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出版者情報
日本中世国制史論
発行:吉川弘文館
A5判
336ページ
定価
11,000円+税
- 書店発売日
- 2018年5月14日
- 登録日
- 2018年4月11日
- 最終更新日
- 2018年5月8日
紹介
日本における中世国制の変遷を、初期―前期―後期に分け、その実態を論じる。中央集権国家体制が12世紀初頭に中世国家に転換するとの説を提示した著者が、その後の知見を加えて初期中世国家論を再構成し、さらに隣国高麗の国制に関する学説を批判的に再検討しつつ、鎌倉・室町時代の国制を明らかにし、その体制の終焉に至るまでを見通す意欲作。
目次
序章/初期中世国家の成立(土地・人民の支配体制の転換/王権の転換/初期中世国家体制の成立)/平安日本・高麗前期の国制と政治運営(一〇・一一世紀の王権と政治構造/高麗前期の国制と政治運営/一〇・一一世紀の政治運営と国制)/初期中世国家の構造(後白河院政期の政治構造/政治構造の転換/初期中世国家の構造)/初期中世国家と諸権門・諸国(治天決裁の二つのルート/治天権力と諸権門・諸国/初期中世国家と諸権門・諸国)/鎌倉前期の国制(治天・鎌倉殿と諸権門・諸国/鎌倉初期の政治構造/鎌倉前期の国制)/鎌倉後期の国制と高麗(鎌倉後期の領主・百姓と国家体制/高麗の国制と「武人政権」/鎌倉後期の国家運営―治天・権門と実務官僚)以下細目略/後期中世国家の成立/後期中世国家の構造とその終焉/終章
上記内容は本書刊行時のものです。