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出版者情報
よみがえる古代の港
古地形を復元する
発行:吉川弘文館
四六判
266ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2017年10月18日
- 登録日
- 2017年9月6日
- 最終更新日
- 2017年9月28日
書評掲載情報
2017-12-03 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
各地に残る「津」のつく地名は、かつて港に関連する土地だった。古代の船は喫水が浅かったので、港はラグーン(内海)に作られた。GIS(地理情報システム)を駆使して全国を探索し、土砂が堆積して陸化する前の景観を復元する。また港を支配し交易で栄えた豪族や、通商を担った海人(かいじん)族、港を繋ぐネットワークから、船・人・物の往来の実態を描き出す。
目次
古代の港を復元する―プロローグ/丹後再訪 丹後半島および若狭周辺における古代の港をさぐる(海上交通の要衝地/天の視点・海の視点/古代の港の痕跡を探す)/「浅い港」と「深い港」 御津と室津(瀬戸内海の港/古代の船の構造)/古代の海上ルートを探る(遣新羅使の道をたどって―瀬戸内海西部の古代海上ルートを復元する/宗像と沖ノ島―海のシルクロードと海人集団)/伊豆と海人集団(カノーを駆る人々/カヌーと古代の日本の船)/都城と港 平安京遷都と海上/水上ルートの変遷(水上交通からみた遷都/長岡京、そして平安京へ)/北方と南方の古代の港(北方世界の古代―標津/南方世界の古代―西表島・網取)/水辺と共にある日本の景観―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。