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シシリー・ソンダース初期論文集1958-1966 シシリー・ソンダース(著) - 北大路書房
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シシリー・ソンダース初期論文集1958-1966 (シシリーソンダースショキロンブンシュウ) トータルペイン 緩和ケアの源流をもとめて (トータルペインカンワケアノゲンリュウヲモトメテ)

医学
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発行:北大路書房
四六判
264ページ
並製
価格 2,800円+税
ISBN
978-4-7628-2967-3   COPY
ISBN 13
9784762829673   COPY
ISBN 10h
4-7628-2967-6   COPY
ISBN 10
4762829676   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2017年5月
書店発売日
登録日
2017年4月11日
最終更新日
2017年5月26日
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書評掲載情報

2017-11-18 図書新聞  3228号(2017年11月25日)
評者: 佐々木 隆志氏(静岡県立大学短期大学部教授)
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紹介

近代ホスピスの設立と普及に尽力したC.ソンダース。1958年の第一論文「がんで死ぬこと」をはじめ,8つの初期の論考を収録,さらには編訳者の解説を通して,晩年に至るまでの思考の軌跡を辿る。死にゆく人の「痛み」を身体的,精神的,社会的,スピリチュアルな面からトータルに捉えようとした彼女の思想を再訪,その豊穣な可能性を照らし出す。

◆帯
ホスピス、緩和ケア、トータルペイン、スピリチュアルケア……
人々が人生を終えるための
もっと家のような場所を創造したい。

すべては、ひとりの終末期患者との恋、
そして彼の死からはじまった。
「僕が唯一欲しいのは、君のあたまとこころの中にあるものだ」
「僕が君のホームの窓になるから」


◆主なもくじ
第1章 がんで死ぬこと(1958)
第2章 突然の死から…(1961)
第3章 聖ジョゼフ・ホスピスで働くこと(1962)
第4章 死にゆくことにおける苦痛(1963)
第5章 聖ジョゼフ・ホスピスにおける終末期疾患に苦しむ患者のケア(1964)
第6章 治療困難な悪性疾患の症状治療(1964)
第7章 患者に言うこと(1965)
第8章 最後のフロンティア(1966)
解説1 シシリー・ソンダースの中期および後期論考に寄せて
解説2 トータルペイン再訪

目次

 訳者まえがき

第1章 がんで死ぬこと(1958)
 症例1
 症例2
 症例3
 症例4
 ▼考察
 全般的管理
 看護
 終末期
 痛み
 結論

第2章 突然の死から…(1961)
 敗北ではなく達成
    
第3章 聖ジョゼフ・ホスピスで働くこと(1962)

第4章 死にゆくことにおける苦痛(1963)

第5章 聖ジョゼフ・ホスピスにおける終末期疾患に苦しむ患者のケア(1964)
 痛みの軽減
 精神的苦痛
 身内の視点
 
第6章 治療困難な悪性疾患の症状治療(1964)
 疼痛
 食欲不振、悪心、そして嘔吐
 呼吸困難
 不安、抑うつ、そして混乱
 不眠

第7章 患者に言うこと(1965)
 彼女はふと耳にした
 聴く

第8章 最後のフロンティア(1966)


解説1 シシリー・ソンダースの中期および後期論考に寄せて
 Ⅰ「ターミナルケアの哲学」(1978)
 Ⅱ「テンプルトン賞受賞スピーチ」(1981)
 Ⅲ「よい死に方」(1984)
 Ⅳ「スピリチュアルペイン」(1988)
 Ⅴ「声なき人のための声」(2003)

解説2 トータルペイン再訪

 訳者あとがき
 補遺 シシリー・ソンダース著作・論文目録
 索引

著者プロフィール

シシリー・ソンダース  (ソンダース シシリー)  (

シシリー・ソンダース(Cicely Saunders)
 1918年6月22日、ロンドン北部で生まれる。1938年、政治学、哲学、そして経済学を学ぶために、オックスフォード大学に入学。1940年11月、学業を一時中断し、ロンドンのナイチンゲール看護学校聖トマス校において戦時看護師となる。しかし、1944年に背中の持病により看護師として「免役」されたため、すぐにオックスフォードに戻って学術的研究をし、同年に公衆社会管理学戦時学位を賦与された。その後、アルモナー(現在のソーシャルワーカー)としての訓練を受け、聖トマス病院勤務。その後、ボランティアとして、ベイズウォーターにある死にゆく人のためのホーム、聖ルカ(St Luke's)で働き、1952年に医学部入学。39歳で医師免許取得。1958年には、聖メリー医学校研究員として、聖ジョゼフホスピスでの研究を開始。1967年夏に、聖クリストファーホスピスを開設し、以後18年にわたって医療部長を努める。その貢献によって、宗教領域における顕著な貢献に対するテンプルトン賞(1981)やメリット勲章(1989)など多数受賞。2002年に、乳がんになり、病態が悪化すると、彼女はやすらぎを得て、2005年の初春には聖クリストファーのナフィールド棟の一室に移った。2005年7月14日他界。

小森 康永  (コモリ ヤスナガ)  (編訳

小森康永(こもり やすなが)
1960年 岐阜県生まれ。
1985年 岐阜大学医学部卒業。同大学小児科に在籍。
1995年 名古屋大学医学部精神科へ転入後、愛知県立城山病院に勤務。
現 在 愛知県がんセンター中央病院精神腫瘍科部長

主著 『緩和ケアと時間』金剛出版 2010年
   『ディグニティセラピーのすすめ』(H.M.チョチノフとの共著)金剛出版 2011年
   『終末期と言葉』(高橋規子との共著)金剛出版 2012年
   『バイオサイコソーシャル・アプローチ』(渡辺俊之との共著)金剛出版 2013年
   『ナラティヴ・オンコロジー』(岸本寛史との共著) 遠見書房 2014年
   『はじめよう! がんの家族教室』(編)日本評論社 2015年

訳書 ヘツキとウィンスレイド『人生のリ・メンバリング』金剛出版 2005年
   チョチノフ『ディグニティセラピー』北大路書房 2013年
   デンボロウ『ふだん使いのナラティヴ・セラピー』北大路書房 2016年 
   ヘツキとウィンスレイド『手作りの悲嘆』(仮題) 北大路書房 刊行予定

上記内容は本書刊行時のものです。