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シシリー・ソンダース初期論文集1958-1966
トータルペイン 緩和ケアの源流をもとめて
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年5月
- 書店発売日
- 2017年5月30日
- 登録日
- 2017年4月11日
- 最終更新日
- 2017年5月26日
書評掲載情報
2017-11-18 |
図書新聞
3228号(2017年11月25日) 評者: 佐々木 隆志氏(静岡県立大学短期大学部教授) |
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紹介
近代ホスピスの設立と普及に尽力したC.ソンダース。1958年の第一論文「がんで死ぬこと」をはじめ,8つの初期の論考を収録,さらには編訳者の解説を通して,晩年に至るまでの思考の軌跡を辿る。死にゆく人の「痛み」を身体的,精神的,社会的,スピリチュアルな面からトータルに捉えようとした彼女の思想を再訪,その豊穣な可能性を照らし出す。
◆帯
ホスピス、緩和ケア、トータルペイン、スピリチュアルケア……
人々が人生を終えるための
もっと家のような場所を創造したい。
すべては、ひとりの終末期患者との恋、
そして彼の死からはじまった。
「僕が唯一欲しいのは、君のあたまとこころの中にあるものだ」
「僕が君のホームの窓になるから」
◆主なもくじ
第1章 がんで死ぬこと(1958)
第2章 突然の死から…(1961)
第3章 聖ジョゼフ・ホスピスで働くこと(1962)
第4章 死にゆくことにおける苦痛(1963)
第5章 聖ジョゼフ・ホスピスにおける終末期疾患に苦しむ患者のケア(1964)
第6章 治療困難な悪性疾患の症状治療(1964)
第7章 患者に言うこと(1965)
第8章 最後のフロンティア(1966)
解説1 シシリー・ソンダースの中期および後期論考に寄せて
解説2 トータルペイン再訪
目次
訳者まえがき
第1章 がんで死ぬこと(1958)
症例1
症例2
症例3
症例4
▼考察
全般的管理
看護
終末期
痛み
結論
第2章 突然の死から…(1961)
敗北ではなく達成
第3章 聖ジョゼフ・ホスピスで働くこと(1962)
第4章 死にゆくことにおける苦痛(1963)
第5章 聖ジョゼフ・ホスピスにおける終末期疾患に苦しむ患者のケア(1964)
痛みの軽減
精神的苦痛
身内の視点
第6章 治療困難な悪性疾患の症状治療(1964)
疼痛
食欲不振、悪心、そして嘔吐
呼吸困難
不安、抑うつ、そして混乱
不眠
第7章 患者に言うこと(1965)
彼女はふと耳にした
聴く
第8章 最後のフロンティア(1966)
解説1 シシリー・ソンダースの中期および後期論考に寄せて
Ⅰ「ターミナルケアの哲学」(1978)
Ⅱ「テンプルトン賞受賞スピーチ」(1981)
Ⅲ「よい死に方」(1984)
Ⅳ「スピリチュアルペイン」(1988)
Ⅴ「声なき人のための声」(2003)
解説2 トータルペイン再訪
訳者あとがき
補遺 シシリー・ソンダース著作・論文目録
索引
上記内容は本書刊行時のものです。