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出版者情報
八代目市川團十郎
気高く咲いた江戸の花
発行:吉川弘文館
四六判
248ページ
定価
2,800円+税
- 書店発売日
- 2016年12月22日
- 登録日
- 2016年11月5日
- 最終更新日
- 2016年12月15日
紹介
江戸後期の花形役者として一世を風靡するも、32歳で突然の死を遂げた八代目市川團十郎。「歌舞伎十八番」など家の芸を継承しながら独自の個性を積み重ねた舞台姿、成田山との交流などを活写。父の江戸追放や孝子表彰、幕府の歌舞伎統制政策などに翻弄される波瀾の生涯とその素顔を、新発見の富士市伊達家所蔵の團十郎一家の手紙を紹介しつつ描く。
目次
プロローグ―気高く、粋に、艶やかに/花の舞台―堺町・葺屋町・木挽町時代(江戸歌舞伎へ登場〈二代目市川新之助/七歳の座頭、初「暫」/襲名直前の芝居〉以下細目略/八代目市川團十郎襲名/座頭就任/三度の「勧進帳」/天保改革始まる)/成田山新勝寺との縁(成田山との交流/寺社への寄進)/花の舞台―猿若町時代(猿若町歌舞伎の幕明け/栄えある孝子表彰/新たな個性の開花/初めての大坂行きと父海老蔵の赦免/新しい役どころに挑む―時次郎・光氏・児雷也・与三郎/甲州亀屋座興行と困惑の中村座/二代目中村富十郎との確執/衝撃の自殺/入り乱れた死の情報)/手紙にみる家族の絆(市川團十郞と伊達家との交流/一五通の手紙)/エピローグ―江戸時代最後の團十郎
上記内容は本書刊行時のものです。