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PISA2012年調査 評価の枠組み 経済協力開発機構(OECD)(編著) - 明石書店
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PISA2012年調査 評価の枠組み (ピザニセンジュウニネンチョウサヒョウカノワクグミ) OECD生徒の学習到達度調査 (オーイーシーディーセイトノガクシュウトウタツドチョウサ)
原書: PISA 2012 Assessment and Analytical Framework: Mathematics, Reading, Science, Problem Solving and Financial Literacy

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発行:明石書店
A4判
352ページ
並製
価格 4,600円+税
ISBN
978-4-7503-4381-5   COPY
ISBN 13
9784750343815   COPY
ISBN 10h
4-7503-4381-1   COPY
ISBN 10
4750343811   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年8月
書店発売日
登録日
2016年8月4日
最終更新日
2016年8月4日
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紹介

常に変化する世界を生きるための知識と技能とは何か? PISA2012年調査の概念枠組みや評価基準を問題例とともに紹介する。調査分野は、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーに加え、問題解決能力、ファイナンシャル・リテラシーの合計5分野。

目次

 日本語版序文(国立教育政策研究所 国際研究・協力部長 大野彰子)
 序文

序章
 第1節 概要
 第2節 PISA2012年調査の基本的な特徴
 第3節 PISA調査の独自性
 第4節 各分野における調査内容の概要
 第5節 PISA2012年調査の評価と報告
 第6節 質問紙とその利用
 第7節 PISA調査の協同開発とその評価の枠組み

第1章 数学的リテラシー
 はじめに
 第1節 数学的リテラシーの定義
  1.1 PISA2012年調査における積極的な問題解決者としての生徒
  1.2 PISA2012年調査における問題の様々な文脈との明確な関連
  1.3 PISA2012年調査における,テクノロジーを含む数学的ツールの明確な役割
 第2節 数学的リテラシー分野の構成
  2.1 数学的なプロセスとその基盤となる数学的能力
   2.1.1 数学的なプロセス
   2.1.2 数学的に状況を定式化する
   2.1.3 数学的概念・事実・手順・推論を活用する
   2.1.4 数学的な結果を解釈し,適用し,評価する
   2.1.5 数学的なプロセスとその基盤となる数学の能力
  2.2 数学的な内容知識
   2.2.1 変化と関係
   2.2.2 空間と形
   2.2.3 量
   2.2.4 不確実性とデータ
   2.2.5 15歳の生徒を対象とした数学的リテラシー調査を方向付ける内容項目
  2.3 文脈
 第3節 数学的リテラシーの評価
  3.1 PISA調査における数学的構成要素の構造
   3.1.1 数学的プロセスの望ましい得点配分
   3.1.2 内容カテゴリーの望ましい得点配分
   3.1.3 文脈カテゴリーの望ましい得点配分
   3.1.4 問題の難易度の幅
   3.1.5 調査手段の構成
   3.1.6 PISA2012年調査における数学の問題の設計
   3.1.7 数学的ツール
   3.1.8 問題の採点
  3.2 数学における習熟度の報告
  3.3 数学に対する態度
  3.4 国際オプションである数学のコンピュータ使用型調査
 第4節 まとめ
 第5節 数学的リテラシーの問題例
  5.1 「ヒットチャート」
  5.2 「富士登山」
  5.3 「ピザ」
  5.4 「ゴミ」
  5.5 「ロックコンサート」
  5.6 「歩行」
  5.7 「花壇」

第2章 読解力
 はじめに
 第1節 読解力の定義
 第2節 読解力分野の構成
  2.1 状況
  2.2 テキスト
   2.2.1 媒体
   2.2.2 環境
   2.2.3 テキストの形式
   2.2.4 テキストのタイプ
  2.3 側面
   2.3.1 探求・取り出し
   2.3.2 統合・解釈
   2.3.3 熟考・評価
   2.3.4 紙媒体と電子媒体における読解の側面
   2.3.5 複雑なデジタル読解力の課題:実生活における読解の複雑さの模倣
  2.4 印刷テキスト・課題とデジタルテキスト・課題の関係性について
 第3節 読解力の評価
  3.1 紙媒体における課題の構成
   3.1.1 問題の難易度に影響を与える要因
   3.1.2 出題形式
   3.1.3 コード化・採点
  3.2 電子媒体における課題の構成
   3.2.1 デジタル読解力調査におけるナビゲーションとテキスト処理の関係
   3.2.2 デジタル読解力の課題の分析
 第4節 デジタル読解力の問題例
  4.1 「みんなで話そう」
  4.2 デジタル読解力調査における課題の提示のコントロールについて
 第5節 筆記型読解力及びデジタル読解力における習熟度の尺度
  5.1 筆記型読解力
  5.2 デジタル読解力
 第6節 まとめ
 第7節 筆記型読解力の問題例
  7.1 「図書館の案内図」
  7.2 「スーパーマーケットからのお知らせ」
  7.3 「目的地はブエノス・アイレス」

第3章 科学的リテラシー
 はじめに
 第1節 科学的リテラシーの定義
  1.1 定義の説明
 第2節 分野の体系化
  2.1 状況・文脈
  2.2 PISA調査の科学的リテラシーの問題例
   2.2.1 「酸性雨」
   2.2.2 「温室効果」
   2.2.3 「運動」
  2.3 科学的能力
   2.3.1 科学的な疑問を認識する
   2.3.2 現象を科学的に説明する
   2.3.3 科学的な証拠を用いる
  2.4 科学的知識
   2.4.1 科学の知識
   2.4.2 科学についての知識
  2.5 科学に対する態度
 第3節 PISA調査における科学的リテラシーの評価
  3.1 調査の特徴
  3.2 科学的リテラシーの評価の構造
 第4節 科学的リテラシーにおける習熟度の尺度
 第5節 まとめ

第4章 問題解決能力
 はじめに
  0.1 2012年調査の背景
  0.2 OECD国際成人力調査(PIAAC)における問題解決能力
 第1節 問題解決能力領域の定義
  1.1 問題の定義
  1.2 問題解決の定義
  1.3 問題解決能力の定義
  1.4 調査の範囲
 第2節 問題解決能力分野の構成
  2.1 問題の文脈
  2.2 問題状況の特徴
   2.2.1 相互作用的な問題状況
   2.2.2 静的な問題状況
  2.3 問題解決プロセス
   2.3.1 推論能力
 第3節 問題解決能力調査の概要
  3.1 調査方法
  3.2 コンピュータ使用型調査によって提供される機能性
  3.3 課題の特徴及び難易度
   3.3.1 出題形式と採点方法
   3.3.2 相互作用的な問題
  3.4 問題の配分
 第4節 問題解決能力の報告
 第5節 まとめ
 第6節 問題解決能力の調査問題例
  6.1 「MP3プレーヤー」
  6.2 「バースデイ・パーティー」

第5章 ファイナンシャル・リテラシー
 はじめに
  0.1 ファイナンシャル・リテラシーの重要性
   0.1.1 リスクの移転
   0.1.2 増大した個人の責任
   0.1.3 増加した広範なファイナンス商品・サービス供給
   0.1.4 増加したファイナンス商品・サービス需要
  0.2 期待されるファイナンス教育の利点とファイナンシャル・リテラシーレベルの向上
  0.3 ファイナンス教育に関係するOECDの活動
  0.4 若者向け及び学校におけるファイナンス教育
   0.4.1 若者に焦点を当てる
   0.4.2 ファイナンス教育を学校で提供する効率性
  0.5 データの必要性
  0.6 PISA調査におけるファイナンシャル・リテラシーの測定
 第1節 ファイナンシャル・リテラシーの定義
 第2節 分野の構成
  2.1 内容
   2.1.1 金銭と取引
   2.1.2 ファイナンスに関する計画と管理
   2.1.3 リスクと報酬
   2.1.4 ファイナンスに関する情勢
  2.2 プロセス
   2.2.1 ファイナンスに関する情報の識別
   2.2.2 ファイナンスに関する文脈における情報を分析する
   2.2.3 ファイナンスに関する論点の評価
   2.2.4 ファイナンスの知識と理解とを適用する
  2.3 文脈
   2.3.1 教育と労働
   2.3.2 家庭と家族
   2.3.3 個人的
   2.3.4 社会的
  2.4 非認知的要因
   2.4.1 情報と教育への接続
   2.4.2 金銭とファイナンス商品への接続
   2.4.3 ファイナンス上の論点に対する態度と自信
   2.4.4 消費行動と貯蓄行動
 第3節 ファイナンシャル・リテラシーの評価
  3.1 評価の構成
  3.2 出題形式と採点
  3.3 配点
  3.4 ファイナンシャル・リテラシーにおける他の分野の知識と技能の影響
   3.4.1 数学的思考力
   3.4.2 読解力と語彙力
  3.5 金融的行動と経験についてのデータの収集
 第4節 ファイナンシャル・リテラシーの報告

第6章 質問紙
 はじめに
 第1節 PISA調査の目的と政策との関連性
  1.1 PISA調査の主な目標
  1.2 比較可能な制度モニタリング
  1.3 教育システムにおける効果パターンの理解
  1.4 政策に関連する調査のための持続可能なデータベースの構築
  1.5 公平性への着目
 第2節 全体的な知識ベース:教育効果の調査
  2.1 教育的アウトカムと予測因子のルーブリック
  2.2 制度レベルのインプットとプロセス
  2.3 学校レベルのインプットとプロセス
  2.4 学級レベルのインプットとプロセス
  2.5 生徒レベルのインプットとプロセス
 第3節 数学的リテラシーの学習条件
  3.1 数学的リテラシー:指導と評価に向けた課題
  3.2 数学的リテラシーに関連したアウトカムの尺度:方略,信念,動機付け
   3.2.1 方略とメタ認知
   3.2.2 動機付けと意図
   3.2.3 自己に関する信念と計画的な行動
  3.3 学習機会と指導の質:学習環境を評価する
   3.3.1 学習機会:内容カテゴリー及び問題の種類
   3.3.2 学習時間
   3.3.3 指導の質
   3.3.4 指導方法と生徒の数学的活動
  3.4 数学的リテラシーの指導と学習のための学校及び制度レベルでの支援
 第4節 PISA2012年調査の質問紙設計の詳細
  4.1 PISA調査のサイクル間で使われている変数:教育全般に関する変数,分野特有の変数,拡張テーマの変数に関する全体的設計
  4.2 PISA2003年調査以降の尺度の探求
  4.3 生徒質問紙の拡張のためのローテーション設計とコンピュータによる配布
   4.3.1 ローテーション
   4.3.2 コンピュータによる配信
 第5節 PISA調査の質問紙設計における妥当性の根拠,説明力,政策との関連性の確保
  5.1 生徒の学習や成績に影響を及ぼすものをモデル化する方法
  5.2 異なる文化間での妥当性
   5.2.1 項目バイアス
   5.2.2 方法上のバイアス
  5.3 学校レベルの変化を研究するための標本の拡張(国際オプション)
  5.4 生徒レベルでの縦断的調査(今後の調査サイクルのための提言)
 第6節 まとめ

 付録A 学校質問紙及び生徒質問紙
 付録B PISA2012年調査 分野別国際専門委員会
 日本語版解説


コラム・図・表の一覧

――序章
 コラム0.1 PISA調査とは何か?
 コラム0.2 各分野の定義

――第1章 数学的リテラシー
 コラム1.1 基本的な数学の能力と問題の難易度との関係
 図1.1 実際の数学的リテラシーのモデル
 図1.2 数学的なプロセスと基本的な数学の能力との関係
 図1.3 数学の習熟度レベル(2003年,2006年,2009年)
 図1.4 「ヒットチャート」
 図1.5 「富士登山」
 図1.6 「ピザ」
 図1.7 「ピザ」の解答例
 図1.8 「ゴミ」
 図1.9 「ロックコンサート」
 図1.10 「歩行」
 図1.11 「花壇」
 表1.1 プロセス別に見た数学の得点配分
 表1.2 内容別に見た数学の得点配分
 表1.3 文脈別に見た数学の得点配分

――第2章 読解力
 図2.1 読解力の枠組みと側面の下位尺度との関係
 図2.2 PISA2012年調査における筆記型読解力の七つの習熟度レベルに関する概要説明
 図2.3 PISA2012年調査におけるデジタル読解力の四つの習熟度レベルに関する概要説明
 図2.4 「図書館の案内図」
 図2.5 「スーパーマーケットからのお知らせ」
 図2.6 「目的地はブエノス・アイレス」
 表2.1 状況別に見た読解力の得点配分
 表2.2 環境別に見たデジタル読解力の得点配分
 表2.3 テキストの形式別に見た読解力の得点配分
 表2.4 側面別に見た読解力の得点配分
 表2.5 枠組みの主要な特性別に見た,筆記型読解力とデジタル読解力の類似点と相違点
 表2.6 側面の採点基準別に見た読解力の得点配分
 表2.7 デジタル読解力調査問題「みんなで話そう」の分析

――第3章 科学的リテラシー
 コラム3.1 科学的知識とは:PISA調査の用語
 コラム3.2 PISA調査における科学的リテラシー
 図3.1 PISA調査における科学的リテラシーの評価の枠組み
 図3.2 PISA調査における科学的リテラシーの「文脈」
 図3.3 「酸性雨」
 図3.4 「温室効果」
 図3.5 「運動」
 図3.6 PISA調査における科学的リテラシーの「能力」
 図3.7 PISA調査における「科学の知識」のカテゴリー
 図3.8 PISA調査における「科学についての知識」のカテゴリー
 図3.9 大問及び問いを構成し,分析するツール
 図3.10 科学的リテラシーにおける六つの習熟度レベル
 図3.11 PISA調査における科学的リテラシーの主な要素
 表3.1 知識別に見た科学の得点配分
 表3.2 科学的能力別に見た科学の得点配分
 表3.3 出題形式別に見た科学の得点配分

――第4章 問題解決能力
 図4.1 問題状況
 図4.2 テスト画面
 図4.3 「MP3プレーヤー」課題文
 図4.4 「MP3プレーヤー」問1
 図4.5 「MP3プレーヤー」問2
 図4.6 「MP3プレーヤー」問3
 図4.7 「MP3プレーヤー」問4
 図4.8 「バースデイ・パーティー」課題文
 図4.9 「バースデイ・パーティー」問1
 表4.1 課題の特徴
 表4.2 認知プロセス別問題解決能力のおおよその得点配分
 表4.3 問題の文脈と問題状況の特徴別に見た問題解決能力のおおよその得点配分

――第5章 ファイナンシャル・リテラシー
 図5.1 評価の枠組みのために分野を構造化するためのモデル
 図5.2 問1「市場で」
 図5.3 問2「消費選択」
 図5.4 問3「バイク保険」
 図5.5 問4「銀行の失敗」
 図5.6 問5「給料明細」
 図5.7 問6「株式」
 図5.8 問7「市場で」
 図5.9 問8「新規借入れ」
 図5.10 問9「旅費」
 図5.11 問10「新しい銀行カード」
 図5.12 PISA調査における数学的リテラシーの内容とファイナンシャル・リテラシー
 表5.1 内容別のファイナンシャル・リテラシーにおける配点率
 表5.2 プロセス別ファイナンシャル・リテラシーにおける配点率
 表5.3 状況別ファイナンシャル・リテラシーにおける配点率

――第6章 質問紙
 図6.1 計画的行動の理論
 表6.1 教育的アウトカムと予測因子の二次元分類
 表6.2 PISA2003年調査の質問紙の分類
 表6.3 生徒質問紙:共通部分
 表6.4 生徒質問紙:ローテーション型フォームA・B・C
 図6.2 媒介による調整の例

前書きなど

 生徒たちは将来の課題に向かうための準備がしっかりとできているでしょうか? また,自分の考えを分析したり,推論したり,効果的に伝えたりすることができるでしょうか? 経済及び社会の一員として建設的に,生涯を通じて追求し続けられるような関心のあるものを見つけているでしょうか? OECD生徒の学習到達度調査(PISA)は,こうした問いに答えようとするもので,生徒の知識と技能を測定するための最も包括的で厳密な国際調査です。『PISA2012年調査 評価の枠組み』は,PISA調査の第5サイクルの基礎となる概念的な枠組みを示しています。これまでと同様に,2012年も読解力,数学的リテラシー,科学的リテラシーの調査を実施していますが,今回は数学的リテラシーに中心分野としての焦点が当てられています。その他にも問題解決能力とファイナンシャル・リテラシーという二つの分野を設け,評価が行われています。生徒たちは生徒質問紙に回答し,国際オプションとして教育歴質問紙やICT質問紙にも回答します。さらに,学校の校長や教頭には学校質問紙,保護者にも国際オプションの質問紙に回答してもらうことで,より多くの根拠となる情報が収集されます。PISA2012年調査には,OECD加盟全34か国を含む65か国・地域が参加しています。

OECD生徒の学習到達度調査(PISA)
 PISA調査は,若者たちが実生活で直面する課題に対し,自らの知識と技能を用いて対処する能力に焦点を当てています。このような方向性は,カリキュラムの目標や目的そのものが変化したことを表しています。つまり,生徒たちが単に特定のカリキュラムの内容を習得したかどうかだけではなく,学校で学んだことを使って何ができるのかという点にますます多くの関心が向けられているのです。PISA調査には,以下のような独自の特徴があります。

・政策志向:学習成果に関するデータを,生徒の特性や学校内外での学習を方向付ける重要な要因に関するデータと結び付け,成績パターンの違いに注目し,優秀な成績の生徒,学校,教育システムに共通した特徴を明らかにします。
・革新的な「リテラシー」の概念:これは生徒が主要な教科領域における知識と技能を適用する能力と,様々な状況において問題を提起し,解釈し,解決していく上で,分析・推論・コミュニケーションを効果的に行う能力に関係しています。
・生涯学習との関連性:PISA調査は,生徒の学校の教科における能力を評価するだけでなく,生徒自身の学習への動機付け,自身に関する信念,自身の学習方略についても測定を行うものです。
・定期的な実施:これによって,各国が重要な学習目標を達成する上で,その進捗状況をモニタリングすることが可能になります。
・調査参加国の拡大と協同による事業運営:PISA2012年調査には,OECD加盟34か国に加え,31の非加盟国・地域が参加しています。

上記内容は本書刊行時のものです。