版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
平安京はいらなかった 桃崎 有一郎(著/文) - 吉川弘文館
..
【利用不可】

平安京はいらなかった (ヘイアンキョウハイラナカッタ) 古代の夢を喰らう中世 (コダイノユメヲクラウチュウセイ)

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:吉川弘文館
四六判
288ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-642-05838-4   COPY
ISBN 13
9784642058384   COPY
ISBN 10h
4-642-05838-9   COPY
ISBN 10
4642058389   COPY
出版者記号
642   COPY
Cコード
C0320  
0:一般 3:全集・双書 20:歴史総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2016年10月13日
最終更新日
2016年11月2日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2017-01-22 読売新聞  朝刊
評者: 出口治明(ライフネット生命会長)
MORE
LESS

紹介

平安京は本当に必要だったのか―。朝廷の壮大な理念が優先され、住む側にとっては不便きわまりなかった都市。儀礼を演じる劇場として巨大化した“理想の都”は、ついに天皇でさえも空間を持てあまし、やがて縮小をくり返しながら中世京都へと脱皮していく。「使いにくさ」に目を向け平安京を捉え直した、“千年の都”の本質に迫る刺激的な一冊。

目次

中世からは見えない中世京都―プロローグ/平安京の規格と理念(古代のミヤコと中国の都城─律令国家が求めたもの/平安京の規格─座標系に投影された身分秩序の写像/日本の身分制度―ラベルとしての位階官職、原点としての天皇/平安京の構造と身分制度―観念的な秩序の実体化)/実用性なき平安京(平安京を守る朝廷、平安京を破壊する住人/平安京は日本の実情に合わせて造られたか/実用性なき主要街路・朱雀大路/外交の〝舞台〟としての朱雀大路/祭礼の〝舞台〟としての朱雀大路)/大きすぎた平安京―〝平安京図〟という妄想(未完成の平安京/衰退する右京/成長する左京/土地があり余る平安京/平安京を埋められない人口/縮小する政務、引きこもる天皇)/平安京の解体と〝京都〟への転生(摂関政治と平安京の再利用―平安京の終わりの始まり/持て余す大内裏、快適な里内裏─仮住まいに永住する天皇/院政が捨てた大内裏―中世京都への脱皮、抜け殻としての平安京/大内裏を諦めなかった男・信西―選択と淘汰の大内裏再建/信西の中世国家設計と正面観主義―〝背景セット〟としての平安京・大内裏)/内裏の適正サイズと大内裏の中世的〝有効活用〟―エピローグ

上記内容は本書刊行時のものです。