書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
AIと差別
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年7月15日
- 書店発売日
- 2020年7月17日
- 登録日
- 2020年7月10日
- 最終更新日
- 2020年7月15日
紹介
人間が作ったAIが、時に差別や偏見を助長する可能性が指摘されている。本書では、AIの持つ機能と特性を読み解きながら、差別を拡大させるメカニズムにアプローチする。3人の研究者によるパネルディスカッションも掲載。
目次
第Ⅰ部 基調講演&コメント
【基調講演】
AI 時代の差別と公平性 成原 慧
はじめに
AI の学習は予見や制御が困難
国際的なガバナンスの枠組みが必要に
なぜAI は差別をしてしまうのか
データの偏りがAI の差別要因に
バイアスの再生産や不正確な予測なども影響
AI は人間を属性の束として捉える
人間の尊厳と個人の自律の尊重がAI 開発の原則
AI の公平性に関する規範への各国の取り組み
AI の判断における法的義務とは
AI における公平性は、社会で広く議論されるべき
【コメント1】
「AI と差別」という問題系 明戸 隆浩
「AI に責任を帰属させる」問題について
高輪ゲートウェイの「AI さくらさん」をめぐる問題
AI による差別を4 つに類型化する
AI をどうデザインするか
【コメント2】
統計的差別について 堀田 義太郎
はじめに
統計的差別とは何か
統計的差別はいつ悪くなるのか
おわりに
第Ⅱ部 パネルディスカッション
【パネリスト】成原 慧×明戸 隆浩×堀田 義太郎
【司会】宮下 萌
反差別をどうデザインするか?
AI による差別の特徴とは?
個人のセグメント化について
AI において配慮されるべき公平性とは何か
専門家間の繋がりを
我々はAI をどう使うべきか
質疑応答
第Ⅲ部 付録
「国際的な議論のためのAI 開発原則」(2017 年7 月)
「AI 利活用原則」(2018 年8 月)
参考文献・資料
上記内容は本書刊行時のものです。