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蒼生のミャンマー 髙橋 昭雄(著) - 明石書店
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蒼生のミャンマー (ソウセイノミャンマー) 農村の暮らしからみた、変貌する国 (ノウソンノクラシカラミタヘンボウスルクニ)

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発行:明石書店
四六判
212ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-7503-4648-9   COPY
ISBN 13
9784750346489   COPY
ISBN 10h
4-7503-4648-9   COPY
ISBN 10
4750346489   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年3月
書店発売日
登録日
2018年3月12日
最終更新日
2018年3月27日
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紹介

ミャンマーの農業経済を専門とする研究者が、急激な変貌をとげるミャンマーの農村に生きる人々の日々の暮らしを描いた新聞連載エッセイを、国家の政策、土地制度、宗教、民主化や近代化といった大きな流れの中で位置づけ、集成した書。

目次

 はじめに

第1章 ミャンマー農村・農業の構造変化
 1.ミャンマー農村の基本構造〈農村見聞録1〉
 2.減少する水田とコメの比重〈農村見聞録2〉
 3.農業の近代化と農村社会の変容〈農村見聞録3〉
 4.人口・世帯センサスによる都市・農村比較〈農村見聞録26〉
 5.労働力人口と就業構造から農業と農村を考える〈農村見聞録37〉
 6.人口・世帯センサスにみる三一年の変化〈農村見聞録45〉

第2章 民主化と農業・農村
 1.NLD村長の村落統治〈農村見聞録21〉
 2.農民発展党と農民組合〈農村見聞録30〉
 3.総選挙前の村を歩いて〈農村見聞録31〉
 4.アウンサンスーチーの党の経済政策〈農村見聞録32〉
 5.農業がNLDの経済政策の最優先事項〈農村見聞録33〉
 6.多事多端な農業・農村一〇〇日計画〈農村見聞録38〉
 7.農地接収問題とNGO〈農村見聞録51〉

第3章 近代化と村落社会
 1.急速に進む農村の脱農化〈農村見聞録7〉
 2.「多就業」とモータリゼーション〈農村見聞録8〉
 3.加速する電化と情報化〈農村見聞録9〉
 4.AEC発足直後のタイ=ミャンマー国境を訪ねて〈農村見聞録34〉
 5.雪山の麓の村々を歩いて〈農村見聞録46〉
 6.二三年ぶりの半乾燥地農村調査(上)〈農村見聞録49〉
 7.二三年ぶりの半乾燥地農村調査(下)〈農村見聞録50〉

第4章 村で生きた人、村を出る人
 1.ウー・カラー家の隆盛と没落(上)〈農村見聞録4〉
 2.ウー・カラー家の隆盛と没落(下)〈農村見聞録5〉
 3.古本商ジャパンジーの死を悼む〈農村見聞録19〉
 4.ミャンマー現代史を生きたチッミャイン長老〈農村見聞録23〉
 5.千葉・富里のミャンマー人農業実習生〈農村見聞録28〉
 6.タイへ向かうカレン州の村人たち〈農村見聞録35〉
 7.チン丘陵の焼畑からマレーシアへ〈農村見聞録43〉

第5章 宗教と経済の連関
 1.村にもたらされた仏の恵み(上)〈農村見聞録12〉
 2.村にもたらされた仏の恵み(中)〈農村見聞録13〉
 3.村にもたらされた仏の恵み(下)〈農村見聞録14〉
 4.門前町の繁栄と金融講〈農村見聞録15〉
 5.村人が自費で日本にやってきた〈農村見聞録22〉
 6.仏教徒が豚を飼育すること〈農村見聞録27〉

第6章 農産品からみる社会経済変容
 1.パテインの精米所調査から〈農村見聞録6〉
 2.よい種子から始まるよいコメ作り〈農村見聞録10〉
 3.ミャンマーの米価の決まり方〈農村見聞録11〉
 4.西瓜ブームと土地騰貴〈農村見聞録20〉
 5.春雨工場の近傍に酪農家あり〈農村見聞録36〉
 6.葉巻の町とタバコの村(上)〈農村見聞録52〉
 7.葉巻の町とタバコの村(下)〈農村見聞録53〉

第7章 治乱に向き合う
 1.お茶の村の社会経済変容〈農村見聞録24〉
 2.内戦直前のコーカンの山村にて〈農村見聞録25〉
 3.洪水被害の村を訪ねて〈農村見聞録29〉
 4.シャン州のディアスポラと「新しい村」〈農村見聞録39〉
 5.コーカン内戦に巻き込まれて(上)〈農村見聞録41〉
 6.コーカン内戦に巻き込まれて(下)〈農村見聞録42〉

第8章 ミャンマーの村とは何か
 1.村落式相続法(上)〈農村見聞録16〉
 2.村落式相続法(下)〈農村見聞録17〉
 3.村の組織はうたかたのごとし〈農村見聞録18〉
 4.農業水利から農村社会を考える〈農村見聞録40〉
 5.チン州の焼畑から土地所有の歴史を再考する〈農村見聞録44〉
 6.日本人は「共同体」を見たがる〈農村見聞録47〉
 7.ミャンマーの村は生活のコミュニティ〈農村見聞録48〉

 あとがき
 参考文献

前書きなど

はじめに

 (…前略…)

 本書は、そのような「細部」にこだわりながら、ミャンマーの農村に生きる人々の日々の暮らしを、国家の政策、土地制度、宗教、民主化や近代化といった大きな流れの中で位置づけようという意図で書かれた様々なエッセイを集成したものである。これらは、フジサンケイ・ビジネスアイ紙上で、二〇一三年から現在に至るまで、五三回にわたって、「ミャンマー農村見聞録」シリーズとして掲載された。本書では、この五三本のエッセイの順番を入れ替えてテーマ別に編集した。ただし各章の中においては、発表順に並べてある。
 学術論文ではなく、紀行文的なエッセイという形で新聞紙上に掲載したのには理由がある。第一は、調査期間が二、三日から一週間と短すぎて、論文にするにはデータが十分ではない場合。それでも訪ねた村々の特徴や人々の暮らしは叙述できると判断した。第二は、学術論文のテーマには適さない場合。特に個人の生き様を描く時や私自身の個人的経験を語る時にはこれが当てはまるであろう。第三は、論文としてまとめる前に頭出しをする場合。私が一九八六年から定点観測をしているズィーピンウェー村とティンダウンジー村の社会経済変化がこれに当たる。第四は、すでに学術論文として発表した論文のエッセンスを噛み砕いて書く場合。ミャンマー農村のEveryday lifeを描出することがエッセイの目的であったが、第8章では、それらの概念化・理論化を試みている。

 (…後略…)

著者プロフィール

髙橋 昭雄  (タカハシ アキオ)  (

1957年千葉県安房郡(現在の南房総市)に生まれる。1981年京都大学経済学部卒業後、アジア経済研究所に入所。1986~88年、同研究所海外派遣員、1993~95年、同調査員としてミャンマーに滞在。1996年より東京大学東洋文化研究所助教授、2002年より同教授。博士(経済学)。著書に、『ビルマ・デルタの米作村――「社会主義」体制下の農村経済』(アジア経済研究所、1992年)、『現代ミャンマーの農村経済――移行経済下の農民と非農民』(東京大学出版会、2000年)、『ミャンマーの国と民――日緬比較村落社会論の試み』(明石書店、2012年)。他にミャンマー経済、農業、村落に関する論文多数。

上記内容は本書刊行時のものです。