版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
心理カウンセラーと考えるハラスメントの予防と相談 杉原 保史(著) - 北大路書房
.

心理カウンセラーと考えるハラスメントの予防と相談 大学における相互尊重のコミュニティづくり

発行:北大路書房
四六判
208ページ
並製
価格 2,100円+税
ISBN
978-4-7628-2955-0
Cコード
C0011
一般 単行本 心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月
2017年2月
書店発売日
登録日
2017年1月5日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

ハラスメントに気がつかない方が楽だという気持ちに、盲目的に支配されていないだろうか。

心理相談の実践に30年近く携わった経験と,心理学の専門的知識を背景に,相談やサポートに必要となる知識と技術について考える。加害と被害の二者関係に留めず,コミュニティ全体の問題として問いかけ,教職員や学生,そして,ハラスメント相談窓口として戸惑う相談員に向けて,日常的で身近な問題への取り組みへと誘う。

決して,本書は,揺るぎない倫理観をもって高みから読者を導こうとするわけではない。
大学コミュニティのあらゆるメンバーに向けて,読者とともに歩み考えていこうと,語りかける。

◆もくじ◆
まえがき
-1部 ハラスメントの理解-
1章 ハラスメントとは
①専門家に答えを出してもらうのではなく,自ら考える姿勢/②ハラスメントとは何か?/③ハラスメントのダメージ/④ハラスメント問題の複雑性/⑤本書の立場

2章 ハラスメントの分類
①セクシュアル・ハラスメント/②アカデミック・ハラスメント/③パワー・ハラスメント

3章 大学という場におけるハラスメント
①近年の大学の状況とハラスメント/②大学におけるハラスメントの実態/③大学人の欲望/④大学教員の学問的権威/⑤学生間のハラスメント/⑥教員間のハラスメント/⑦アカデミック・ハラスメントと研究上の不正

4章 ハラスメントについてのさらなる考察
①ハラスメントを根絶?/②性的欲求や性別の区別そのものは悪ではない/③加害者・被害者に個人的な特徴はあるのか?/④傍観者の有害性/⑤なぜ周囲は気づかないのか?/⑥ハラスメントのグレーゾーン/⑦教員と学生の恋愛/⑧ハラスメントの周辺問題/⑨コミュニティ基準/⑩ストレスという背景要因

-2部 ハラスメントの予防-
5章 予防のために
①ハラスメント研修の基本スタンス/②予防の最重要ターゲット:無関心な傍観者たち/③社会的な密室/④「ハラスメントをしない」という目標は逆効果/⑤肯定文で価値を記述する/⑥よい実践を讃える/⑦自分のこととして捉える/⑧ハラスメントに気づいたとき/⑨ハラスメントと厳しい指導

6章 権力を自覚し,使い方を考える
①スタンフォード監獄実験/②アブグレイブ刑務所/③普通の人が悪人にもヒーローにも傍観者にもなりうる

-3部 ハラスメントの相談-
7章 ハラスメント相談の基本
①相談の焦点/②相談者本人の側の問題/③ハラスメント相談ですること/④ハラスメント相談でしてはいけないこと/⑤ハラスメント相談それ自体の援助効果/⑥心理カウンセリングとハラスメント相談

8章 相談者の心理
①葛 藤/②ハラスメントについての社会的認識の求め/③恥辱感と抱え込み/④無力感・憤り・自責感/⑤PTSD(心的外傷後ストレス障害/⑥被害者アイデンティティ

9章 ハラスメント相談の技術
①基本の傾聴/②客観的事実の確認/③感情の受容と整理/④情報提供/⑤どうしていくかを一緒に検討する/⑥結果の受けとめ/⑦回避の克服/⑧肯定的で積極的な自叙伝的ストーリーを構築する/⑨被害者の立場を離れる支援/⑩加害者からの相談/⑪相談員自身の感情的反応をマネージする

-4部 ハラスメントの調査と対応-
10章 ハラスメントの調査
①ハラスメント調査の基本的な考え方/②調査面接の進め方/③深刻な被害の体験を被った申立人の調査/④事実を隠している被申立人

11章 ハラスメントへの対応
①ハラスメント問題に取り組むための2つの道筋/②対応上の注意/③対応の実際

資  料
 研修教材1/研修教材2
あとがき

目次

◆もくじ◆
まえがき

-1部 ハラスメントの理解-
1章 ハラスメントとは
①専門家に答えを出してもらうのではなく,自ら考える姿勢
②ハラスメントとは何か?
③ハラスメントのダメージ
④ハラスメント問題の複雑性
⑤本書の立場

2章 ハラスメントの分類
①セクシュアル・ハラスメント
②アカデミック・ハラスメント
③パワー・ハラスメント

3章 大学という場におけるハラスメント
①近年の大学の状況とハラスメント
②大学におけるハラスメントの実態
③大学人の欲望
④大学教員の学問的権威
⑤学生間のハラスメント
⑥教員間のハラスメント
⑦アカデミック・ハラスメントと研究上の不正

4章 ハラスメントについてのさらなる考察
①ハラスメントを根絶?
②性的欲求や性別の区別そのものは悪ではない
③加害者・被害者に個人的な特徴はあるのか?
④傍観者の有害性
⑤なぜ周囲は気づかないのか?
⑥ハラスメントのグレーゾーン
⑦教員と学生の恋愛
⑧ハラスメントの周辺問題
⑨コミュニティ基準
⑩ストレスという背景要因


-2部 ハラスメントの予防-
5章 予防のために
①ハラスメント研修の基本スタンス
②予防の最重要ターゲット:無関心な傍観者たち
③社会的な密室
④「ハラスメントをしない」という目標は逆効果
⑤肯定文で価値を記述する
⑥よい実践を讃える
⑦自分のこととして捉える
⑧ハラスメントに気づいたとき
⑨ハラスメントと厳しい指導

6章 権力を自覚し,使い方を考える
①スタンフォード監獄実験
②アブグレイブ刑務所
③普通の人が悪人にもヒーローにも傍観者にもなりうる


-3部 ハラスメントの相談-
7章 ハラスメント相談の基本
①相談の焦点
②相談者本人の側の問題
③ハラスメント相談ですること
④ハラスメント相談でしてはいけないこと
⑤ハラスメント相談それ自体の援助効果
⑥心理カウンセリングとハラスメント相談

8章 相談者の心理
①葛 藤
②ハラスメントについての社会的認識の求め
③恥辱感と抱え込み
④無力感・憤り・自責感
⑤PTSD(心的外傷後ストレス障害)
⑥被害者アイデンティティ

9章 ハラスメント相談の技術
①基本の傾聴
②客観的事実の確認
③感情の受容と整理
④情報提供
⑤どうしていくかを一緒に検討する
⑥結果の受けとめ
⑦回避の克服
⑧肯定的で積極的な自叙伝的ストーリーを構築する
⑨被害者の立場を離れる支援
⑩加害者からの相談
⑪相談員自身の感情的反応をマネージする


-4部 ハラスメントの調査と対応-
10章 ハラスメントの調査
①ハラスメント調査の基本的な考え方
②調査面接の進め方
③深刻な被害の体験を被った申立人の調査
④事実を隠している被申立人

11章 ハラスメントへの対応
①ハラスメント問題に取り組むための2つの道筋
②対応上の注意
③対応の実際

資  料
 研修教材1/研修教材2

あとがき

前書きなど

 本書は,主に大学コミュニティの構成員(教職員や学生など)の方々に向けて書かれたハラスメント問題への取り組みの誘いです。ただ本書は,いずれハラスメントをしてしまうかもしれない読者に,それをしないよう,いさめようと意図して書かれたわけではありません。…略…むしろ本書は,大学コミュニティのあらゆるメンバーに,ハラスメント問題について知ってもらい,理解と関心を持ってもらいたいという願いから書かれました。大学コミュニティのあらゆるメンバーに,「無関心な傍観者」ではなく「意識の高い関与者」になってもらいたいという願いが本書の出発点です。
 …略…
 ハラスメント問題に関心を向けることは,それ自体が勇気のいることであり,チャレンジでしょう。ごく普通の常識的な人にとって,そんな問題には気づかない方が楽だし,そんな危険でめんどうくさい領域には近寄らない方が生きやすいのです。それはよく理解できることです。誰にでもそういう気持ちはあるでしょう。少なくとも私にはあります。問題は,そういう気持ちがあるかどうかではなく,そういう気持ちに盲目的に支配されて生きるかどうかだと言えます。 (まえがきより一部抜粋)

著者プロフィール

杉原 保史  (スギハラ ヤスシ)  (

京都大学学生総合支援センター センター長・教授(教育学博士)
主著・論文 統合的アプローチによる心理援助 金剛出版 2009年
      12人のカウンセラーが語る12の物語(共編著)ミネルヴァ書房 2010年
      技芸(アート)としてのカウンセリング入門 創元社 2012年
      プロカウンセラーの共感の技術 創元社 2015年
 キャリアコンサルタントのためのカウンセリング入門 北大路書房 2016年
      ほか多数

上記内容は本書刊行時のものです。