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出版者情報
鉄道とトンネル
巻次:8
日本をつらぬく技術発展の系譜
発行:ミネルヴァ書房
A5判
320ページ
定価
2,200円+税
- 書店発売日
- 2018年4月20日
- 登録日
- 2018年3月10日
- 最終更新日
- 2018年9月6日
書評掲載情報
2018-06-24 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2018-05-20 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
鉄道黎明期には、トンネルは鉄道建設の可否やルートの決定を左右するほど「難物」だったが、戦後になると、鉄道近代化の「切り札」となる。こうした鉄道トンネルには、鉄道技術の発展の様子ばかりでなく、日本の近代化の歴史全般を見ることができる。その歴史には、日本人の叡智とトンネルのある各地の人々の知恵がおもいっきりつまっている。鉄道トンネルを通して、ニッポン再発見ということだ。
目次
はじめに
1 トンネルの基礎知識
2 日本列島の背骨を貫く鉄道のトンネル
3 トンネルの工法
4 明治時代を代表するトンネル
柳ヶ瀬トンネル:初めて中央分水界を越えた鉄道のトンネル
碓氷峠:トンネルに始まりトンネルで終わった104年の歴史
板谷峠:明治時代にできたトンネルを新幹線が通る
冠着トンネル:3世紀に渡る現役の鉄道トンネル
笹子トンネル:高尾~塩山間は日本有数のトンネル街道
5 昭和初期を代表するトンネル
清水トンネル:敗れなかった10000メートルの壁
丹那トンネル:15年間に及んだ難工事
関門トンネル:日本初の海底トンネル
6 戦後を代表するトンネル
北陸本線:トンネルにより近代化された路線
青函トンネル:世界に誇る日本一のトンネル
中山トンネル:歴史に残る水との闘い
鍋立山トンネル:まれに見る難工事として世界に知られるトンネル
7 新幹線――地上を走る地下鉄
8 地下鉄――都会のトンネル
終 リニアの時代へ――空飛ぶ飛行機に対して鉄道は地中へ
トンネル豆知識
さまざまな最古のトンネル
扁額のいろいろ
北陸トンネルの列車火災事故
北陸急行ほくほく線にもあるトンネル内の駅
さくいん
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。