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在庫ステータス
取引情報
国際理解教育 Vol.23
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年6月
- 書店発売日
- 2017年6月20日
- 登録日
- 2017年5月23日
- 最終更新日
- 2017年5月23日
紹介
特集は「アクティブ・ラーニングと国際理解教育」。次期学習指導要領で重視される主体的・対話的な学びの視点から国際理解教育が目指すべき学習目標と課題について考察する。スタディツアー、国際バカロレア校でのMYP音楽の授業における活用の効果など。
目次
研究論文
マンガによる異文化理解教育の可能性――『まんが クラスメイトは外国人 入門編――はじめて学ぶ多文化共生――』を中心に[ギルデンハルト・ベティーナ]
日本の教員養成課程の学生のナショナル・シティズンシップに対する意識――日本とノルウェーの7大学における調査を通して[橋崎頼子/北山夕華/川口広美/南浦涼介]
実践研究論文
海外研修中止が生んだ札幌でのプロジェクト型多文化教育プログラム――学生たちの5ヶ月間の試み[西原明希]
特集 アクティブ・ラーニングと国際理解教育
特集研究論文
資質・能力の育成とアクティブ・ラーニング――国際理解教育の授業デザインへの示唆[松尾知明]
国際理解教育実践におけるアクティブ・ラーニング[中山京子]
国際理解教育の学習論としての「アクティブ・ラーニング」再考――参加型学習の実践事例の考察を通して[織田雪江]
特集研究ノート
国際理解教育におけるラーニング・フォー・アクションとしてのアクティブ・ラーニング――「せつなさ」の重要性[風巻浩]
アクティブ・ラーニングを活用したスタディツアーにおける学びの充実――「知る・考える・行動する」プログラムの実践を通して[大塚圭/小川正純/山田篤史]
国際バカロレアMYP音楽の授業から考察するアクティブ・ラーニング[本多舞]
報告
日本国際理解教育学会第26回大会公開シンポジウム 21世紀の社会に求められる育成すべき資質・能力と国際理解教育[釜田聡]
研究・実践委員会 国際理解教育における理念と方法を問い直す[永田佳之]
国際委員会 中国における国際理解教育政策と実践の動向[姜英敏]
韓国国際理解教育学会 第17回韓国国際理解教育学会参加報告[石森広美]
新刊紹介
福山文子著『「移動する子どもたち」の異文化適応と教師の教育戦略』[桐谷正信]
藤原孝章著『グローバル教育の内容編成に関する研究』[森茂岳雄]
田中治彦・三宅隆史・湯本浩之編著『SDGsと開発教育』[近藤牧子]
園山大祐編著『岐路に立つ移民教育』[菊地かおり]
風巻浩著『社会科アクティブ・ラーニングへの挑戦』[風巻浩]
大友秀明・桐谷正信編『社会を創る市民の教育』[桐谷正信]
上羽陽子・中牧弘允・中山京子・藤原孝章・森茂岳雄編『学校と博物館でつくる国際理解教育のワークショップ』[藤原孝章]
学会規約
編集規定/投稿規定/審査の手順/執筆要項
編集後記
前書きなど
編集後記(紀要編集委員長 桐谷正信)
紀要23号をお届けします。23号は、研究論文5本、実践研究論文2本に加え、特集「アクティブ・ラーニングと国際理解教育」に研究論文3本、研究ノート4本の投稿がありました。複数の査読者の査読の結果、一般研究論文2本、実践研究論文1本、特集研究論文3本、特集研究ノート3本の掲載となりました。また、16号まで掲載していた韓国国際理解教育学会の報告を、本号より復活掲載することにいたしました。
(……)今号の特集「アクティブ・ラーニングと国際理解教育」では、新学習指導要領で重視されているアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)について、これまで国際理解教育では主体的・協同的な学びを重視した教育実践が積み重ねられてきていながらも、概念化や体系化、構造化、実証的な研究、効果の測定、指導や評価のあり方、教員に求められる力量などの研究は、十分に深められてきたとはいえないことを踏まえ、国際理解教育におけるアクティブ・ラーニングに焦点をあて、多様な視点から国際理解教育の授業をデザインする際の学習方法のあり方について考究することができました。
(…後略…)
上記内容は本書刊行時のものです。