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生理心理学と精神生理学 第I巻 基礎 堀 忠雄(監修) - 北大路書房
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生理心理学と精神生理学 第I巻 基礎 (セイリシンリガクトセイシンセイリガクダイイッカンキソ)

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発行:北大路書房
B5判
320ページ
並製
価格 3,800円+税
ISBN
978-4-7628-2972-7   COPY
ISBN 13
9784762829727   COPY
ISBN 10h
4-7628-2972-2   COPY
ISBN 10
4762829722   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3311  
3:専門 3:全集・双書 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年5月
書店発売日
登録日
2017年4月17日
最終更新日
2022年3月7日
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重版情報

2刷 出来予定日: 2022-03-08
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基礎(第Ⅰ巻),応用(第Ⅱ巻),展開(第Ⅲ巻)のシリーズ全3巻,好評発売中! 

紹介

生理心理学誕生の歴史的経緯から,研究法の基礎的内容までを重点的に解説。動物実験も含めた脳と行動の関係,および身体各部位の生体反応の計測技術と解析方法について詳述する。生理心理学の基礎的知見と研究方法についての体系的理解を得るために,網羅性を担保しており,国家資格試験の試験対策としても好適。

◆第I巻の主な目次
第1部 生理心理学とは何か
 第1章 生理心理学の歴史
 第2章 脳科学としての生理心理学研究法
第2部 脳と行動の研究法(動物実験)
 第3章 脳への操作による心理・行動研究
 第4章 脳の直接的操作
 第5章 脳と行動の遺伝子操作
 第6章 動物を用いた脳の組織学的研究法
第3部 生体反応の計測技術1:中枢反応
 第7章 中枢活動1:脳波
 第8章 中枢活動2:脳イメージングの技法
第4部 生体反応の計測技術2:末梢反応
 第9章 心臓循環器系
 第10章 呼吸器活動
 第11章 温熱系
 第12章 視覚-運動系
 第13章 骨格筋系
 第14章 生化学的指標

目次

まえがき
第Ⅰ巻の編集者を代表して

第1部 生理心理学とは何か

 第1章 生理心理学の歴史
  1節 生理心理学の誕生と隣接領域の展開
   1.生理心理学の誕生
   2.生理心理学の隣接領域における主な展開
   3.生理心理学の展開と境界設定
  2節 20世紀の到達点と今後の課題
   1.現在の生理心理学
   2.これまでの到達点
   3.生理心理学のこれからの展開と課題
   4.今後の生理心理学の道筋

 第2章 脳科学としての生理心理学研究法
  1節 生理心理学研究法の基礎知識
   1.生理心理学と精神生理学の考え方
  2節 神経系の構造
   1.中枢神経系(CNS)
   2.末梢神経系(PNS)
   3.髄膜と脳室系
  3節 ニューロンの構造と活動電位
   1.ニューロンの構造
   2.活動電位の発生メカニズム
   3.活動電位の伝導
  4節 シナプスにおける情報伝達と神経伝達物質
   1.シナプスにおける情報伝達
   2.神経伝達物質
  5節 発達的観点:経験・記憶・発達の神経メカニズム
   1.生理心理学と発達的観点
   2.発達とは
   3.発達的心理生物学的システム論
   4.発達と環境:経験の効果
   5.経験と遺伝子発現(記憶のメカニズム)


第2部 脳と行動の研究法(動物実験)

 第3章 脳への操作による心理・行動研究
  1節 古典的条件づけ
   1.古典的条件づけの手続き
   2.古典的条件づけと神経活動
  2節 オペラント条件づけ
   1.オペラント条件づけの強化スケジュール
   2.オペラント条件づけと神経活動
   3.オペラント条件づけと機能的脳部位
   4.ニューラルオペラント
  3節 空間学習
   1.対象空間の規模
   2.場所同定のための手がかり
   3.認知地図
   4.空間学習と関連する脳領域
  4節 社会的学習
   1.社会行動を動物で研究する意義
   2.社会的手がかりを与える対象(他個体の提示)
   3.利用可能な感覚情報
   4.単体で行う学習課題と同様の課題を他個体の存在下で行う事態
   5.向社会的行動(援助行動)
   6.観察学習,モデリング
   7.ミラーニューロン

 第4章 脳の直接的操作
  1節 損傷法
   1.不可逆的損傷
   2.可逆的損傷
   3.脳定位手術
  2節 電気刺激法
   1.電気刺激法の目的別分類
   2.電気刺激法の技術
  3節 薬理的刺激法
 第5章 脳と行動の遺伝子操作
  1節 行動と遺伝子
  2節 遺伝子改変技術
  3節 遺伝子改変動物の行動研究
 第6章 動物を用いた脳の組織学的研究法
  1節 生理心理学における組織学的研究法
   1.生理活性物質の局在を組織学的に見る方法
   2.ニューロンの活動を組織学的に見る方法
  2節 標識追跡法
   1.順行性追跡
   2.逆行性追跡
   3.双方向性追跡
   4.ウイルスによる感染を用いた標識
   5.経シナプス性追跡
   6.固定標本における技法
  3節 脳活動の測定法
   1.ニューロン活動の記録
   2.化学的活動の記録法(マイクロダイアリシス法)
  4節 内分泌系の測定
   1.血中濃度測定
   2.測定法
  5節 脳画像を読む
   1.脳解剖の基礎知識
   2.画像の基礎知識
   3.脳画像(MRI)の評価・解析法
   4.基本的な画像の見かた:脳部位の同定
  6節 初めて脳画像を見る人のために
   1.脳の座標系
   2.脳の断面の画像
   3.解剖学での方向・軸に関する用語
   4.脳領域の名称
   5.MRICron


第3部 生体反応の計測技術1:中枢反応

 第7章 中枢活動1:脳波
  1節 脳波基礎律動
   1.脳波の特徴
   2.脳波の発生メカニズム
   3.脳波記録法
   4.脳波解析
   5.健常成人の脳波に関する最近の知見
   6.Fmθ
  2節 事象関連電位の測定と解析
   1.概要
   2.ERPの測定
   3.ERP波形の算出
   4.ERPの解析

 第8章 中枢活動2:脳イメージングの技法
  1節 Functional MRI
   1.BOLD効果
   2.fMRIによる脳活動の測定と解析
   3.fMRIの特徴
   4.fMRIの解釈
   5.fMRIの応用
  2節 VBM・DTI
   1.磁気共鳴の原理と核磁気共鳴画像
   2.磁気共鳴画像装置(MRI装置)
   3.ボクセルベース形態計測
   4.拡散テンソル画像法
  3節 fNIRS
   1.はじめに
   2.計測原理
   3.装置構成
   4.測定
   5.解析
  4節 MEG
   1.脳磁図とは
   2.脳磁図の計測
   3.脳磁図の解析
   4.脳磁図の生理心理学への応用
   5.脳磁図の問題点と将来
  5節 PET
   1.はじめに
   2.PETの計測原理と装置
   3.PETによる脳機能計測
   4.多彩なPETプローブとその応用
   5.まとめ
  6節 経頭蓋磁気刺激
   1.経頭蓋磁気刺激の原理
   2.脳機能計測法としてのTMSの特徴
   3.反復磁気刺激
   4.経頭蓋電気刺激


第4部 生体反応の計測技術2:末梢反応

 第9章 心臓循環器系
  1節 心電図
   1.心臓活動の概観
   2.自律神経系による支配
   3.測定法・測定原理
   4.研究事例
   5.むすび
  2節 脈波
   1.はじめに
   2.光電式容積脈波の基本
   3.実場面における光電式指尖容積脈波の測定
   4.脈波測定の展開
  3節 血圧
   1.はじめに
   2.心臓血管系の基礎
   3.血圧の基礎
   4.血圧の測定法
   5.典型的な血圧反応(血圧反応の見方)

 第10章 呼吸器活動
  1節 呼吸の生理学
   1.呼吸活動の機序
   2.呼吸の調節機構(化学性調節・神経性調節・行動性調節)
   3.メカニカルな調節機構
   4.呼吸活動の測定方法
  2節 呼吸リズム解析の正常・異常
   1.胸部-腹部呼吸運動系の協調とゆらぎ
   2.ダイナミカル・システムとしての呼吸運動システム
   3.呼吸運動協調システムと生理心理
   4.まとめ

 第11章 温熱系
  1節 発汗
   1.皮膚と汗腺
   2.発汗の分類
   3.精神性の発汗と皮膚電気活動
   4.EDAの特徴と定位反応
   5.EDAの研究動向
  2節 皮膚電気活動(EDA)
   1.EDAの分類
   2.EDAの測定
  3節 体温
   1.体温調節の概略
   2.体温調節機構
   3.熱放散機構としての末梢循環
   4.末梢循環の測定
   5.まとめ

 第12章 視覚-運動系
  1節 眼球運動
   1.眼球運動の生理的基盤
   2.眼球運動の種類
   3.眼球運動の測定
   4.眼球運動と認知過程
  2節 瞳孔運動
   1.瞳孔運動の生理的基盤
   2.瞳孔運動の記録と分析
   3.瞳孔と心的過程
  3節 瞬目活動
   1.瞬目活動の生理的基盤
   2.瞬目活動の種類
   3.瞬目の計測
   4.瞬目の解析
   5.従属変数としての瞬目と独立変数としての瞬目

 第13章 骨格筋系
  1節 筋電図法:筋電図計測技術・解析技法
   1.骨格筋の組織学と生理学
   2.筋電図の計測技術と解析技法
  2節 動作解析:3D動作解析技術
   1.3D動作解析とは
   2.3D動作解析の種類
   3.3D動作解析における位置の記述方法
   4.3D動作解析の将来性
  3節 活動量・アクチグラフの原理,リズム解析
   1.アクチグラフの原理

 第14章 生化学的指標
  1節 概論
   1.ストレスに対する生理学的な反応
   2.各指標の概観
  2節 内分泌系指標
   1.唾液の採取法
   2.コルチゾール
   3.性ホルモン
   4.唾液中ステロイドホルモンの測定法:ELISA
  3節 自律神経系指標
   1.カテコールアミン(アドレナリン,ノルアドレナリン)
   2.カテコールアミンに代わるANSあるいはそれに関連する指標
   3.質量分析
  4節 免疫系指標
   1.免疫系の概略
   2.リンパ球サブセット
   3.サイトカイン
   4.C反応性蛋白(CRP)
   5.唾液中分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)
   6.血中免疫指標の計測手法
  5節 各指標を利用する際の留意点
   1.実験前の制限事項や留意事項
   2.実験の時間帯
   3.唾液検体を扱う際の留意点
   4.生化学的指標の利用に向けて

コラム①:生理心理学の始祖 ハンス・ベルガー
コラム②:electroencephalogram, electroencephalograph, electroencephalography

引用文献・参考文献
索引

監修者のことば

上記内容は本書刊行時のものです。