版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
基礎から学ぶ 心理学・臨床心理学 山 祐嗣(編著) - 北大路書房
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:あり

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

基礎から学ぶ 心理学・臨床心理学 (キソカラマナブシンリガクリンショウシンリガク)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:北大路書房
A5判
280ページ
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7628-2672-6   COPY
ISBN 13
9784762826726   COPY
ISBN 10h
4-7628-2672-3   COPY
ISBN 10
4762826723   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2009年4月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2016年5月27日
このエントリーをはてなブックマークに追加

重版情報

4刷 出来予定日: 2016-06-21
MORE
LESS
科学的研究と臨床活動を架橋する心理学入門

紹介

心理学と臨床心理学。その関係性は語感から生じるものとは随分と異なり,歴史的経緯や方法論はかなり違っている。本書は初学者がこれらの違いを体系的・個別項目的に理解・把握し,また個々の章でまとめられた基礎的知識のまとめを通して,心理学と臨床心理学に関する十分なパースペクティブが持てることを願って編集された。

目次

第Ⅰ部 心理学

●1 心の働き

第1章 心理学の歴史と方法
 第1節 哲学から心理学へ
  1.心理学とは何か/2.哲学における心理学/3.実験心理学の始まり
 第2節 20世紀以降の心理学
  1.ヴント批判/2.行動主義心理学/3.ゲシュタルト心理学/4.認知心理学・認知科学
 第3節 心理学の方法
  1.心理学における測定と尺度/2.実験観察/3.個人差の心理学

第2章 脳と心理学
 第1節 はじめに
 第2節 脳の構造
 第3節 大脳の働き
 第4節 大脳皮質と大脳辺縁系
  1.大脳皮質/2.大脳辺縁系
 第5節 左右の大脳半球
 第6節 脳の細胞と情報伝達
 第7節 脳と睡眠
 第8節 おわりに

第3章 心の発達
 第1節 発達の諸側面
 第2節 子どもの発達
  1.乳児期・幼児期の特徴/2.子どもの知的発達/3.子どもの社会性の発達
 第3節 青年期の拡張と成人期
 第4節 生涯発達心理学
  1.生涯発達とは/2.中年期/3.老年期

第4章 感覚と知覚
 第1節 感覚
  1.刺激閾と弁別閾/2.視覚システム/3.聴覚システム
 第2節 知覚的な体制化
  1.群化の要因/2.図と地
 第3節 奥行き知覚と知覚の恒常性
  1.奥行き知覚/2.知覚の恒常性
 第4節 錯覚
 第5節 運動の知覚

第5章 学習
 第1節 学習とは何か
 第2節 レスポンデント条件づけ
  1.パブロフの実験/2.強化・消去・自発的回復・般化・分化
 第3節 オペラント条件づけ
  1.スキナーの実験/2.シェーピング/3.消去・般化・弁別/4.強化スケジュール
 第4節 社会的学習理論

第6章 記憶と思考
 第1節 記憶のしくみ
 第2節 記憶の二重貯蔵モデル
  1.感覚記憶/2.短期記憶/3.長期記憶
 第3節 問題解決と意思決定
 1.問題解決/2.意思決定
 第4節 推論
  1.演繹的推論と帰納的推論/2.確率的推論/3.ウェイソン選択課題

第7章 言語と知能
 第1節 言語の性質
  1.言語の一般的特徴/2.言語表現の構造
 第2節 言語の意味
  1.単語の意味/2.統語構造と文の命題的意味/3.語用論的意味
 第3節 ヒトの認知活動における言語
  1.言語表現の理解(言語理解)/2.言語の機能/3.言語の獲得・発達
 第4節 脳科学から見た言語
 第5節 ヒトの知能と概念の働き
  1.言語と概念/2.概念の機能/3.概念の性質/4.概念のモデル
 第6節 知識とその表現
  1.言語と知識/2.知識のさまざまな側面/3.知識表現

●2 心と社会

第8章 動機づけと情動
 第1節 動機づけと欲求
  1.動因/2.誘因/3.快と不快/4.二次的欲求/5.社会的欲求
 第2節 感情・情動
  1.快不快と感情/2.対処行動としての情動/3.環境の評価と情動/4.情動行動に伴う身体変化と感情体験
 第3節 表出行動とコミュニケーション
 第4節 動因による行動と情動行動の普遍性
 第5節 動機づけと情動の病理
 第6節 まとめ

第9章 性格
 第1節 性格の記述
  1.類型論によるアプローチ/2.特性によるアプローチ
 第2節 性格検査の信頼性と妥当性

第10章 対人関係と集団
 第1節 対人関係
  1.対人認知/2.対人感情/3.関係の維持
 第2節 集団心理
  1.傍観者効果/2.集団思考/3.マイノリティ・インフルエンス/4.社会的アイデンティティ

第11章 自己と文化
 第1節 自己とは何か
  1.自己概念/2.自尊心/3.自己にかかわる動機
 第2節 文化によって異なる自己
  1.文化によって異なる自己のさまざまな側面/2.文化による違いはなぜ起こるか

第12章 健康と社会
 第1節 健康と健康心理学
  1.健康の概念と健康観/2.健康心理学
 第2節 健康の維持・増進および疾病の予防と健康心理学
  1.健康の維持・増進と健康行動/2.生活習慣と疾病の予防
 第3節 心のケアと健康心理学

第13章 ジェンダーと心理学
 第1節 セックスとジェンダー
 第2節 個人の内面にあるジェンダー
  1.パーソナリティとしての女性性,男性性/2.女性に対する態度
 第3節 社会的行動としてのジェンダー
 第4節 子どものジェンダー発達
 第5節 ジェンダーの視点をもった心理学研究

第14章 人間とコンピュータ
 第1節 コンピュータの歴史
 第2節 コンピュータネットワークの歴史
 第3節 人間対コンピュータ
 第4節 コンピュータとインターネットがもたらしたもの
 第5節 ネットワーク上のコミュニケーションとコミュニティ
 第6節 インターネットの犯罪
 第7節 どのようにITとつきあうか

第Ⅱ部 臨床心理学

●1 臨床心理学の基礎

第1章 精神分析
 第1節 はじめに
 第2節 心理療法としての精神分析
 第3節 精神分析の主要概念
  1.無意識/2.自由連想法/3.心的葛藤/4.抑圧・防衛・抵抗/5.エディプス・コンプレックス/6.幼児性欲論/7.転移・逆転移/8.治療者の介入
 第4節 フロイト以後の発展
 第5節 精神分析的精神療法
 第6節 おわりに

第2章 分析心理学
 第1節 分析心理学(ユング心理学)
 第2節 無意識の諸相
  1.個人的無意識と集合的(普遍的)無意識/2.元型
 第3節 意識と無意識の関係
  1.症状のもつ意味/2.夢分析

第3章 クライエント中心療法
 第1節 はじめに
 第2節 ロジャーズの人と生涯
  1.農学から神学,さらに心理学へ/2.経験に学ぶ/3.臨床家および研究者としてのロジャーズ
 第3節 クライエント中心療法
 第4節 カウンセリングの基本スタイルの提示
 第5節 建設的なパーソナリティ変化が起こる6条件
 第6節 カウンセリングの3原則
 第7節 おわりに

第4章 行動療法
 第1節 行動療法とは
 第2節 系統的脱感作とその発展
 第3節 応用行動分析

第5章 発達臨床心理学
 第1節 発達臨床心理学とは何か
 第2節 発達臨床心理学の基本的な人間理解
  1.交互作用発達モデル/2.関係発達の強調/3.オーガナイズされた経験としての自己/4.二者関係と三項関係
 第3節 発達臨床心理学における見立ての特徴と臨床実践の進め方
 1.関係性の障害というとらえ方/2.親-乳幼児心理療法からの貢献

第6章 心理臨床に必要な精神医学の知識
 第1節 はじめに
 第2節 精神障害の分類
  1.古典的分類/2.現代の記述的分類
 第3節 精神障害の種類
 第4節 精神障害の診断
  1.診断の進め方/2.精神症状のとらえ方
 第5節 精神障害の治療
  1.薬物療法・身体的療法/2.精神療法(心理療法,カウンセリング)/3.環境療法(社会療法)
 第6節 おわりに

第7章 心理臨床に必要な心身医学の知識
 第1節 心身医学と心身症
 第2節 心身症の発症・経過に関連する因子
 第3節 心身症の診断と治療
  1.心身医学的診断/2.心身医学的治療法
 第4節 チーム・アプローチ
 第5節 おわりに

●2 臨床心理アセスメント

第8章 発達検査および知能検査
 第1節 発達検査
 第2節 知能検査
 第3節 発達検査・知能検査の種類
  1.発達検査/2.知能検査
 第4節 実施上の留意点

第9章 質問紙法検査
 第1節 質問紙法検査の特徴
  1.質問紙法検査とは/2.質問紙法検査の作成/3.MMPI/4.Y-G性格検査/5.TEG(東大式エゴグラム)/6.CMI
 第2節 おわりに

第10章 投映法検査
 第1節 投映法検査とは何か
 第2節 ロールシャッハ・テスト
 第3節 主題統覚法検査
 第4節 描画法検査
  1.バウムテスト/2.人物画/3.風景構成法
 第5節 文章完成法
 第6節 P-Fスタディ
 第7節 内田クレペリン検査
 第8節 所見とフィードバック

●3 心理療法の実際

第11章 心理療法の技法
 第1節 カウンセリング
  1.相談を受ける専門家/2.カウンセリング/3.クライエントの心理
 第2節 遊戯療法
  1.遊戯療法とは/2.遊戯療法の実際
 第3節 芸術・表現療法(絵画・箱庭・コラージュ療法)
  1.芸術・表現療法とは/2.絵画療法/3.箱庭療法/4.コラージュ療法
 第4節 音楽療法
  1.音楽療法とは/2.音・音楽の機能
 第5節 認知行動療法
  1.認知行動療法とは/2.認知行動療法の特徴/3.認知行動療法の実施/4.認知行動療法における認知と行動の役割/5.認知行動療法の介入構造/6.認知行動療法における介入の実際
 第6節 自律訓練法と自己調整法
  1.自律訓練法/2.標準練習/3.自己調整法
 第7節 家族療法(システムズアプローチ)
  1.コミュニケーションと家族/2.家族とともに解決に取り組む/3.システムの3つの属性から働きかける/4.おわりに
 第8節 グループアプローチ
  1.精神分析的グループアプローチ/2.人間中心的グループアプローチ/3.行動療法的グループアプローチ/4.治療的メカニズムと契約の重視

第12章 臨床心理士の活動と倫理
 第1節 はじめに
  1.臨床心理士の活動の広がり/2.倫理とはなぜ必要なのか―権限と責任
 第2節 臨床心理士(心理臨床家)にとっての倫理
  1.心理臨床における関係の特殊性/2.臨床心理士の職業的倫理7原則/3.臨床心理士の守秘義務
 第3節 心理学を研究する者としての倫理
 第4節 おわりに

第13章 心理臨床の実践領域
 第1節 教育領域の実践
  1.スクールカウンセラー/2.学生相談室の心理臨床
 第2節 福祉領域の実践
  1.福祉とは/2.児童相談所とは/3.おもな相談内容と心理職(児童心理司)の役割
 第3節 医療・保健領域の実践
  1.精神科医療における心理臨床/2.心身医療における心理臨床
 第4節 司法・矯正・警察領域の実践
  1.はじめに/2.警察における心理臨床/3.裁判における心理臨床/4.矯正における心理臨床/5.更生保護における心理臨床
 第5節 産業領域の実践
  1.産業カウンセリングと産業メンタルヘルスの背景/2.産業カウンセリングの実践 
 第6節 私設心理相談領域の実際

上記内容は本書刊行時のものです。