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日本の近世社会と大塩事件
発行:和泉書院
A5判
608ページ
定価
10,000円+税
- 書店発売日
- 2017年1月20日
- 登録日
- 2016年12月16日
- 最終更新日
- 2017年1月17日
紹介
本書は、三十五年の長きにわたって大塩事件研究会会長をつとめた酒井一氏の業績が、僅かの論文を除いて発表当時のままであったことを憂い、次世代に継承され広まることを願う論文集である。主要な論文二十一編を四部に分け収録予定。また、氏自らが半世紀の研究の軌跡を語った鼎談も掲載し、各部には本城正徳、松永友和、谷山正道、藪田貫の各氏による解題も付す。氏の業績の近世史研究における位置づけが試みられ、末尾には年譜と著作目録を付す。
目次
I 近世の領主支配と村々
西摂青山主水領の在払制度
河内国石川家領の貢租
幕末期畿内における石代納
摂津国一橋領知の石代
泉州清水領における社倉制度
II 大塩事件
大塩の乱と在郷町伊丹
大坂書林河内屋のことなど
大塩の乱と枚方地方
大塩の乱と畿内農村
大塩与党をめぐる村落状況
III 幕末の社会と民衆
近世後期における農民闘争について
幕末における絞油業の発展
慶応二年大坂周辺打毀しについて
幕末期西摂における領主支配と民衆
幕末期の社会変動と人民諸階層
幕末・維新期の民衆は何を求めたか
IV地域史と民衆文化
摂津猪名川筋三平伝説の歴史的考察
文政十三年おかげ参り施行宿の一考察
近世民衆文化の到達点
中世・近世を生きる
地域史と資料館活動
年譜・著作目録
あとがき
刊行によせて
上記内容は本書刊行時のものです。