の予測と犯罪者の分類
 1節 はじめに
 2節 予測精度の判定
 3節 PCCと予測
 4節 犯罪者アセスメントとリスク・ニーズ・治療反応性原則
 5節 犯罪行動アセスメントと予測へのアプローチ
 6節 理論に立脚した犯罪者アセスメントの一般的適用可能性
 7節 犯罪者アセスメントの将来
 8節 まとめ

第11章 犯罪者の処遇
 1節 はじめに
 2節 「何も効果がない」説の「いかに」と「なぜ」
 3節 「何に効果があるか」論の誕生
 4節 一般的パーソナリティ理論および認知社会的学習理論と介入
 5節 まとめ

第12章 RNR遵守の構築と維持:現実世界における課題
 1節 はじめに
 2節 犯罪者リスク・ニーズアセスメントにおける忠実性
 3節 矯正処遇の完全性の向上
 4節 RNR遵守を妨げるいくつかの主な障害
 5節 プログラムと機関の評価
 6節 効果的な矯正監督と治療の要素
 7節 RNRモデルを適用するための矯正職員の研修
 8節 社会内指導における効果的な実践
 9節 犯罪者治療の費用対効果分析
 10節 まとめ

第13章 失敗した試み:厳罰化
 1節 はじめに
 2節 刑事司法的制裁と応分の報い
 3節 犯罪とコミュニティーに対する刑務所収容の効果
 4節 中間的制裁の評価
 5節 達成されなかった公正さ
 6節 罰の心理学
 7節 報復への代案:修復的司法
 8節 まとめ

第14章 犯罪のサブタイプ:親密なパートナーへの暴力,精神障害者,性犯罪者
 1節 はじめに
 2節 親密なパートナーへの暴力
 3節 精神障害のある犯罪者
 4節 性犯罪者
 5節 締めくくりのコメント
 6節 まとめ

第4部 まとめと結論

第15章 犯罪行動に対する一般的パーソナリティ理論および認知社会的学習理論の見地:まとめと結論
 1節 はじめに
 2節 実証的理解
 3節 犯罪に対する影響力
 4節 一般的パーソナリティ理論および認知社会的学習理論による理論的理解と課題
 5節 実践的価値の理解
 6節 犯罪行動の心理学の影響
 7節 結論と所感

文献
略語一覧
人名索引
事項索引
訳者あとがき

著者プロフィール

原田 隆之  (ハラダ タカユキ)  (

筑波大学教授,保健学博士(東京大学大学院医学系研究科)。一橋大学大学院,カリフォルニア州立大学大学院修了。東京大大学院医学系研究科客員研究員。専門は臨床心理学と犯罪心理学。これまでに目白大学教授,法務省矯正局法務専門官,東京拘置所上席統括矯正処遇官,国連薬物・犯罪事務所アソシエート・エキスパートなどを務めた。著書に『入門 犯罪心理学』『サイコパスの真実』(ちくま新書),『リラプス・プリベンション:依存症の新しい治療』(日本評論社)『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門』(金剛出版),『現代社会の新しい依存症がわかる本』(日本医事新報社)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。