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視界良好 河野 泰弘(著) - 北大路書房
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視界良好 先天性全盲の私が生活している世界

発行:北大路書房
A5判
96ページ
並製
価格 1,200円+税
ISBN
978-4-7628-2562-0
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他

出版社在庫情報
在庫あり
初版年月
2007年6月
書店発売日
登録日
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重版情報

3刷 出来予定日: 2017-04-25
2009年1月4日「天声人語」(朝日新聞)で紹介された本書(2007年)とともに,その後の著者の10年を綴った『視界良好2:視覚障害の状態を生きる』(2017年4月発行)も是非!

紹介

聞く・触れる・嗅ぐことで「見る」世界,
そこでの暮らしを柔らかに語る。

日本人で視覚障害者でお酒が弱い--それが河野さん。いろいろな人が生きる,多様な人間社会では,障害も個性の一つなのではないか…。自らの「世界」を生き生きと,ちょっとユーモラスに描く。彼にとって見ることとは,全身で感じ,味わうことなのだ。彼の生き方から元気をもらえる一冊。

★『視界良好2:視覚障害の状態を生きる』2017年4月発行! 
『視界良好』刊行後10年。主に盲ろう通訳として活動してきた著者が,事物や他者とのコミュニケーションを通じて「見ること」をいかに獲得し良好にしてきたかを記述した第Ⅰ部。続く第Ⅱ部で,現在の自分を見つめ直しつつ,人とのつながり,自身の就活,社会問題等その解決の方向について抱いている思いを綴る。
http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784762829628

目次

 まえがき
0.私がイメージできること、イメージしにくいこと
  本を読みながら/心に映った風景/朱と紅はどう違う?/
  アザラシがイメージできない/絵の描き方が判らない/記憶映画/
  小説で判ったアニメキャラクターの姿/怒り顔ができない
1.聴覚で見ている世界
  駅のチャイム/命がけの道路横断/人波が道案内/
  パソコンで漢字学習?/声から顔の動きを読む/室内でも恐怖体験!!/
  ころあいが音で判る/効果音が教えてくれる/コウモリになった夜/
  水かさを計る/おせっかいな耳?/盲人卓球/自然の音楽
2.触覚で見ている世界
  ボタンの見分け方/カード社会を生きる/針を触って時間を確かめる/
  服は手で選ぶ/ジャガイモの皮むき/悲しみの記憶に触れて/
  手に刻み込まれた教訓/点字でメールを読む/お金の見分け方/
  数字に助けられて/自動販売機のスリル
3.嗅覚で見ている世界
  嗅いでびっくり/お店の匂いで曲がり角が判る/ショッピングをしながら/
  「仕上がり」を嗅ぎ分ける/空模様を嗅ぎ分ける/バイキング料理
4.捉えられないけれど、感じること
  人の雰囲気/夢の中でも目は見えない/宇宙を感じる
 あとがき

■コラム■
普通学級でつらかったこと、楽しかったこと
多くの方に支えられて
社会のスピード、私のスピード
私の現在の生活
私の現在行っている活動
嫌な匂い
“障害”について思うこと

著者プロフィール

河野 泰弘  (コウノ ヤスヒロ)  (

1980年 アメリカ・カリフォルニア州に生まれる。生まれた時から全盲(両眼)。
    3歳の時,家族とともに日本に帰国。小学校~高校まで統合教育を受け,
    普通学校で学ぶ。学校生活を通じて,視覚障害者(目の見えない人)と
    晴眼者(目の見える人)の価値観や世界観の差に関心をもつようになる。

2003年 中央大学法学部を卒業後,同大学文学部に学士入学。
2006年 中央大学文学部を卒業。
    卒業後,盲ろう者向けの通訳者・介助者としての活動を行なってきた。
    同時に,東京都内複数の小・中学校での講演活動,授業アシスタントの
    活動も続けている。

    10歳代後半から視覚特別支援学校や公共施設をはじめ,さまざまな場所
    で講演活動も行なってきた。その中で,都内FM局、コミュニティ局の
    ラジオ番組への出演を経験する。2009年1月4日「天声人語」(朝日新
    聞)での拙著紹介などをきっかけに,大学などにも活動の場を広げた。
    2013年12月には「聞いて聞かせて」(NHKラジオ第2)にも出演した。

    最近は,一般企業への就職活動等を通して社会との関わりを深めてきた。
    東日本大震災をきっかけに,社会の出来事と人々の生活にも,より強い
    関心を向けることになる。未来に向け,人間や世界のあり方のより良い
    可能性を,多くの方々とともに考えていきたいと思っている。

著 書『視界良好 全盲の私が生活している世界』(北大路書房,2007年,単著)
   『ディスコミュニケーションの心理学』(東京大学出版会,2011年,分担執筆)

上記内容は本書刊行時のものです。