書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
改訂エンサイクロペディア 心理学研究方法論
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2013年5月
- 書店発売日
- 2013年6月1日
- 登録日
- 2013年5月8日
- 最終更新日
- 2013年6月3日
紹介
「行動と経験の科学」としての心理学の基盤となる研究方法を徹底的に詳しく記述した,好評書の改訂版。原著第10版(2011年)を忠実に訳出するとともに,日本の読者が更なる理解を深められるように「論文執筆見本」と「領域毎の研究方法の解説」を付す。
目次
序文
導入
■第1章 科学とは何か
1.知識を得るための方法としての科学
2.科学的な研究方法
3.初期の研究方法
4.まとめ
5.行動と経験を研究
6.行動――参加者の主観的経験への道――
7.科学を行なう人々
■第2章 科学的方法の紹介
1.自然観察
2.相関研究法
3.実験法
4.論理と推論――科学の探偵稼業――
5.科学的観察――科学における未処理データ(raw data)――
6.科学的研究の評価
7.科学におけるコミュニケーション
■第3章 仮説を発展させる
1.具体的に仮説を構築する
2.論理的に仮説を構築する
3.検証可能な研究仮説の構築と測定の問題
4.まとめ
5.あらゆるところからアイデアは湧いてくる
6.直感と啓示
7.アイデアを得るための科学者への指針
8.文献検索のためのツール
9.結論
■第4章 倫理
1.心理学的実験に関する倫理的配慮
2.科学者と参加者の権利
3.倫理的問題としての実験
4.科学者と参加者が初めに対話すること
5.参加者の権利と実験者の責任
6.参加者にとって何が有害なのか
7.アメリカ心理学会の倫理ガイドライン
8.施設内倫理委員会
9.虚偽研究
10.事後報告を聞く
11.仲間としての参加者
12.被験体としての動物
■第5章 数的表現による行動の記述
1.測定
2.測定と統計
3.図表的記述と頻度情報
4.記述統計
5.数的データの図表的プレゼンテーション
6.データ変換
7.標準得点
8.連関の測度
■第6章 推測統計――統計的決定を行なう――
1.確率
2.正規分布
3.仮説検証
4.推測統計の例――t検定――
5.分散分析
■第7章 仮説を検討する――概念的入門――
1.実験の文脈――ある例――
2.変動の種類
3.統計的仮説検証
4.内的妥当性をおびやかすもの
5.結論
■第8章 統制――実験的方法の根本原理――
1.参加者の割り当てと選択による統制
2.無作為化
3.実験計画を通じて行なわれる統制
4.実験の論理にかかわる統制
■第9章 実験の論理を応用する――被験者間実験計画――
1.被験者間実験計画にかかわる用語
2.完全無作為化実験計画
3.多水準完全無作為化実験計画
4.要因計画
5.要因計画――実験の論理と交互作用――
6.2×2要因実験で得られる可能性のある8種類の結果
7.要因計画に伴う被験者変数の解釈
8.要因計画の利点
■第10章 実験の論理を拡張する――被験者内実験計画と被験者つり合わせ法――
1.被験者内実験計画
2.混合実験計画
3.被験者つり合わせ手続き
■第11章 実験の生態学――実験環境からみた科学者と参加者――
1.生態学
2.実験者要因
3.被験者要因
4.文化的バイアスと社会的バイアス
■第12章 準実験計画,相関計画,自然観察計画
1.閉鎖系と開放系
2.準実験計画
3.相関手続き
4.自然観察
■第13章 単一被験者実験計画
1.単一被験者実験計画の種類
2.事例研究計画
3.実験的単一被験者実験計画
4.新しい種類の単一被験者研究
■第14章 質問紙,調査研究,標本抽出(サンプリング)
1.質問構成と形式
2.調査実施の方法
3.標本抽出
4.標本の大きさ
5.信頼性と妥当性
■第15章 結果を共有する
1.他の研究者とのコミュニケーション――科学論文――
2.論文を書く
3.論文を刊行する
4.優れた論文を構成しているものは何か
■第16章 方法を超えて
1.研究の次元
2.疑問をもって始める
3.答えを見つけることの限界
4.複雑な人間の過程としての科学
5.科学における価値
6.関連性
7.超越の手段としての科学
■解説(第16章)および領域別方法論
第16章「方法を超えて」解説
知覚心理学と研究方法
心理生理学と研究方法
犯罪心理学の方法論
社会心理学の研究方法
生涯発達心理学の研究方法論
■附録
附録A 原稿見本
附録B 数表
用語集
引用文献
人名索引
事項索引
編者あとがき,そして文献案内
上記内容は本書刊行時のものです。