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北欧の森のようちえん リッケ・ローセングレン(著/文) - イザラ書房
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北欧の森のようちえん (ホクオウノモリノヨウチエン) 自然が子どもを育む デンマーク・シュタイナー幼稚園の実践 (シゼンガコドモヲハグクム デンマークシュタイナーヨウチエンノジッセン)
原書: Child in Nature

教育
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発行:イザラ書房
B5横判
180ページ
並製
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-7565-0145-5   COPY
ISBN 13
9784756501455   COPY
ISBN 10h
4-7565-0145-1   COPY
ISBN 10
4756501451   COPY
出版者記号
7565   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年4月
書店発売日
登録日
2020年1月20日
最終更新日
2020年12月30日
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書評掲載情報

2021-05-15 ノルディック ウォーカーズ  5/2021
2020-12-19 毎日新聞  朝刊
評者: 養老孟司(解剖学者)
2020-06-08 日本教育新聞
2020-06-03 クーヨン  2020年7月号
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重版情報

2刷 出来予定日: 2021-06-20
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『北欧の森のようちえん』は養老孟子さんにも推薦されておりますが、
養老先生は、 都会にいるとどうしても社会脳に支配されてしまうから、
そうならないためにも田舎に行って自然の中で身体を使うことを勧めておられます。
この本は、子どもだけでなく、大人の為にもそういったことのヒント満載です。

紹介

シュタイナー幼児教育理念と森の幼稚園が初めて出会うデンマークでの実践の書。自然は、子どもたちがさまざまなことを試しながら成長できる絶好の環境です。この本では、なぜ自然が子どもの発達のために健康的で刺激的な学習環境だと言えるのか、その理由に迫ります。子どもが生来持っている好奇心と、動きまわることへの自然な欲求について、また、日々子どもたちの発達を支える適切な枠組みを、私たち大人がどのように創り出すかについて、詳しく述べられています。リスクを伴う遊びをすることや、自然の中で感覚を刺激されることは子どもの健康を促進し、学びを支える基礎を作ります。自然は、子どもの健康的な発達に不可欠なものなのです。

目次

目次

謝辞 9
まえがき11

■序章 16
読書の手引き 21
デンマークにおける森のようちえんの歴史 22
森のようちえん「こども島ボンサイ」 24

第1章
子どもにとって大切な自然・運動・野外生活 29
人間が自然の中にあるということ 31
自然欠乏症候群 34
体が動くとき脳が発達する 36
「こころ惹かれること」が呼びさます、自然の回復効果 41
一般の幼稚園と「森のようちえん」-子どもの発達の違い 42
注意力・運動能力の発達と模倣について 43
子どもは体で考える 47
ことばの発達と野外生活の密接な関係 49
幼児教育の枠組みに自然を取り入れる 52

■第2章
自然を全体の枠組みとした幼稚園 55
子どもの発達に重要な四大元素との関係 56
地 57
水 58
火 59
風 60
子どもの感覚への四大元素のはたらき 56
自然の中の自由遊び 61
自然は空想の一番の味方 68
手で掴む、そして理解する 68
危ない遊び 71
枝を使った乱暴な遊び――止めなければならない時 72
共同体と社会生活 77
自然の中で、周りの大人はどうあるべきか 81
適切な静けさを作り出す 82
よく見える安全な居場所を野外に作る 84
森のようちえんの新入園児 86
保護者の経験、保護者の課題 87
保護者の役目 89
森への送迎バス 90
3歳未満児の野外活動 91
入学にむけての準備 95
学校が始まってからも自然との関係を保つ 96

■第3章
シュタイナー森の幼稚園の教育 99
一年のリズムと自然 100
四季の祝祭 105
リズムの重要性 107
週のリズム、一日のリズム 108
遠足 109
移行の時 111
野外と屋内のバランス 111
すべての感覚を毎日使う 115
本物の感覚体験が子どもの脳を発達させる 116
ナイフを使って木を削る 117
デジタルメディアとスクリーンタイム 119
森のようちえんの、模倣に値する大人 124
庭の可能性 128

■第4章
自然を楽しむには―空腹でなく・凍えず・濡れない 131
食事 131
たき火 132
睡眠と休息 134
休息とマインドフルネス 135
衣類 136
リュックサック 138
衛生とトイレ 144

■第5章
自然と野外生活を中心にした幼稚園を創る 147
幼稚園をとりまく環境 149
感覚を豊かにする空間 149
発達と新たな知識のために熟考し続けること 151

■第6章
自然の中の子ども、子どもの中の自然 155
自然は生涯の友だち 155
街中で自然を見つけて利用する 156
自然は学びの場―子どもにとっても、大人にも 159

あとがき 165
詳細資料 167
参照文献 179

版元から一言

北欧の自然の中での子供たちの写真が、とても生きいきと素晴らしく、目でも楽しめる本です。
シュタイナー教育を基盤としながら、自然の中での様々な経験がどのように子どもたちの中に育っていくかを、実際の経験を踏まえながら論理的にわかりやすく説明しています。幼児教育にたずさわる方や、この年代の子どもをもつ保護者だけでなく、自然の中での子どもの成長と発達に興味のある、すべての人を対象に書かれていますので、どなたにも楽しんでいただけるものです。

著者プロフィール

リッケ・ローセングレン  (リッケ ローセングレン)  (著/文

森のようちえん・シュタイナー幼児教育施設「こども島ボンサイ」の共同設立者・園長。
長年にわたり教育分野で国際的に活動しており、海外での講演や森のようちえんに関するオンラインコースも行っている。自然の中での保育について記した著書「Child in Nature」はデンマーク語と英語で出版されており、2020 年4 月には日本語版の出版が予定されている。研究分野は幼児教育学、自然教育学、リーダーシップ論。知識・能力を研究する施設「ボンサイ学院」の所長でもある。

ヴィンスルー美智子  (ヴィンスルー ミチコ)  (

明治学院大学フランス文学科卒。コペンハーゲン郊外に在住。5人の子の母。1996~2005年、世界最初の森のようちえん「Søllerød Skovbørnehave」(エラ・フラタウの「歩く幼稚園」)に勤務し、2代目園長のKirsten Schouに師事する。2009~2011年、末っ子がシュタイナー幼稚園に通園したことがきっかけで、シュタイナー 教育と出会う。

村上 進  (ムラカミ ススム)  (

早稲田大学理工学部卒。家族で米国に駐在中、シュタイナー学校「Green Meadow Waldolf
School」に子どもたちを通わせる。2012~2017年、中部学院大学生涯学習センターで市民のための「森のようちえん」教室の運営に携わる。健康・教育支援サービス/フリースペースの運営、翻訳及びウェブサイト構築を行う、ルリユール・アンテリユールL.L.P.代表。

上記内容は本書刊行時のものです。