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子どもアドボカシー実践講座
福祉・教育・司法の場で子どもの声を支援するために
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2013年4月
- 書店発売日
- 2013年4月19日
- 登録日
- 2013年3月6日
- 最終更新日
- 2023年2月22日
紹介
子ども一人ひとりを権利主体ととらえ、様々な場における子どもの参加と意見表明権を保障することを目的とするアドボケイト。その最先端であるイギリスの実践に学びつつ、日本での実践に向けた実践講座。
目次
集中講座 1日目(講義)
開講式 子どもアドボカシー実践講座の目的
1時限目 イギリスの子どもアドボカシーから学ぶ
2時限目 子どもアドボカシーの理念と枠組
3時限目 子どもアドボカシーのジレンマと対処方法
昼休み 質問コーナー①
4時限目 子どもアドボカシーのプロセスと技術
5時限目 日本で子どもアドボカシーを発展させる
集中講座 2日目(演習)
1時限目 子どもアドボカシー技術の演習
2時限目 独立アドボケイトによる事例検討―児童福祉
3時限目 独立アドボケイトによる事例検討―保育・教育・医療
昼休み 質問コーナー②
4時限目 福祉職・弁護士によるアドボカシーの事例検討
5時限目 保育士・教師・保健師によるアドボカシーの事例検討
閉講式 あとがき
引用文献一覧
前書きなど
子どもアドボカシー実践講座の目的
日本で初めて開講される「子どもアドボカシー実践講座」にようこそ! みなさんを歓迎し、また活躍を期待しています。この講座は、現在イギリスで行われている世界最先端の子どもアドボカシーの理念と技術を学び、実際の現場で活用できるようにすることをめざす画期的な講座です。ここで提供されるアドボカシーの理念と技術は、日本にはこれまで存在していなかったものですから、受講されるみなさんは心も頭も白紙の状態から学び始めてほしいと思います。そして講座修了後は、それぞれの子ども支援の現場でパイオニアとしてアドボカシーを発展させ、日本にアドボカシーの文化を築くキーパーソンになっていただきたいと願っています。この講座の最終目的は、日本にはいまだ存在しない「独立子どもアドボカシーサービス」を創設することです。
この講座のもとになったのは、社団法人子ども情報研究センターが2011年11月5日・6日に実施した「地域子どもアドボケイトネットワーク構築プログラム《基礎ステップアップ講座》:子どもの声がおとなに届くために私たちにできること―イギリスの子どもアドボカシーから学ぶ」(詳しくは本書あとがきをご覧ください)です。この講座では、イギリスの子どもアドボカシー研究の第一人者である西イングランド大学のジェーン・ダリンプル先生と著名な子どもアドボカシー実践者・トレーナーであるヒラリー・ホーラン先生を招聘して、子どもアドボカシーの理念と技術を学びました。この講座があまりにすばらしかったので、当日受講できなかった多くの方々に届けたいというのが、本書を出版することになった出発点です。
上記内容は本書刊行時のものです。