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社会情動的スキルを育む「保育内容 人間関係」 無藤 隆(編著) - 北大路書房
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実践事例から学ぶ保育内容

社会情動的スキルを育む「保育内容 人間関係」 乳幼児期から小学校へつなぐ非認知能力とは

発行:北大路書房
B5判
184ページ
並製
価格 2,300円+税
ISBN
978-4-7628-2938-3
Cコード
C3037
専門 単行本 教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月
2016年5月
書店発売日
登録日
2016年4月1日
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重版情報

2刷 出来予定日: 2017-03-17
基本的生活習慣の確立,自己の形成,他者との協調性,自己抑制…… 社会情動的スキル(非認知能力)を育む保育実践とは。

紹介

小学校以降の学習を支える力として,基本的生活習慣の確立,自己の形成,他者との協調性,自己抑制といった社会情動的スキルを乳幼児期に育むことが重要な教育課題となっている。保幼小接続の視点からを課題を整理し具体的な保育実践研究を中心に,「折り合う姿」という発達の諸相と,それに対する保育者の援助を提案する。

◆主な目次
はじめに
序章 幼児教育の効果と社会情動的スキルの指導
第1章 乳幼児期の育ちと領域「人間関係」
 第1節 保育の基本と領域「人間関係」
 第2節 身近な人とのかかわりのなかで育つ
 第3節 仲間とのかかわりのなかで育つ
第2章 実践―自己調整力を育む―
 第1節 親子の戸惑いから支える―地域の実態と保育―
 第2節 保育実践研究からみえた7つの折り合う姿の発達と保育者の援助
 第3節 折り合えないこととていねいに向き合う―ある子どもの育ちと保育者の援助―
第3章 育ち合う大人の人間関係を育む
 第1節 葛藤を語り合い,わかち合い,支え合える場をつくる
 第2節 徹底的に子どもの側に立って考える保育者を育む
おわりに

目次

はじめに

序章 幼児教育の効果と社会情動的スキルの指導
  ・OECDでの社会情的スキルの育成の検討
  ・実証的エビデンスのまとめ
  ・欧米を中心に世界中で注目される「非認知的能力」
  ・幼児期における社会情動的・認知的スキルが
   その後の発達に与える影響についてのエビデンス
  ・研究概観からのまとめ
  ・3つの課題を克服する
  ・豊かな環境や保育者の言葉の働き
  ・支援の工夫
  ・保育者の資質・能力を高める園内研修


第1章 乳幼児期の育ちと領域「人間関係」

 第1節 保育の基本と領域「人間関係」
  1.遊びのなかで主体として子どもを育てる
  2.現代社会と領域「人間関係」
  3.社会情動的スキルと領域「人間関係」
  Q&A1 協同性を育もうと思ってもいざこざばかりで,
       活動が前に進みません。

 第2節 身近な人とのかかわりのなかで育つ
  1.愛着関係の形成
  2.自己の育ち
  Q&A2 園に遊びに来る地域の母親が,自分の子どもや
       周囲の親子とはほとんどかかわらず
       スマートフォンをいじってばかりいます。

 第3節 仲間とのかかわりのなかで育つ
  1.自己発揮と自己抑制のバランス:自己調整力の育ち
  2.道徳性,規範意識の芽ばえ
  3.小学校との接続に向けて育むべき子どもの力:
    学びに向かう力とその土台となるもの
  Q&A3 発達に特別な配慮が必要な
       子どもへの支援はどうあるべきでしょうか。


第2章 実践―自己調整力を育む―

 第1節 親子の戸惑いから支える―地域の実態と保育―
  1.地域でみられる現代の親子の姿
  2.子ども・保護者・保育者が育ちあう
  Q&A4 よく手が出る子どもの保護者が,
       クラスの保護者の輪に入れずにいます。

 第2節 保育実践研究からみえた
     7つの折り合う姿の発達と保育者の援助
  1.自己調整力の育ちを「折り合う姿」という視点からとらえる
  【折り合う姿1】 保育者と折り合う:
            「ぼくかっこいい」できる自分への自信
  【折り合う姿2】 遊びたい場で保育者のまわりにいる子どもと,
            保育者とともに折り合う:
            まずは相手に思いを受けとめてもらうことから
  【折り合う姿3】 遊びを共有した友だちとのかかわりを深めながら,
            保育者とともに折り合う:
            「なんで行っちゃうの?」こじれた友だちとの間
  【折り合う姿4】 大好きな友だちといっしょに遊びを続けるために
            友だちと折り合う:
            大好きな友だちに「リスごっこあきた」と言われて
  【折り合う姿5】 かかわりを広げることで自分自身と折り合う:
            できない自分とは向き合わないほうが楽だけど
  【折り合う姿6】 さらにかかわりを広げながら保育者に支えられ
            友だちと折り合う:
            友だちとの思いのズレから自分に気づく
   【折り合う姿7】 みんなのなかで折り合う:
            友だちの思いとともに探究するおもしろさへ
  Q&A5 「自己抑制」について,きまりを守らせることを意識するあまり,
        厳格な保育になってしまっていないかが不安です。
  2.折り合う心こころを育む3つの援助:何をどう見守り,待つのか
  Q&A6 自己主張はあまりせず,他の子どもに軽んじられているように
        見える子どもがいます。本人はそれほど迷惑がっているようす
        ではないのですが,どう介入すべきでしょうか。

 第3節 折り合えないこととていねいに向き合う
     ―ある子どもの育ちと保育者の援助―
  1.折り合えないことをたいせつにする保育
  2.ある子どもの育ちと保育者の援助
  Q&A7 小学校の先生から「困った子」とみられないか心配です。


第3章 育ち合う大人の人間関係を育む
第1節 葛藤を語り合い,わかち合い,支え合える場をつくる
  1.保護者と保育者が語り合い育ち合う
  2.保育者どうしが語り合い支え合う
  Q&A8 園で自己調整力を育んでいても,
       自分自身が自己抑制できない保護者がいて,
       なかなか子どもにも浸透しません。

第2節 徹底的に子どもの側に立って考える保育者を育む
  1.若手保育者の研修に携わって
  2.経験による保育者の育ち:
    自分らしい保育ができることの意義
  Q&A9 園内研修で発言する人がいつも決まっており,
       若い人がほとんど発言しないまま終わってしまいます。

Column 1 乳幼児期にたいせつにすべき遊びとは
Column 2 現代の子育てとメディア
Column 3 自己主張しない子どもたち
Column 4 「また来たい」と思える子育てひろば
Column 5 「気になる子ども」という見方
Column 6 小学校へのアプローチ期に不安を安心に変える
Column 7 思いに寄り添う
Column 8 保育で感じる「わからなさ」を「おもしろさ」へ
Column 9 保育の質を高める園内研修


引用文献
おわりに

著者プロフィール

無藤 隆  (ムトウ タカシ)  (編著

無藤 隆(むとう・たかし)
白梅学園大学 子ども学部子ども学科 教授

古賀 松香   (コガ マツカ)  (編著

古賀 松香(こが・まつか)
京都教育大学 教育学部 幼児教育科 准教授

上記内容は本書刊行時のものです。