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出版者情報
江戸の乳と子ども
いのちをつなぐ
発行:吉川弘文館
四六判
232ページ
定価
1,700円+税
- 書店発売日
- 2016年12月20日
- 登録日
- 2016年11月11日
- 最終更新日
- 2016年12月3日
書評掲載情報
2020-03-14 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 平石界(進化心理学者) |
2017-01-15 |
毎日新聞
朝刊 評者: 磯田道史(国際日本文化研究センター准教授・日本近世、近代史) |
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紹介
粉ミルクのように有効な代替品がない江戸時代、赤子にとって“乳”は大切な命綱だった。母親の出産死や乳の出が悪い場合、人びとは貰い乳や乳母を確保するために奔走した。生活のため乳持ち奉公に出る女性、長期間乳を呑んでいた子どもの声、乳と生殖の関係などに迫る。乳をめぐる人の繋がりを探り、今、子どもを育てるネットワーク形成の意味を考える。
目次
いのちへの問い、乳への問い―プロローグ/なぜ乳か(乳から何が見えるか/授乳風景は語る/西鶴本に見る乳/乳がない)/命綱としての乳(いのちの管理と乳/上層武士と乳/乳と捨て子/乳沢山あり/捨て子のその後)/売買される乳(乳持ち奉公に出る女たち/乳母を選ぶ/乳の売買の裏側)/ある家族における乳と子ども(「柏崎日記」に見る乳と子ども/渡部家の子どもたちと授乳/乳をめぐるネットワーク/乳を呑むのは「ねんね」)/乳と生殖・胎児観(長期授乳の意味/出生コントロールと乳/乳を呑む「胎内の子」)/歴史の中のいのちと乳―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。