版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
愛着関係とメンタライジングによるトラウマ治療 J.G.アレン(著) - 北大路書房
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:あり

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

愛着関係とメンタライジングによるトラウマ治療 (アイチャクカンケイトメンタライジングニヨルトラウマチリョウ) 素朴で古い療法のすすめ (ソボクデフルイリョウホウノススメ)
原書: RESTORING MENTALIZING IN ATTACHMENT RELATIONSHIPS: Treating Trauma with Plain Old Therapy

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:北大路書房
A5判
366ページ
並製
価格 3,800円+税
ISBN
978-4-7628-2969-7   COPY
ISBN 13
9784762829697   COPY
ISBN 10h
4-7628-2969-2   COPY
ISBN 10
4762829692   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年5月
書店発売日
登録日
2017年4月11日
最終更新日
2024年3月12日
このエントリーをはてなブックマークに追加

重版情報

3刷 出来予定日: 2024-03-26
2刷 出来予定日: 2020-06-12
MORE
LESS
トラウマの原因を情動的苦痛の中に孤立無援のまま放置されることと捉え,関連障害,および治療に関する最新の知見を紹介する。

紹介

本書は,トラウマの原因を情動的苦痛の中に孤立無援のまま放置されることと捉え,愛着関係の中でのトラウマのメンタライジングがすべての心理療法を有効にする共通要因であると主張する。そして,トラウマ関連障害およびトラウマ治療に関する最新の知見を紹介したうえで,誰でも実践できる「素朴で古い療法」を提唱する。

◆主なもくじ
 序章
第Ⅰ部 愛着トラウマと精神医学的障害
第1章 愛着・メンタライジング・トラウマ
 1.幼年期
 2.成人期
 3.愛着関係におけるメンタライジング
 4.愛着トラウマ
 5.総括
 6.要点
第2章 心的外傷後ストレス障害と解離性障害
 1.心的外傷後ストレス障害
 2.解離性障害
 3.要点
第3章 複雑な外傷性ストレス障害
 1.抑うつ
 2.不安
 3.物質乱用
 4.健康不良
 5.摂食障害
 6.非自殺性自傷
 7.自殺念慮状態
 8.パーソナリティ障害
 9.複雑な外傷性ストレス障害の診断
 10.診断的理解に向けて
 11.要点

第Ⅱ部 治療と癒し
第4章 エビデンスに基づく治療
 1.心的外傷後ストレス障害の治療
 2.境界性パーソナリティ障害の治療
 3.複雑な心的外傷性ストレス障害の治療
 4.親-子への介入
 5.結論
 6.要点
第5章 素朴で古い療法
 1.エビデンスに基づく治療の限界
 2.素朴で古い療法の定義
 3.心理療法の結果に寄与する要因
 4.心理療法における愛着
 5.心理療法におけるメンタライジング
 6.素朴で古い療法の必要性
 7.素朴で古い療法はどのようにして効果を発揮するのか
 8.人間的であるスキル
 9.要点
第6章 実存的-スピリチュアルな視座
 1.悪という問題
 2.神への愛着とスピリチュアルなつながり
 3.希望を育む
 4.要点

目次

日本語版への序文
著者紹介
前書き
序文
謝辞
序章


          第Ⅰ部 愛着トラウマと精神医学的障害     

第1章 愛着・メンタライジング・トラウマ
1.幼年期
(1)鍵となる概念
(2)安定型の愛着
(3)アンビヴァレント-抵抗型の愛着
(4)回避型の愛着
(5)子どもの気質
(6)養育に対する環境の影響
(7)持続性と変化
(8)愛着の安定性の発達的恩恵
2.成人期
(1)恋愛関係における愛着
(2)成人における恋人への愛着の測定
(3)成人における親への愛着の測定
(4)成人における安定型愛着
(5)成人におけるアンビヴァレント-とらわれ型愛着
(6)成人における回避-軽視型愛着
(7)成人愛着の関係特異性
(8)一致と不一致
(9)持続性と変化
3.愛着関係におけるメンタライジング
(1)マインドフルネス
(2)メンタライジング
(3)マインドフルネスとメンタライジングの統合
4.愛着トラウマ
(1)ストレンジ・シチュエーションにおける乳児の無秩序型愛着
(2)欠陥のある養育と乳児の無秩序型愛着
(3)成人期における無秩序型愛着
(4)無秩序型愛着におけるメンタライジングの機能不全
(5)非メンタライジング・モードの体験
(6)無秩序型愛着の発達的影響力
5.総括
6.要点

第2章 心的外傷後ストレス障害と解離性障害
1.心的外傷後ストレス障害
(1)論争
(2)トラウマの定義
(3)PTSDの定義
(4)遅発性PTSD
(5)トラウマ記憶
(6)アイデンティティ
(7)PTSDの原因
(8)PTSDについて下すことができる結論
2.解離性障害
(1)トラウマ的出来事の最中の解離
(2)離脱
(3)区画化
(4)愛着トラウマと解離
(5)PTSDにおける解離
(6)診断上の課題
(7)解離の克服
3.要点

第3章 複雑な外傷性ストレス障害
1.抑うつ
(1)誘因的ストレス
(2)愛着トラウマ
(3)抑うつとメンタライジング
2.不安
(1)不安・抑うつ・トラウマ
(2)1つの障害か2つの――または3つの――障害か
3.物質乱用
(1)トラウマと物質乱用
(2)PTSD・解離・抑うつ・物質乱用
(3)メンタライジングと物質乱用
4.健康不良
5.摂食障害
6.非自殺性自傷
(1)概説
(2)発現
(3)機能
(4)愛着関係における悪循環
7.自殺念慮状態
(1)自殺念慮状態の発現
(2)自殺念慮状態における非メンタライジング
8.パーソナリティ障害
(1)パーソナリティ障害の診断
(2)パーソナリティ障害に対する愛着トラウマの寄与
(3)境界性パーソナリティ障害
9.複雑な外傷性ストレス障害の診断
(1)複雑性PTSD
(2)発達性トラウマ障害
(3)診断を超えて
10.診断的理解に向けて
11.要点


            第Ⅱ部 治療と癒し               

第4章 エビデンスに基づく治療
1.心的外傷後ストレス障害の治療
(1)持続エクスポージャー
(2)認知療法
(3)眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR)
(4)集団心理療法
(5)カップル療法・家族療法
(6)論評
2.境界性パーソナリティ障害の治療
(1)弁証法的行動療法(DBT)
(2)転移焦点化療法(TFP)
(3)メンタライゼーションに基づく治療(MBT)
3.複雑な心的外傷性ストレス障害の治療
4.親-子への介入
(1)マインディング・ザ・ベイビー
(2)サークル・オブ・セキュリティ
5.結論
6.要点

第5章 素朴で古い療法
1.エビデンスに基づく治療の限界
2.素朴で古い療法の定義
3.心理療法の結果に寄与する要因
(1)患者の特徴
(2)セラピストの特徴
(3)セラピストの患者との関わり方
(4)治療同盟
4.心理療法における愛着
(1)愛着関係としての心理療法
(2)心理療法関係における愛着パターン
(3)愛着に対するセラピストの寄与
(4)愛着パターンと心理療法結果との関係
(5)心理療法と愛着の安定性の改善との関係
(6)内的安心基地の開発
(7)愛着の限界
5.心理療法におけるメンタライジング
(1)素朴で古い療法のスタイルとしてのメンタライジング
(2)トラウマのメンタライジング
(3)心理療法におけるメンタライジングに関する実証研究
(4)愛着関係を超えたメンタライジング
6.素朴で古い療法の必要性
7.素朴で古い療法はどのようにして効果を発揮するのか
8.人間的であるスキル
9.要点

第6章 実存的-スピリチュアルな視座
1.悪という問題
(1)悪・極悪・スピリチュアルなトラウマ
(2)宗教を通して悪を理解する:神義論
(3)科学を通して悪を理解する:マインドブラインドネス
(4)赦し
2.神への愛着とスピリチュアルなつながり
(1)神々と人々
(2)依存
(3)神との関わりにおける愛着パターンに関する実証研究
(4)神との関わりにおけるメンタライジング
(5)スピリチュアリティ
(6)宗教とスピリチュアリティを心理療法に統合する
3.希望を育む
(1)健全な期待
(2)実存的姿勢
(3)愛着
4.要点

上記内容は本書刊行時のものです。