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CREATIVE LOCAL 馬場 正尊(著/文 | 編集) - 学芸出版社
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CREATIVE LOCAL (クリエイティブローカル) エリアリノベーション海外編 (エリアリノベーションカイガイヘン)

工業・工学
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発行:学芸出版社
四六判
256ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7615-2666-5   COPY
ISBN 13
9784761526665   COPY
ISBN 10h
4-7615-2666-1   COPY
ISBN 10
4761526661   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年11月7日
最終更新日
2017年11月7日
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書評掲載情報

2018-03-04 読売新聞  朝刊
評者: 森健(ジャーナリスト)
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紹介

日本より先に人口減少・縮退したイタリア、ドイツ、イギリス、アメリカ、チリの地方都市を劇的に変えた、エリアリノベーション最前線。空き家・空き地のシェア、廃村の危機を救う観光、社会課題に挑む建築家、個人事業から始まる社会システムの変革など、衰退をポジティブに逆転するプレイヤーたちのクリエイティブな実践。

目次

序論:衰退の先の未来を探す旅に出た。(馬場正尊)
1 イタリア:アルベルゴ・ディフーゾ
 ―街全体をホテルにする新しい観光(中橋 恵)
2 イタリア:アグリツーリズム
 ―田舎のホスピタリティを価値に変える旅(菊地マリエ)
3 ドイツ/ライプツィヒ:ハウスプロジェクト
 ―空き家を地域に開いて共有する(大谷 悠)
4 ドイツ/ベルリン:アーバンガーデン
 ―空き地を誰もが自由に使える庭へ(ミンクス典子)
5 ドイツ/ラオジッツ:インダストリアル・ランドスケープ
 ―かつての炭鉱を人々が憩う湖へ(中江研)
6 アメリカ/デトロイト:エリア再生というスタートアップ
 ―起業家のグラスルーツ活動が変えるコミュニティ(阿部大輔)
7 イギリス/リパプール&グラスゴー:コミュニティ・アーキテクチャー
 ―アッセンブルとタクタルによる参加のデザイン(漆原 弘)
8 チリ:建築家からの社会構築的アプローチ
 ―エレメンタルのソーシャルハウジング(山道拓人)
9 寛容な風景を生む、組織とプロセス(加藤優一)
おわりに:理想の風景から、方法を逆算する。

著者プロフィール

馬場 正尊  (ババ マサタカ)  (著/文 | 編集

Open A代表/公共R不動産ディレクター/東北芸術工科大学教授。1968年生まれ。早稲田大学大学院建築学科修了後、博報堂入社。2002年Open A Ltd.を設立。建築設計、都市計画まで幅広く手がけ、ウェブサイト「東京R不動産」「公共R不動産」を共同運営する。建築の近作に「Reビル事業」「佐賀県柳町歴史地区再生」「Shibamata FU-TEN」など。近著に『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』(以上、学芸出版社)など。

中江 研  (ナカエ ケン)  (著/文 | 編集

神戸大学大学院工学研究科建築学専攻准教授。1968年生まれ。神戸大学大学院建築学専攻修士課程修了。博士(工学)。建築史研究室で主にドイツ・モダニズムの建築史・建築論を研究中。兵庫県の生野鉱山の産業遺産の調査から、近代に企業がつくったまちや住宅に関心が広がり、日本と世界の社宅街を調査・研究している。

加藤 優一  (カトウ ユウイチ)  (著/文 | 編集

Open A/公共R不動産/(一社)最上のくらし舎代表理事。1987年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻博士工期課程単位取得退学。2011年より東日本大震災の復興事業を支援しながら自治体組織と計画プロセスの研究を行う。同年、新・港村Archi+Aid展 空間デザイン賞ノミネート。2015年より現職にて、建築の設計企画、まちづくり、公共空間の活用、編集・執筆等に携わる。銭湯ぐらし主宰。

中橋 恵  (ナカハシ メグミ)  (著/文

イタリア・ナポリ在住。日伊間文化コーディネーター。1997年金沢大学工学部土木建設工学科卒業。1998~2000年イタリア政府奨学金生、ロータリー奨学金生として、ナポリ大学工学部に留学。2001年法政大学大学院工学研究科修士課程修了、2006年ナポリ大学建築学部博士課程単位取得退学。現在は地域復興に関する調査、執筆、ワークショップ等の活動を行う。著書に『世界の地方創生』(共著、学芸出版社)ほか。

菊地 マリエ  (キクチ マリエ)  (著/文

フリーランス/公共R不動産メンバー。1984年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、日本政策投資銀行勤務、在勤中に東洋大学経済学部公民連携専攻修士課程修了。日本で最も美しい村連合特派員として日本一周後、2014年より公共R不動産の立ち上げ、その他フリーランスで多くの公民連携プロジェクトに携わる。

大谷 悠  (オオタニ ユウ)  (著/文

ドイツ・ライプツィヒ在住。NPOライプツィヒ「日本の家」共同代表。東京大学新領域創成科学研究科博士課程所属。1984年生まれ。2010年千葉大学工学研究科建築・都市科学専攻修士課程修了。同年渡独。2011年ライプツィヒの空き家にて仲間とともに「日本の家」を立ち上げる。ポスト成長の時代に人々が都市で楽しく豊かに暮らす方法を、ドイツと日本で研究・実践している。

ミンクス 典子  (ミンクス ノリコ)  (著/文

ドイツ・ライプツィヒ在住。ミンクス・アーキテクツ主宰。1977年生まれ。日本大学と東京理科大学大学院で建築を学び、2003年渡欧。ウィーン、デュッセルドルフ、ロンドンで現地の設計事務所に勤務後、2009年に一時帰国。磯崎アトリエにて、ドイツ・ボン市のベートベーンホール設計競技に参加。同年よりミンクス・アーキテクツ主宰。2010年に拠点をドイツに移す。2011年よりNPOライプツィヒ「日本の家」共同代表。

阿部 大輔  (アベ ダイスケ)  (著/文

龍谷大学政策学部准教授。1975年ホノルル生まれ。早稲田大学理工学部土木工学科卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。カタルーニャ工科大学バルセロナ建築学校博士課程修了。博士(工学)。主な著書に『バルセロナ旧市街の再生戦略』(学芸出版社)、『地域空間の包容力と社会的持続性』(編著、日本経済評論社)、『都市経営時代のアーバンデザイン』(共著、学芸出版社)など。

漆原 弘  (ウルシバラ ヒロシ)  (著/文

英国ハンプシャー州建築課シニア・アーキテクト。一級建築士、英国政府認定建築家、王立英国建築家協会会員。建築学博士。1965年生まれ。早稲田大学大学院建築学科を卒業後、SKM設計計画事務所/近代建築研究所勤務。1995年より英国ヨーク大学博士課程に留学。1999年に博士号取得。その後、アイルランド、英国内の設計事務所に勤務、2016年より現職。建築設計の傍ら、研究活動を続けている。著書に『リノベーションの新潮流』『世界の地方創生』(以上共著、学芸出版社)。

山道 拓人  (サンドウ タクト)  (著/文

株式会社ツバメアーキテクツ代表取締役。1986年生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒業。同大学院修士課程修了。2011年~同大学院博士課程に在籍。2012年Alejandro Aravena Architects/ELEMENTAL(チリ)勤務。2012~13年ツクルバのチーフアーキテクト。2013年ツバメアーキテクツ設立。

上記内容は本書刊行時のものです。