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図表でみる世界の社会問題4 OECD社会政策指標
貧困・不平等・社会的排除の国際比較
原書: Society at a Glance 2014 OECD SOCIAL INDICATORS
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年7月
- 書店発売日
- 2017年7月28日
- 登録日
- 2017年7月20日
- 最終更新日
- 2017年7月24日
紹介
人口と家族の特徴、就業と失業、貧困と不平等、社会・保健医療支出、仕事と生活の満足度など、幅広い分野にわたる社会指標をもとにOECD諸国の社会の姿を概観する。冒頭の特集章では、2008/09年の経済危機とその後の社会への影響について考察する。
目次
序文
刊行にあたって
要約
第1章 危機とその後:社会と社会政策についての「安全性審査」
はじめに
○コラム1.1 本章における社会指標と経済指標について
第1節 経済危機の進展のなかでの社会的結果
○コラム1.2 主要な新興経済国は再分配を強化する努力をつづけている
第2節 今日までの社会政策的対応
○コラム1.3 財政調整、不平等と成長:進行中で変化する論争
第3節 社会政策は危機へのより大きな強さを生みだすか?
付録1.A1 図1.8での諸国のグループ分けにあたって使用した方法
第2章 OECD社会指標の解説
『図表でみる世界の社会問題』の目的
指標の選択と記述
本巻で何が発見できるか?
第3章 一般的背景指標
家計所得
出生率
移民
家族
高齢者支持人口比率
第4章 自立指標
就業
失業
ニート(就業、教育、職業訓練のいずれにも参加していない若者たち)
予測退職後年数
教育支出
第5章 公正指標
所得の不平等
貧困
給付に依存する生活
社会支出
離職給付の受給者
第6章 健康指標
余命
健康状態の自覚
自殺
保健医療支出
医療制度の適用
第7章 社会的結束指標
生活満足度
寛容度
制度への信頼度
安全と犯罪
他者への支援
監訳者あとがき
前書きなど
序文
本書は『図表でみる世界の社会問題(Society at a Glance)』の第7版であり、2年ごとのOECD社会指標の概要である。これはOECD 加盟国の社会の福祉およびその傾向にかんする定量的な証明にたいして高まっている要望に応えることを試みている。前回の第6版に掲載されている指標のうち更新したものもあれば、新しく紹介している指標もある。G20メンバーである新興経済国にかんするデータは使用できるものについてあわせて掲載されている。
2007年から08年の一連の金融危機・経済危機以前は、OECD地域の社会支出は、政府支出の約半分を占めていた。景気循環のすべての局面において社会的保護制度への大きな要望があるが、その一方、景気後退が深刻化しかつ長期化する場合には、社会支援手法の必要性がとくに大きくなっている。こうした背景にたいして、『図表でみる世界の社会問題(Society at a Glance)』の今回の版では、経済危機の初期の頃から発生している社会的困難、およびこれらの困難に対処する各国の政策対応にかんする活用可能な情報を収集した。
(…後略…)
上記内容は本書刊行時のものです。