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出版者情報
〈ものまね〉の歴史
仏教・笑い・芸能
発行:吉川弘文館
四六判
256ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2017年5月22日
- 登録日
- 2017年4月11日
- 最終更新日
- 2017年5月2日
書評掲載情報
2017-07-30 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 下川耿史(風俗研究家) |
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紹介
日本ほどものまね芸が好まれた国はない。我が国では、ものまね芸は独自の発展を遂げたうえ、能・狂言・歌舞伎・落語などの芸能や文学の底流となってきた。人間だけでなく、神仏や動物・草木などあらゆるものが巧みにまねされ、こんにちのものまね芸の隆盛にいたる。その源流と展開の歴史を、仏教芸能との関わりに着目して描いた初めての試み。
目次
ものまねと仏教と諸芸能―プロローグ/アジア諸国のものまね(インドのものまね/中国のものまね/韓国のものまね)/古代日本のものまね(伎楽と散楽の伝来/寺院と宮中、そして市中へ)/ものまねの独立と寺院芸能(ものまねの流行/寺院でのものまね)/ものまねから能・狂言へ(延年の盛行/仏菩薩に扮する儀礼/狂言の成立/能の確立/素人の活躍)/花開く江戸の歌舞伎と声色(歌舞伎の流行/ものまね専門の芸人/歌舞伎と仏像ものまね/役者のものまねの流行)/拡張していくものまね(落語とものまね/ものまねの大流行/声色本の流行/百面相の流行/ものまね興行と流しの声色遣い)/ものまねの近代化(新しいメディアとものまね/現代のものまねの先駆/現在のものまねの源流)/変化と伝統―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。