.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
直接取引:あり
返品の考え方:
返品は常時承ります。
災害と妖怪
柳田国男と歩く日本の天変地異
四六判
240ページ
上製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2012年7月25日
- 登録日
- 2012年6月6日
- 最終更新日
- 2023年3月15日
書評掲載情報
2012-09-16 | 日本経済新聞 |
2012-08-26 | 毎日新聞 |
MORE | |
LESS |
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2019-04-26 |
MORE | |
LESS |
紹介
妖怪は私たちのうしろめたさの影なのか?
民俗学の祖である柳田国男の『遠野物語』『妖怪談義』『山の人生』を繙くと、日本列島は、大地震だけでなく、飢饉、鉄砲水、旱魃など、始終、災害に見舞われ、河童、座敷童、天狗、海坊主、大鯰、ダイダラ坊……の妖怪たちは、災害の前触れ、あるいは警告を鳴らす存在として、常に私たちの傍らにいた。
安政の大地震などは古文書も記録がなされているが、毎年、そこかしこで起こる災害の記録は、おどろおどろしい妖怪に仮託され、人々の間に受け継がれてきたのだ。
著者は、遠野、志木、生まれ故郷の辻川(兵庫)、東京の代田などをたどり直し、各地に残る祭りや風習などを取材しながら、ほそぼそと残る「災害伝承」、民俗的叡智を明らかにする。自然への畏怖、親しい人の喪失、生き残ってしまったうしろめたさ、言葉にならない悲しみと妖怪たちからのメッセージに耳を傾けてみよう。
目次
序
一 河童は死にかかわるものである事
二 天狗が厄を祓うと今でも信ぜられている事
三 やろか水や白髪水を人びとは怖れたという事
四 鯨や狼が江戸の世にもてはやされた事
五 一つ目の巨人がこの列島を跋扈したという事
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。