版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
形式語研究の現在 藤田保幸(編集) - 和泉書院
..
【利用不可】

書店員向け情報 HELP

形式語研究の現在 (ケイシキゴケンキュウノゲンザイ)

語学・辞事典
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:和泉書院
A5判
608ページ
定価 13,000円+税
ISBN
978-4-7576-0876-4   COPY
ISBN 13
9784757608764   COPY
ISBN 10h
4-7576-0876-4   COPY
ISBN 10
4757608764   COPY
出版者記号
7576   COPY
Cコード
C3381  
3:専門 3:全集・双書 81:日本語
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年5月5日
最終更新日
2018年5月5日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

形式語(転成形式)を対象とする、現代日本語文法・文法史・コーパス言語学・方言研究・対照研究など様々な立場からの最新の研究成果を収めた、日本語文法研究の必読書。資料として方言の形式語関係文献目録を付す。

目次

はじめに
【研究論文】
古代語における形式用言を用いた複合辞とその用例     小田 勝
中古語の複合辞ニソヘテについて             辻本桜介
近世における副詞「なんと」の働きかけ用法
―感動詞化の観点から―                 深津周太
逆接確定辞を含む[接続詞]の歴史            矢島正浩
「頃」の用法と歴史的変化―現代語・中古語を中心に―    岡﨑友子
明治・大正期のニオケル―連体タイプと非連体タイプの消長― 三井正孝「(だ)からこそ」「(だ)からといって」「(だ)からか」について  馬場俊臣
経緯を表す「~というので」という言い方について     藤田保幸
比例関係を表す形式語の表現
―「につれて」「ほど」「だけ」「すればするほど」などをめぐって― 
森山卓郎
「分」の副詞用法と名詞用法               江口 正
〈対立〉と〈並立〉―「取り立て」の体系構築をめざして―   藪崎淳子
使役動詞「V-(サ)セル」の状態詞化
―使役動詞性の希薄化のひとつの類―          早津恵美子
性質・状態・動作を表す名詞述語文の「連体型」と「単独・連用型」
―「文末名詞文」の解消―                丹羽哲也
複合辞の「ものだ」と「ことだ」について
―形式語としての「もの」「こと」の観点から―       高橋雄一
分析的な表現手段の存在意義―可能性の形式をめぐって―   宮崎和人
現代日本語における「動詞+〈其他否定〉表現」構文の実態 茂木俊伸時代小説におけるノデアッタ・ノダッタ          揚妻祐樹
「~テございます」の使用傾向の推移
―「~テある」「~テいる」との対応関係に注目して―     服部 匡
国会会議録における質問終了場面の敬語          森 勇太
形態論的特徴から見た複合辞
―『現代日本語書き言葉均衡コーパス』の形態論情報を利用して―
 山崎 誠
西日本方言における「と言う」条件形の提題用法
―富山県砺波方言の「ユータラ」と広島県三次方言の「イヤー」―
 小西いずみ
関西方言の知識共有化要求表現の地域差
―ンヤンカ類のバリエーションの発生メカニズム―     日高水穂
関西方言における名詞・形容動詞述語否定形式ヤナイ・ヤアラヘン・トチガウの諸用法                     松丸真大
形式語と虚辞                      山東 功
中級以降で指導が必要なテシマウの用法について
―学習者と母語話者の使用状況調査に基づく考察―    砂川有里子
形式名詞「つもり」と意志表現―中国語と対照して―     中畠孝幸
日本語における単一格助詞「に」を伴う複合格助詞とそれに対応する朝鮮語の表現について―対照言語学からのアプローチ―     塚本秀樹
日本語系クレオール語(Yilan Creole)の形式動詞・覚書   真田信治
【資料】
方言の形式語関係文献目録               小西いずみ
英文目次(Contents)

著者プロフィール

藤田保幸  (フジタヤスユキ)  (編集

龍谷大学文学部教授 博士 (文学)
主要著書・論文:『国語引用構文の研究』(和泉書院、2000・
12)、『引用研究史論』(和泉書院、2014・5)、『複合辞研究の
現在』(共編・和泉書院、2006・11)、『形式語研究論集』(編
著・和泉書院、2013・10)、「森鷗外初期言文一致体翻訳小説の
本文改訂から見えてくるもの」(『国語語彙史の研究』第24
集、2005・3)

山崎 誠  (ヤマザキマコト)  (編集

国立国語研究所研究系言語変化研究領域教授 博士(学術)
主要著書:"A Frequency Dictionary of Japanese"(共著、
Routledge、2012)、『書き言葉コーパス‒構築と設計‒(講座
日本語コーパス2)』(編著、朝倉書店、2014)、『テキストに
おける語彙的結束性の計量的研究』(和泉書院、2017)

上記内容は本書刊行時のものです。