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ドキュメント 水平をもとめて 皮革の仕事と被差別部落

社会一般 ラノベ

鎌田 慧(著)
発行:解放出版社

四六判   323頁  並製
定価 2,200円+税

ISBN 978-4-7592-0230-4   C0036
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2016年6月
書店発売日 2016年6月30日
登録日 2016年6月15日

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書評掲載情報

2016-12-24 図書新聞  3284号
評者:天笠啓祐 16年下半期読書アンケート
2016-12-02 週刊金曜日  1115号
評者:「本箱」のコーナーで紹介されました
2016-10-15 図書新聞  第3274号
評者:米田 綱路
2016-08-28 北海道新聞  
評者:角岡伸彦 フリーライター
2016-08-23 東奥日報  
評者:斉藤光政
2016-08-14 東京新聞/中日新聞  朝刊

紹介

各地の屠場取材後、原皮に関心をもった著者は「白鞣革」など皮革業で知られる姫路で働く人々の話を歴史とつなげ長期ルポ。他に奈良、貝塚、小諸、糸島の部落の人々の仕事や解放運動の取材も収載した本書は貴重な記録でもある。

目次

■第一部
姫路の革をつくるひとたち

 皮革の町・高木…職場の文化運動/高木の地獄橋/北中飢餓同盟/水平社演説会
 同人詩誌『ぱどる』の誕生…牛毛の雲/労働組合の結成/「詩はレジスタンスだ」/倒産した「北中皮革」/「山陽皮革」の誕生/ロシア人の技術/軍需産業とともに発展/皮革工場の近代化/静かな高木地区

 皮革の町・西御着…西御着・皮革産業のあゆみ/「鶏口となるも牛後となるなかれ」/西御着の歴史/若い後継者たち/多様だった革製品/戦後の混乱期と隠匿物資/仕事一筋に

 皮革産業を支えたひとたち…皮は生きもの/皮革工場地帯として/高木の皮革産業史/「革の王国」ではたらく/市川で生まれる白鞣革/「皮サマサマ」の時代

 高木につたわる革の話…伝説・秀吉のこと/伝説・渡来人のこと/伝説・聖明神/伝説・椋の大木/伝説・無法者退治/伝説・丹波大狸と備前古狸/伝説・肉売り/黒鞣革の製法/原皮輸入の祖/すきやき/輸出/軍需の拡大

 にかわ生産の歴史と工場…二〇歳でにかわ工場をおこす/工場経営の行き詰まり/戦後のにかわ・ゼラチン業界/再出発/季節労働に頼った和膠の生産/新事業の展開/季節・天候に左右されない洋膠/伝統をまもって/皮革の歴史とともにあった「にかわ」

 にかわとゼラチン…和膠と洋膠/マッチ生産/にかわからゼラチンへ/生活のさまざまな分野で

 「先革」の生産…戦後皮革産業の華やかなりし時代から

 靴職人の多い街…靴の生産/一七歳で独立/皮革加工へ転換/原皮からの賃加工

■第二部
高木地区、あらたな挑戦
 高木の白鞣革の歴史/白鞣革の生産過程/高木の皮革工場/皮革産業のあらたな道/白鞣しのルーツ/自然とともに生きる職人/幻の黄金の革の再現/高級皮革の生産/馬革の国際的な競争

北出新司さん・昭さんに聞く 育て、さばいて、売る─貝塚市立と畜場
 昔ながらの屠畜/「包丁一本、腕一本」/人間の思い込み/七代さかのぼる/豚皮と関東/最後の屠畜/水平社宣言/いのちの太鼓

皮と職人
 飛騨の未来を語る松元二郎さん

 三味線皮鞣しの伝承
日本一の三味皮づくり/三味線皮づくりを「どろぼう産業」よばわり/差別を尻おしするマスコミ

 日本で数少ない毛筆用狸毛梳き職人
吉田利文さんの修業と韓国・中国行き/毛皮革の町・岩崎/初代支部長の苦闘/悲願の「毛皮革工場団地」/再会

 蹴鞠への挑戦

 印田革

■第三部
解放同盟支部をつくったひとたち
 環境整備から取り残された奈良市畑中/女たちの解放同盟づくり/「まちづくり」を自分たちの手で/歴史を掘りおこす松元さん/飛騨水平社の活動/飛騨の解放運動のはじまり

小諸の被差別部落を歩く
 野仏にこめられた祈り…移転させられた石仏たち/キリスト教と解放運動/部落と知って/説明できなかった親たち/なぜ避けられるのか/子どもにつたえていく/「欅のはなし」/差別戒名

 「長吏」としての歴史と水平社運動…勤労奉仕と進駐軍/居合免許皆伝の書き付け/「お長吏様」から「穢多取締令」へ/朝倉重吉と長野県水平社

 反骨と苦悩の歴史のなかから…反骨のムラ/「あさま食堂」/苦悩がこもる「夜明かし念仏」

福岡県糸島の被差別部落を歩く
 戦後の生活と解放運動…叺つくり/叺の衰退で土木作業に/忘れられない差別の言葉/戦後の解放運動/悲しい差別事件/身元調査の手紙/聞き取りのなかで

 歴史と運動を受け継いで…運動が性にあっていた/伊藤野枝とるゐさん/「サギの流れ田」/納富家/筑前竹槍一揆と現在/青年部のひとたち/泊保育所

資料・革のできるまで

あとがき

著者プロフィール

鎌田 慧(カマタ サトシ)

鎌田 慧(かまた さとし)
1938年青森県生まれ。ルポライター。
県立弘前高校卒業後に東京で機械工見習い、印刷工として働いたあと、早稲田大学文学部露文科で学ぶ。30歳からフリーのルポライターとして、労働、公害、原発、沖縄、教育、冤罪などの社会問題を幅広く取材。「『さよなら原発』一千万署名市民の会」「戦争をさせない1000人委員会」「狭山事件の再審を求める市民の会」などの呼びかけ人として市民運動も続けている。
著書は『自動車絶望工場―ある季節工の日記』『去るも地獄 残るも地獄―三池炭鉱労働者の二十年』『日本の原発地帯』『六ケ所村の記録』(1991年度毎日出版文化賞)『ドキュメント 屠場』『大杉榮―自由への疾走』『狭山事件 石川一雄―四一年目の真実』『戦争はさせない―デモと言論の力』ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。