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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:34:"今からはじめる短歌入門 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-7522-1038-2";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:312:"平凡な日常を特別な日々に変える短歌の魔力を披露します。生きた証を残すのに最適の表現手段が短歌。これから短歌を始める人に、定型の意味から高度な技法までを豊富な例歌を挙げてわかりやすく解説。上達の秘訣が満載です。";s:6:"author";s:24:"沖 ななも(著/文)";s:10:"publishers";s:12:"飯塚書店";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:12:"飯塚書店";s:12:"release_date";i:1319986800;}

今からはじめる短歌入門 たくさんの例歌でわかりやすい

文芸 ラノベ

沖 ななも(著/文)
発行:飯塚書店

四六判   256頁  並製
定価 1,600円+税

ISBN 978-4-7522-1038-2   C0095
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2011年11月
書店発売日 2011年10月31日
登録日 2011年9月6日

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紹介

これから短歌を始める人に、定型の意味から高度な技法までを豊富な例歌を挙げてわかりやすく解説。上達の秘訣が満載です。

目次

第一部 詠む(実作編)
 第一章 なぜ歌を作るのか
 【日常のひとコマに意味をつける】
  ・どういう場面を切り取るか ・きっかけを逃さない ・見た目より大きい器
 【とにかく作る】
  ・素直につくる ・プライドを捨てる ・見るのはタダ ・自分のものにする
  ・一つの素材をいろいろな角度から作ってみる ・釣れそうな魚は繋いでおく
  ・語彙は財産 ・何を伝えるか
 【作った歌を見直そう】
  ・文脈のずれはないか ・常套句を使っていないか ・リズムはよいか ・無駄はないか
  ・人間関係のむずかしさ ・文法のまちがいはないか ・現代語か文語か
 第二章 定型でもその型はさまざま
  ・意味の切れ目と句の切れ目 ・字たらず ・指を折るより口に乗せる
 【定型は目玉焼き】
  ・音数の数え方 ・伸縮自在な日本語 ・二音で一拍四拍子
 【韻とはなにか】
 第三章 言葉はふさわしいところで使うもの
  ・ 古い言葉・新しい言葉 ・カタカナ語 ・オノマトペ ・ありそうでない言葉
  ・似ているが違うもの ・枕詞 ・類語 ・縁語 ・言葉の印象
 第四章 技をみがいてレベルアップ
  ・繰り返し ・対比 ・たたみかけ ・並列 ・受身 ・省略 ・過去・現在・未来
  ・結句のかたち ・倒置法 ・比喩 ・固有名詞を使う ・日常語の軽さ
  ・どういう文字で表すか ・新かなか旧かなか ・本歌取り ・序詞 ・枕詞
 第五章 テーマを詠む
  ・自然 ・花 ・動物 ・旅 ・四季 ・愛 ・家族 ・恋 ・人生 ・老い ・挽歌 ・死
  ・仕事 ・酒 ・食 ・都市 ・戦争 ・その他
 第六章 表現の形
  ・定型の歌 ・非定型の歌 ・自由律の歌 ・文語の歌 ・口語の歌 ・漢字の歌
  ・ひらがなの歌 ・カタカナの歌 ・外国語表記の入った歌 ・会話体の歌
  ・固有名詞を使った歌 ・句またがりの歌
第七章 添削例
第八章 実用例—自分流に心をこめて作る
  ・結婚する人へ ・出産祝いに添えて ・転勤・転居する人へ
  ・卒業あるいは入学する人へ ・還暦や古希などに ・人を送る

第二部 読む(鑑賞編)
 近代・現代 読んでおきたい歌人
  ・斎藤茂吉 ・北原白秋 ・若山牧水 ・窪田空穂 ・与謝野晶子 ・石川啄木
  ・岡本かの子 ・土屋文明 ・佐藤佐太郎 ・斎藤 史 ・宮 柊二 ・近藤芳美
  ・加藤克巳 ・塚本邦雄 ・岡井 隆 ・中城ふみ子 ・寺山修司 ・馬場あき子
  ・佐佐木幸綱 ・河野裕子

前書きなど

人生、長く見積もっても、たかだか百年。どんなにがんばっても有限なのです。
 その有限の時間の中で私たちはいったい何を残せるでしょうか。多くの人は歴史に登場することはないでしょう。しかし、やはり自分の生きていた証あかしを何かのかたちで残したい、と思うのは人情です。
 少なくとも、自分の生きてきたという実感は持ちたい。掌からなにもかもこぼさず生きていくということはむずかしいですが、ここに生きていたというなにかをみたい。
 歌は、人間より長く生きることは確かです。まずは子孫の中で、友人の中で作者がいなくなった後でも生き続けることがあります。うまくすると、ひょっとすると、もっと広いところで、生きつづけるかもしれない。そんな野望があってもいいのです。
 自分の生んだ短歌という子どもが、思いがけない成長をすることもあります。生み出すということ、作り出すということは、それだけでも楽しみなのです。自分一人で作るものではありません。何ものかが作らせてくれるのです。そうした未知なる可能性を自分の中に発見してほしいので。
 表現は人間のみに与えられた可能性です。本能といってもいいと思うのです。おおいに自分を表現し、自分を高めていくべきでしょう。

著者プロフィール

沖 ななも(おき ななも)

1945年、茨城県古河市に生まれる。
加藤克巳に師事。1994年、佐藤信弘と「詞法」創刊。2004年「個性」終刊により「熾」を創刊、代表となる。
現代歌人協会常任理事、NHK友の会選者、朝日新聞埼玉版、埼玉新聞、茨城新聞短歌欄選者。「現代歌人協会賞」「埼玉文芸賞」「茨城歌人協会賞」、よみうり文化センター大宮・恵比寿などカルチャーセンター多数。
歌集『衣裳哲学』(不識書院)『機知の足首』(短歌新聞社)『木鼠浄土』(沖積舎)『ふたりごころ』(河出書房新社)『天の穴』(短歌新聞社)『沖ななも歌集』(砂子屋書房)『一粒』(砂子屋書房)『三つ栗』(角川書店)『木』(短歌新聞社)など。エッセイ集『樹木巡礼』(北冬舎)『神の木民の木』(NHK出版)評論『森岡貞香の歌』(雁書館)入門書『優雅に楽しむ短歌』(日東書院)など。

上記内容は本書刊行時のものです。