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出版者情報
近代日本の歴史意識
発行:吉川弘文館
A5判
320ページ
定価
11,000円+税
- 書店発売日
- 2018年3月9日
- 登録日
- 2018年2月8日
- 最終更新日
- 2018年9月6日
紹介
数え切れない日常のわずかな出来事が記憶され、時には忘れられた出来事が掘り起こされる。こうした記憶と「記念」に関する問題、それを促した歴史意識を多様な素材を通じて検討。近代日本の歴史意識や郷土意識を論じた12本の論考を、「史家と歴史イメージ」「由緒と顕彰」の2部に編成する。近現代日本において、「歴史」が果たした役割を考察する。
目次
序…羽賀祥二/史家と歴史イメージ(『自由党史』の編纂方針と記述の変容…中元崇智/一九一〇年代の自治体史編纂と「史料」―『名古屋市史』編纂事業を事例として…木村慎平/象徴天皇制と歴史意識…河西秀哉/郷土意識とジェンダー―長崎の〈対岸〉稲佐の歴史的空間化と〈稲佐お栄〉…宮崎千穂/中国における戦争記憶の構築について―「抗日戦争」の表象を中心に…王暁葵/「近現代歴史学」の画期と連続…後藤致人)/由緒と顕彰(津和野藩における藩祖祭祀と神格化…岸本 覚/水戸藩史料の編纂と徳川斉昭の贈位―明治期における水戸藩の顕彰…石井 裕/元寇殉難者贈位と近代日本…石川 寛/大正期における楠公夫人顕彰と女子教育…住友元美/一九三〇年代における歴史顕彰と神社創建…橋本紘希/南朝への視線―王政復古の歴史意識…羽賀祥二
上記内容は本書刊行時のものです。