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江戸の乳と子ども 沢山 美果子(著/文) - 吉川弘文館
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江戸の乳と子ども (エドノチチトコドモ) いのちをつなぐ (イノチヲツナグ)

歴史・地理
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発行:吉川弘文館
四六判
232ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-642-05841-4   COPY
ISBN 13
9784642058414   COPY
ISBN 10h
4-642-05841-9   COPY
ISBN 10
4642058419   COPY
出版者記号
642   COPY
Cコード
C0320  
0:一般 3:全集・双書 20:歴史総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年11月11日
最終更新日
2016年12月3日
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書評掲載情報

2020-03-14 日本経済新聞  朝刊
評者: 平石界(進化心理学者)
2017-01-15 毎日新聞  朝刊
評者: 磯田道史(国際日本文化研究センター准教授・日本近世、近代史)
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紹介

粉ミルクのように有効な代替品がない江戸時代、赤子にとって“乳”は大切な命綱だった。母親の出産死や乳の出が悪い場合、人びとは貰い乳や乳母を確保するために奔走した。生活のため乳持ち奉公に出る女性、長期間乳を呑んでいた子どもの声、乳と生殖の関係などに迫る。乳をめぐる人の繋がりを探り、今、子どもを育てるネットワーク形成の意味を考える。

目次

いのちへの問い、乳への問い―プロローグ/なぜ乳か(乳から何が見えるか/授乳風景は語る/西鶴本に見る乳/乳がない)/命綱としての乳(いのちの管理と乳/上層武士と乳/乳と捨て子/乳沢山あり/捨て子のその後)/売買される乳(乳持ち奉公に出る女たち/乳母を選ぶ/乳の売買の裏側)/ある家族における乳と子ども(「柏崎日記」に見る乳と子ども/渡部家の子どもたちと授乳/乳をめぐるネットワーク/乳を呑むのは「ねんね」)/乳と生殖・胎児観(長期授乳の意味/出生コントロールと乳/乳を呑む「胎内の子」)/歴史の中のいのちと乳―エピローグ

著者プロフィール

沢山 美果子  (サワヤマ ミカコ)  (著/文

1951年福島県に生まれる。1979年お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科人間発達学専攻単位取得退学。現在岡山大学大学院社会文化科学研究科客員研究員、国立民族学博物館特別客員教授。 ※2013年2月現在 【主な編著書】『出産と身体の近世』(勁草書房、1996年 第14回女性史青山なを賞受賞)、『性と生殖の近世』(勁草書房、2005年)、『江戸の捨て子たち その肖像』(吉川弘文館、2008年)。

上記内容は本書刊行時のものです。