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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:19:"音楽と脳科学 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-7628-2929-1";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:1642:"なぜ音楽は私たちを魅了するのであろうか? この問いに対し,言語の獲得同様,生来備わる学習能力を基盤として形成されていく認知過程,またそれを支える神経基盤を中心にそのメカニズムについて詳説する。最新の脳機能測定技術による知見を踏まえ,脳と音楽の研究に関心をよせるすべての人々に包括的レビューを提示する。 ◆主な目次 序 文 第Ⅰ部 導 入 第1章 耳と聴覚 第2章 音楽理論上の背景 第3章 ピッチと和声の知覚 第4章 神経の電気的な活動から事象関連電位(ERP)と事象関連磁場(ERF)へ 第5章 ERP成分 第6章 音楽の脳内処理についての事象関連電位(ERP)を用いた研究の歴史  第7章 機能的脳イメージング法―fMRIとPET 第Ⅱ部 音楽心理学の新たな理論に向けて 第8章 音楽知覚――生成モデル 第9章 音楽の統語論 第10章 音楽の意味論 第11章 音楽と運動 第12章 情 動 第13章 結論と要約 あとがき ◆訳者一覧(*は編訳者) 佐藤正之* 三重大学大学院医学系研究科 序文,第13章 橘 亮輔  東京大学大学院総合文化研究科 第1章,第3章,第7章,第11章 田部井賢一 三重大学大学院医学系研究科 第2章,第12章 小野健太郎 京都大学医学部附属脳機能総合研究センター 第4章,第6章,第9章 森 数馬  独立行政法人食品総合研究所 第5章,第8章,第10章";s:6:"author";s:33:"S.ケルシュ(著/文)…他5名";s:10:"publishers";s:15:"北大路書房";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:15:"北大路書房";s:12:"release_date";i:1461164400;}

音楽と脳科学 音楽の脳内過程の理解をめざして
Brain and Music

哲学・宗教 ラノベ

S.ケルシュ(著), 佐藤 正之(編訳 | 編訳), 橘 亮輔(訳), 田部井 賢一(訳), 小野 健太郎(訳), 森 数馬(訳)
発行:北大路書房

A5判   344頁  上製
価格 5,000円+税

ISBN 978-4-7628-2929-1   C3011
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2015年4月
書店発売日 2016年4月21日
登録日 2016年3月15日

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重版情報

2刷 出来予定日:2017-06-22
コメント:なぜ音楽は私たちを魅了するのであろうか? 脳が音を音楽として捉えるメカニズムを詳説。

紹介

なぜ音楽は私たちを魅了するのであろうか? この問いに対し,言語の獲得同様,生来備わる学習能力を基盤として形成されていく認知過程,またそれを支える神経基盤を中心にそのメカニズムについて詳説する。最新の脳機能測定技術による知見を踏まえ,脳と音楽の研究に関心をよせるすべての人々に包括的レビューを提示する。

◆主な目次
序 文
第Ⅰ部 導 入
第1章 耳と聴覚
第2章 音楽理論上の背景
第3章 ピッチと和声の知覚
第4章 神経の電気的な活動から事象関連電位(ERP)と事象関連磁場(ERF)へ
第5章 ERP成分
第6章 音楽の脳内処理についての事象関連電位(ERP)を用いた研究の歴史 
第7章 機能的脳イメージング法―fMRIとPET
第Ⅱ部 音楽心理学の新たな理論に向けて
第8章 音楽知覚――生成モデル
第9章 音楽の統語論
第10章 音楽の意味論
第11章 音楽と運動
第12章 情 動
第13章 結論と要約
あとがき

◆訳者一覧(*は編訳者)
佐藤正之* 三重大学大学院医学系研究科 序文,第13章
橘 亮輔  東京大学大学院総合文化研究科 第1章,第3章,第7章,第11章
田部井賢一 三重大学大学院医学系研究科 第2章,第12章
小野健太郎 京都大学医学部附属脳機能総合研究センター 第4章,第6章,第9章
森 数馬  独立行政法人食品総合研究所 第5章,第8章,第10章

目次

序 文

第Ⅰ部 導 入

第1章 耳と聴覚
 1節 耳
 2節 脳幹と視床の聴覚経路
 3節 場所情報と時間情報
 4節 うなり,ラフネス,協和,不協和
 5節 音色と音素の音響的等価性
 6節 聴覚皮質

第2章 音楽理論上の背景
 1節 長調同士の関連性
 2節 長調における調内の基本的な機能
 3節 和音の転回とナポリの6度
 4節 セカンダリードミナントとダブルドミナント

第3章 ピッチと和声の知覚
 1節 文脈に依存したピッチの表象
 2節 調性の関係性の表象
 3節 調性感覚の形成と変化
 4節 和声機能の表象
 5節 和音の安定性の階層構造
 6節 音楽的期待
 7節 和音系列実験パラダイム

第4章 神経の電気的な活動から事象関連電位(ERP)と事象関連磁場(ERF)へ
 1節 脳波
  1.10–20方式
  2.基準電極
 2節 事象関連電位
 3節 脳磁図
  1.順問題と逆問題
  2.MEGとEEGの比較

第5章 ERP成分
 1節 聴覚におけるP1,N1,P2
 2節 周波数追従反応
 3節 ミスマッチ陰性電位
  1.新生児におけるMMN
  2.MMNと音楽
 4節 N2bとP300
 5節 ERPと言語処理の相関
  1.意味処理:N400
  2.統語処理:(E)LANとP600
  3.韻律情報の処理:抑揚の切れ目に生じる陽性変化

第6章 音楽の脳内処理についての事象関連電位(ERP)を用いた研究の歴史 
 1節 はじめに:音楽的な刺激を用いた研究 
 2節 和音を用いた研究 
 3節 ミスマッチ反応(MMN)を用いた研究 7
 4節 音楽の意味に関する処理 
 5節 フレーズの境目に関する処理 
 6節 音楽と行為 


第7章 機能的脳イメージング法―fMRIとPET 
 1節 fMRIデータの解析
 2節 疎時間fMRI
 3節 間欠定常fMRI
 4節 活性化か,活動変化か


第Ⅱ部 音楽心理学の新たな理論に向けて

第8章 音楽知覚――生成モデル

第9章 音楽の統語論
 1節 音楽の統語論とは
 2節 認知過程
 3節 右前部初期陰性電位
  1.音響学的な交絡要因の問題とその可能な解決策
  2.課題に関連した要因の影響
  3.多声音楽的な刺激
  4.ERANの潜時
  5.メロディ
  6.ERANの機能局在性
 4節 神経解剖学的な相関
 5節 音響学的な不規則性と音楽の統語論に関する不規則性の処理
 6節 音楽と言語の間に見られる統語処理の相互作用
  ◇統語等価性仮説
 7節 注意と自動性
 8節 音楽訓練の影響
 9節 発達

第10章 音楽の意味論
 1節 音楽の意味論とは
 2節 外音楽的意味
  1.形象的な音楽の意味
  2.指示的な音楽の意味
  3.象徴的な音楽の意味
 3節 外音楽的な意味とN400
 4節 内音楽的な意味
◇内音楽的な意味とN5
 5節 音楽由来の意味
  1.身体的
  2.情動的
  3.個人的
 6節 音楽の意味論
  1.神経機構
  2.命題の意味論
  3.伝達 vs. 表現
  4.大規模な関係性から生じる意味
  5.さらなる理論的説明 191

第11章 音楽と運動
 1節 知覚-運動連関
 2節 演奏の事象関連電位

第12章 情 動
 1節 「音楽的情動」とは何か
 2節 音楽への情動的反応:基本的なメカニズム
 3節 社会的な接触から精神性まで:7つのCs
 4節 音楽への情動的反応:基本的な原理
 5節 音楽的期待と情動反応
  ◇緊張のアーチ
 6節 辺縁系と傍辺縁系に関連する,音楽が喚起する情動
  1.長調-短調と楽しい-悲しい音楽
  2.音楽が喚起するドーパミン作動性の神経活動
  3.音楽と海馬
  4.海馬傍回
  5.海馬,海馬傍回,側頭極からなるネットワーク
  6.島と帯状皮質前部の活動の影響
 7節 音楽が喚起する情動の電気生理的影響
 8節 情動の時間的経過
 9節 音楽制作の有益な効果

第13章 結論と要約
 1節 音楽と言語
 2節 音楽と言語の連続性
 3節 理論の要約
 4節 公開質問の要約

文 献
索 引
あとがき

著者プロフィール

S.ケルシュ(ケルシュ エス)

S.ケルシュ(Stefan Koelsch)

佐藤 正之(サトウ マサユキ)

佐藤 正之(さとう・まさゆき)
1963年 大阪府に生まれる。
1986年 相愛大学音楽学部器楽科卒業
1994年 三重大学医学部卒業
現 在  三重大学大学院医学系研究科認知症医療学講座准教授(医学博士)
主著・論文 “Music and the Brain: From Listening to Playing.” Special issue, Behav Neurol 2014(Lead Guest Editor)
Musical Anhedonia and Visual Hypoemotionality: Selective Loss of Emotional Experience in Music and Vision. In: Ritsner MS eds., Anhedonia: A Comprehensive Handbook Volume I. Springer, Dordrecht, German, 2014, Chapter 5, pp. 81-93.(共著)
など、国内外の専門誌に学術論文を120編余り発表している。

橘 亮輔(タチバナ リョウスケ)

橘 亮輔(たちばな・りょうすけ)
2011年 同志社大学大学院生命医科学研究科博士課程修了 博士(工学)
2012年 東京大学大学院総合文化研究科 特任研究員
現 在 日本学術振興会 特別研究員PD、スイス連邦工科大学チューリッヒ校 客員研究員
主著・論文
"Variability in the temporal parameters in the song of the Bengalese
finch (Lonchura striata var. domestica)." Journal of comparative physiology. A, 201(12): 1157-1168. 2015年12月
"Novel approach for understanding the neural mechanisms of auditory-motor control: pitch regulation by finger force." Neuroscience letters 482(3): 198-202. 2010年10月
さえずりを学ぶ、さえずりから学ぶ:鳴禽の歌学習の進化と神経基盤(共著),現代思想 224-235. 2012年8月
鳥の発声学習(共著),Clinical Neuroscience 33(8): 882-884. 2015年8月

田部井 賢一(タベイ ケンイチ)

田部井 賢一(たべい・けんいち)
現 在 三重大学大学院医学系研究科認知症医療学講座 助教
主著・論文
音楽的コミュニケーション: 心理・教育・文化・脳と臨床からのアプローチ(共訳)誠信書房 2012年
医学的音楽療法: 基礎と臨床(共著)北大路書房 2014年
音楽療法カンファレンス(共著)北大路書房 2015年
音楽心理学入門(共著)誠信書房 2015年

小野 健太郎(オノ ケンタロウ)

小野 健太郎(おの・けんたろう)
2006年 新潟大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了 博士(医学)
現在 立命館大学衣笠総合研究機構 専門研究員
主著・論文
"Motion-induced disturbance of auditory-motor synchronization and its modulation by transcranial direct current stimulation." European Journal of Neuroscience, 43: 509-515. 2016年
"Keeping an eye on the conductor: neural correlates of visuo-motor synchronization and musical experience." Frontiers in Human Neuroscience, 9: 154. 2015年
"Neural correlates of perceptual grouping effects in the processing of sound omission by musicians and nonmusicians." Hearing Research, 319: 25-31. 2015年

森 数馬(モリ カズマ)

森 数馬(もり・かずま)
2013年 広島大学大学院総合科学研究科博士課程修了 博士(学術)
現 在 国立研究開発法人情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 研究員
主著・論文
音楽と生理反応,鈴木直人・片山順一編著 改訂生理心理学第Ⅱ巻,北大路書房 印刷中
「音楽による強烈な情動として生じる鳥肌感の研究動向と展望」, 心理学研究, 495-509. 2014年
"Resting physiological arousal is associated with the experience of music-induced chills." International Journal of Psychophysiology,220-226. 2014年
"Pleasure generated by sadness: Effect of sad lyrics on the emotions
induced by happy music", Psychology of Music, 643-652. 2014年

上記内容は本書刊行時のものです。